お客様から質問を頂く事があります。
「ウィルス定義ファイルってなに?」
もしくは、
「ウィルス対策ソフトのパターンファイルって?」
このような御質問には、私はこうお答えしております。
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ウィルスは毎日のように新たに作られます。
人間に例えれば、
・ウィルス対策ソフト = お医者さん
・ウィルス定義ファイル=ウィルスを治せるワクチン
です。
新種ウィルスが発見されるとセキュリティ対策ソフトのメーカーは急い検体(ウィルスが感染したプログラム)を入手し解析をすすめます。
対処方法が判明すると、それを「ウィルス定義ファイル=ワクチン」として、インターネットを通じ配布可能にするのです。
ウィルス対策ソフトは決められたスケジュールに従い、インターネットを通じて問い合わせを行います。
・私の知らない病気用のワクチン(ウィルス定義ファイル)
何か作られていますか?
・ああ、ありますか!
なら免疫つけたいので下さい。(ダウンロードによるアップデート)
これが日々のウィルス対策ソフトの更新になるわけです。
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しかし、
いくらワクチンが最新であっても、肝心のお医者さんが新しい病気の治療方法を知らなくては対処できませんよね。
お医者さんは研究会や論文で勉強します。
ウィルス対策ソフトは、「プログラム(エンジン)」を更新することで、それを実現します。