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5月13日(木)再び普天間問題

2010-05-13 17:21:31 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)

政府は沖縄・普天間飛行場の移設計画を5月中に決着させることを断念した。鳩山首相はまた前言を翻さざるを得なかった。急いで変な結論を出すよりはいいかもしれないが、また約束を破ったと思われても仕方がない。

沖縄に重くのしかかる米軍基地の負担を少しでも減らそうと言う現政権の姿勢は間違っていない。国民の大多数もそう思っているだろう。でも、そう思う人の大部分は総論賛成、各論反対なのだ。普天間の一部機能移設先として浮上した徳之島の反応をみれば明らかである。

言っては失礼だが砂糖キビ栽培以外にはこれといった産業もない離島にしてこうなのだから、本土の人口密集地なら基地反対の声はもっと大きくなる。沖縄県民の苦痛は忘れて反対を叫ぶに違いない。

沖縄の負担を国内問題として処理するには限界がある。沖縄にある基地をどこにもって行こうとしても移転先は反対するに決まっている。アメリカが占領下の沖縄で土地を取り上げ有無を言わさず基地を作ったのとは事情が違う。

日本に復帰してもアメリカ占領当時とほとんど変らない重荷を背負わされている沖縄問題を基本的に解決に導くには、日本がアメリカと直談判して基地を少しでも減らす以外に道はないのだ。鳩山首相は政権の座についた後に、在沖縄米軍の抑止力の重要性に気づいたと寝ぼけた事を言って、普天間の基地機能をほとんどそのまま沖縄に残すと言うにいたっては、何をか言わんやである。

誰のための抑止力か考えてみるがいい。アメリカが真っ先に考えるのは自国の利益である。日本は多大の犠牲を払って基地を提供する見返りとして、アメリカの抑止力の傘の下に入れてもらっているに過ぎない。それも有事のときは日本は後回しになると思っていた方がいい。

基地を提供している日本はアメリカに対してもっと率直にものを言い、沖縄基地縮小の方向に持って行くことこそ沖縄県民のためになる。時間がかかり迂遠なようだが政府は方針を転換した方がいい。