ロイドベンチャーシステム雑記<ロイドの日記>

弊社「株式会社ロイドベンチャーシステム」は、千葉県(主に南房総地域)でパソコンの何でも屋をしています。

出先で便利な超小型無線LAN内蔵ルータ[LAN-W150N/RSPS] その2:設定してみた

2011-10-12 18:47:18 | 商品紹介
 

ロジテック(ELECOM)が販売する小型で安価な無線ルータ
 [LAN-W150N/RSPS]
 http://www.pro.logitec.co.jp/pro/g/gLAN-W150NRSPS/
 
 

前記事(その1)にて外観などの写真を掲載しました。
 

今回は設定してみます。
 
 

私がこの小型ルータを使うであろうケースは2つ
 

1.ネット障害切り分けのテスト機
お客様から「インターネットが使えなくなった!」という相談があったとき、
 ・ルータが悪いか?
 ・無線親機が悪いのか?
持ち込んだ[LAN-W150N/RSPS]を暫定設置すれば、判断材料にできます。
 
 

2.出張先で自前のパソコン等の機器をインターネットに接続
出先のネット環境下に[LAN-W150N/RSPS]を接続し、多段ルータ構築。
 

これにより自前のパソコン等の設定を変更せずにネット接続が可能となります。
それに、一応LANのセグメントは分かれますから共有フォルダ誤参照の可能性も減らせますし。
 
 

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今回は、
「2.出張先で自前のパソコン等の機器をインターネットに接続」
を想定し実験してみます。
 
 

1.接続
脇腹のモードが「Router」になっていることを確認。
会社のブロードバンドルータ(DHCPサーバ機能有効)のLANポートと、[LAN-W150N/RSPS]のWANポートを接続。
[LAN-W150N/RSPS]の1口しかないLANポートとパソコンを有線接続。
 

よし。
ACアダプタで給電開始。
 
 

2.管理画面を開く。
ブラウザで、[LAN-W150N/RSPS]のIPアドレス(規定値 192.168.2.1)を開きます。
このIPアドレス、あえて"2"であることが好感持てますよね。
多くのメーカーのルータのIP初期値は192.168.1.1ですから、多段ルータの際に親ルータとのIPアドレスバッティングを気にせずにすみます。
Sn3l0646_r
ログインユーザ&パスの初期値は、admin/admin
 

画面は随分シンプルです。
Sn3l0647_r
 

ものすごく簡易的ではありますが、一応インターネット接続ウィザードもあります。
Sn3l0648_r_2
 
 

3.ひととおり管理画面をみる。
 

無線基本設定
Sn3l0649_r_2
 

無線セキュリティ設定
Sn3l0650_r_2
暗号方式は、一応WEP~WPA2-PSK,WPA-Mixedができるようで。
Sn3l0651_r
共有キーは通常弄る必要はないかと。
底面シールのキーをそのまま使えば楽でしょうから。
 

LANの設定もかなりシンプル。
Sn3l0652_r
いや、シンプルどころか、DHCPサーバ機能を内蔵しているのに、DHCPサーバのIP割付範囲を設定する画面がありません。
どうやら
 192.168.2.100~192.168.2.200
を、そのまま使え!ということのようです。
 
 

4.多段ルータの下位ルータとして設定
はじめの「インターネット接続ウイザード」にて、インターネット回線種別を「DHCP」に。
(ここでPPPoEにすればプロバイダ指定のログインIDとパスワード等を入力するわけです。)
 

上位ルータは普通のブロードバンドルータとして稼働していて、DHCPサーバ機能も有効。
よってもうこれだけで有線接続のパソコンは接続できました。
 
 

5.無線LAN接続設定
普通にアクセスポイント検索をさせます。
[LAN-W150N/RSPS]のSSIDを検出させ、キーを打つことで完了。
 

SSIDと暗号キーの意味が分かっている人にとっては楽勝でしょう。
(AOSS等に頼り切りの人にはちょっと辛いかな?)
 
