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5月28日(金)知事会の反発

2010-05-28 15:27:15 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
5月28日(金)知事会の反発

鳩山首相は昨日東京で開かれた全国知事会に出席し、沖縄で行われている米軍訓練の一部を各都道府県に分散して受け入れるよう協力を要請した。米軍基地の75%が集中する沖縄の負担を少しでも減らそうという考えだろうが、それならなぜもっと早くから知事会に働きかけなかったのだろう。米軍基地問題は日本国全体で論議すべき事柄だと思うからだ。

ところが、案の定知事会の反応は冷たいものだった。「できる限りのことをしたい」と前向きの反応を示したのは橋下・大阪府知事だけで、他の知事からは首相の対応に対する異論が相次いだ。端的に言えば「負担の肩代わりはご免だ」と言うことである。

首相はここでも準備不足を露呈した。負担を沖縄に過重に押し付けてはならないと言う「正論」を以って協力を要請すれば、知事会から色よい返事が返ってくると思っていたのだろうか。前にも書いたとおり、沖縄の負担軽減問題は「総論賛成、各論反対」なのである。選挙で選ばれる知事は地域住民が望まない、あるいは危険が危惧される案件をすんなり受け入れるはずがない。

そのことは当初から想定内のことだったはずである。だからこそ普天間問題が俎上に上ると同時に知事会への働きかけを始めるべきだった。それなのに受け皿を用意しないで「少なくても県外」などと不用意な発言を繰り返した首相は明らかに誤っていた。

今日打ち出す予定だった普天間移設に関する政府方針も土壇場に来て社民党の強い反発に会い、今日の発表を見送った。政府方針を閣議決定にするのか閣議了解にするのか、それとも首相発言にとどめるのかさえ決めかねている。すべては首相がまいた種なのだから、最後は首相が決断する以外に道はない。