ロイドベンチャーシステム雑記<ロイドの日記>

弊社「株式会社ロイドベンチャーシステム」は、千葉県(主に南房総地域)でパソコンの何でも屋をしています。

次のファイルが存在しないかまたは壊れているため、Windowsを起動できませんでした:Ntfs.sys

2012-04-11 17:10:45 | 技術部屋より
 

お客様から相談が。
「WindowsXPのノートパソコンがエラーで起動できなくなった。」

 
 

ご訪問にて機体を確認。
 

黒い画面に下記メッセージ
Dsc_0002_r
 次のファイルが存在しないかまたは壊れているため、Windows を起動できませんでした:
 System32\Drivers\Ntfs.sys

 

セーフモード等での起動もだめでした。
 

経緯をお聞きしたところ、ADSLモデムに直結でインターネットをできるように"古い"フレッツ接続ツールのCD-ROMをインストールしたらエラーとなり、以後起動できなくなったとのこと。
 

恐らくXPには対応していないソフトのインストールにて、OSに異常が生じたものと思われます。

 
 

エラーメッセージでインターネット検索すると、まあ、なんとも沢山このエラーの事例が見つかります。
 

ハード系(HDD、メモリ等)の故障が起因するものはともかくとして、ソフトウェアが原因の対処案としてMicrosoft関連サイトに下記記事があります。
 

 Microsoftサポート 文書番号: 822800
  ハード ディスクを NTFS ファイル システムに変換後
  Windows XP を再起動したときのエラー メッセージ
  "次のファイルが存在しないかまたは壊れているため、
  Windows を起動できませんでした: System32\Drivers\Ntfs.sys"
  http://support.microsoft.com/kb/822800/ja
 

  対処概要: Ntfs.sysをCD-ROMからコピー

 
 

該当機は有名家電メーカーの製品であり、付属している再セットアップ用の媒体は専用リカバリ用。
よって、Microsoftサポートで紹介されている方法は使えません。
 

これは腰を据えた作業が必要です。
ノートパソコンをお預かりし対処することに。

 
 

セーフモードでさえ起動できないので、ちょっと難儀。
 

CDブートのLinuxで起動。
社内の正常稼働しているXPの「Ntfs.sys」をUSBメモリ経由でコピーしてみました。
 

さてXP起動。
やはりダメ。
想像はしていたのですが「Ntfs.sys」が壊れているわけではありませんでした。
 

これはちょっと面倒なことになりそうです。
 

HDDクラッシュ等のハード系故障かもしれません。
せめて可能であるならばユーザファイルは救ってあげたい。
 

内蔵2.5インチHDDを取り外し、弊社PCにUSBアダプタ経由で接続。
 

幸いHDDには下記のようなことは行われておりませんでした。
 ・このドライブを圧縮してディスク領域を空ける
 ・暗号化
 ・ログインユーザのパスワードによる ユーザフォルダの保護
これなら悩まずユーザフォルダを救えそうです。
 

主要ユーザファイルをコピー。
 ・マイドキュメント
 ・マイピクチャ
 ・デスクトップ
 ・お気に入り
 ・Outlook Expressの送受メール
 ・アドレス帳面
これらはCD-Rにコピーしておきます。
 

折角HDDにアクセスできるので、Windowsのディスクチェックを実施。
結果は問題なし。
おお!
確実とまではいいませんが、HDDクラッシュの可能性は低そうです。
 

これならOSを再セットアップすれば良さそう。

 
 

HDDをノートパソコンに戻し、パソコン付属のリカバリディスクで再セットアップ。
無事出荷時の状態に戻りました。
リカバリ中、HDDエラーがでるのでは?と注意していたのですが、杞憂に終わったようです。
 

現在、再セットアップ中。
 ・初期設定
 ・WindowsUpdate/MicrosoftUpdate
 ・アプリ(MS-Office等)類インストール
 ・CD-Rにバックアップしたユーザファイルの戻し。
 

早ければ明日にはお客様に納品できそうです。

 
 

----

 

ちなみに、過去に何度かこのエラーの対処依頼を受けたことがありますが、「Ntfs.sys」のコピーで解決できた事例は私にはありません。
HDDクラッシュだったケースと、OS再セットアップが必要になったケースがほとんどです。

 




2012年04月 MicrosoftUpdateで表示される更新の参考画面

2012-04-11 11:14:53 | 技術部屋より

 


2012年04月11日
本日はWindowsUpdate/MicrosoftUpdateの毎月の定期更新日です。


 

MicrosoftUpdateを手動で行った際に表示されるパッチ類の参考画面を掲載します。

 
 
【参考機体】
OS:Windows7 Professional 32Bit版
    Service Pack1 適用済み
Microsoft Office 2007 Professional
    Service Pack3 適用済
InternetExplorer9 適用済み (WindowsUpdateにて)

 
 

前回の定期WindowsUpdate実施は3/14(過去記事あり)
緊急性の低い物も含め、「Microsoft Security Essentials」以外の殆どのオプションも適用済みです。

 

 

 

Dsc_0022_r

 

表示されるパッチの種類や数は、ご利用Microsoft Office Suiteやランタイム等によりケースバイケースですので、あくまで参考程度と思ってください。

 

詳細情報が知りたい方は、こちらをどうぞ

 Microsoft Security TechCenter マイクロソフト セキュリティ情報

 






2012年04月のWindowsUpdate/MicrosoftUpdateが公開

2012-04-11 09:42:48 | 技術部屋より

 

Windows系OSのセキュリティホールを解決するWindowsUpdate/MicrosoftUpdate
 

定例的な新修正プログラム配布の目安タイミングは、毎月の第2水曜日。
(ただしくは、アメリカ時間の毎月の第2火曜日が基点なのですが)
 

そして本日(2012/04/11)もいくつかの修正プログラムが配布開始となりました。
 

 「ちょっと休憩しようかな」
 

などという時に、手動で実行されてはいかがでしょう?
 
 
 
----
 

WindowsUpdate/MicrosoftUpdate 手動実行例
 

1.OSのスタートメニューからの起動
  ・スタートボタン ― すべてのプログラム - WindowsUpdatもしくはMicrosoftUpdate
 

2.Internet Explorerからの起動
  ・メニューバーにて、 ツール(T) - WindowsUpdate(U)
 

----
 

Microsoftダウンロードセンターでは、毎月のWindowsUpdateの配布プログラムを格納した「ISOイメージ」の配布もしております。
 

 ・マイクロソフトのダウンロード・センター 「セキュリティ リリース ISO イメージ」 検索
 

 ・2012年04月10日時点の最新 2012 年 4 月 セキュリティ リリース ISO イメージ 直リンク

 
 

インターネットに接続できないパソコンに対しては、他PCで上記を入手することで修正プログラム適用ができます。
内容は最新とは限らないようですね。 (一か月遅れ?)
入手、CD-R/DVD-Rへの焼き付けも含め、ちょっと難易度が高いので、一般の方にはおすすめできませんが。

 
 
 
更に「MicrosoftUpdate カタログ」を利用するという手もあります。
こちらはパソコン管理担当者向けになりますね。

 
 

※Microsoftダウンロードセンター、MicrosoftUpdateカタログなどのページは、InternetExplorerでの閲覧を前提に設計されています。
普段FireFox 、Google Chrome等を使われている方は、この処理だけはInternetExplorerを使った方がいいでしょう。