 

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本製品 [LAN-W150N/RSPS]
トラブル対応の暫定機や評価用機器としては、価格も安いですし悪くないです。
むしろ最低限の機能しか無いことこそ、いいのかも。
 

トラブル対応などの際に
 「じゃじゃーん!こんなこともあろうかと!」
と言って、問題処理に使える道具です。
 

ただし、あくまでも携帯用ですね。
職場や自宅の据え置き機器としてはお勧めできません。
 

ブロードバンドルータとしてみたら、PPPoEマルチセッション、UPnP、DMZその他の現代のルータでは当たり前の機能はありません。
無線親機としてみると、電波も弱いですし、無線規格もちょっと不満がありますから。
 
 

まあ、
 「あれば嬉しいかもしれない」
という道具ですね。
 
 




出先で便利な超小型無線LAN内蔵ルータ[LAN-W150N/RSPS] その1:外観

2011-10-12 18:38:07 | 商品紹介
 

ロジテック(ELECOM)が販売する小型で安価な無線ルータ
Sn3l0626_r
 [LAN-W150N/RSPS]
 http://www.pro.logitec.co.jp/pro/g/gLAN-W150NRSPS/
 

試して見ました。
 
 

添付品はこの程度。
Sn3l0627_r
 ・本体
 ・ACアダプタ
 ・LANケーブル
 ・マニュアル類
 

サイズはこの通り
Sn3l0632_r
手のひらにのります。
 
 

前面のパイロットランプ
Sn3l0648_r
まあ基本的なものですね。
 
 

背面
Sn3l0649_r
 ・小指程度の長さしかない小型アンテナ
 ・WANポート : ADSLモデム/光終端装置/上位ルータ等接続に使います。
 ・LANポート : パソコン等接続用
 ・電源 : USB給電対応
 
 


脇腹のモード切り替えスイッチ
Sn3l0653_r
 ・AP:無線親機(アクセスポイント)のみとして作動
 ・Router:ブロードバンドルータ兼無線親機
 
 

底面
Sn3l0650_r
シールには、MACアドレスとともに、規定値の無線暗号キーが。
 
 

ACアダプタ
Sn3l0661_r
USBミニポート
出力は、DC5V 0.6Aと記載されていますね。
 
 

さて、次は設定画面を確認してみましょうか。
 

 → その2に続く
 



2011年10月のWindowsUpdateが公開

2011-10-12 09:19:55 | 技術部屋より


Windows系OSのセキュリティホールを解決するWindowsUpdate/MicrosoftUpdate



定例的な新修正プログラム配布の目安タイミングは、毎月の第2水曜日。
(ただしくは、アメリカ時間の毎月の第2火曜日が基点なのですが)


その第2水曜日である本日(10/12)もいくつかの修正プログラムが配布開始となりました。


「ちょっと休憩しようかな」
などという時に、手動で実行されてはいかがでしょう?


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WindowsUpdate/MicrosoftUpdate 手動実行例


1.OSのスタートメニューからの起動
  ・スタートボタン ― すべてのプログラム - WindowsUpdatもしくはMicrosoftUpdate


2.Internet Explorerからの起動
  ・メニューバーにて、 ツール(T) - WindowsUpdate(U)


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Microsoftダウンロードセンターでは、毎月のWindowsUpdateの配布プログラムを格納した「ISOイメージ」の配布もしております。


 ・マイクロソフトのダウンロード・センター 「セキュリティ リリース ISO イメージ」 検索
 ・2011年10月第2週時点の最新 2011 年 10 月 セキュリティ リリース ISO イメージ


インターネットに接続できないパソコンに対しては、他PCで上記を入手することで修正プログラム適用ができます。
内容は最新とは限らないようですね。 (一か月遅れ?)
入手、CD-R/DVD-Rへの焼き付けも含め、ちょっと難易度が高いので、一般の方にはおすすめできませんが。



更に「MicrosoftUpdate カタログ」を利用するという手もあります。
こちらはパソコン管理担当者向けになりますね。




※Microsoftダウンロードセンター、MicrosoftUpdateカタログなどのページは、InternetExplorerでの閲覧を前提に設計されています。
普段FireFox 、Google Chrome等を使われている方は、この処理だけはInternetExplorerを使った方がいいでしょう。