先日、ショップブランドBTOパソコンをお使いのお客様から相談を頂きました。
「安くて買ったパソコンなんだけど、最近ネットゲームの動きが悪い。
買ったショップに連絡したら、グラボの性能が低いと言われたが意味不明。
なんとかして」
※グラボ = グラフィックボード、ビデオカードとも言います。
確認したところ、搭載のグラボは GeForce 8500 搭載の物。
4年ぐらい前はともかく、現行のゲームの一部には少々非力です。
さて、どうしたものか。
まず、目で体感できる程度にはGeForce8500より性能のいいグラボを探さねば意味がありません。
ですが、最近のグラボの多くは消費電力&発熱が増えています。
これが自分が所有する自作パソコンなら、グラボ交換にともない電源ユニットの交換まで行うのですが。
しかも放熱の問題もあるので、ケース内の放熱ファンも考えねばならなくなります。
いくつか調べた結果、お客様のパソコンの場合は、補助電源不要のGeForce GTS450搭載製品ならば、電力的になんとかなりそうとわかりました。
参考製品 ASUS製 [
ENGTS450 DC SL/DI/1GD3]
不安要素は、大型のヒートシンク(放熱板)と、それににつながるパイプの高さ。
ケース内に収まらないようではこまります。
訪問し、お客様のパソコンの筐体の中身を見せていただきました。
ケースはタワー型で中に十分すぎる余裕があり、しかも上に飛び出たパイプが蓋にぶつかることはなさそうです。
成功の確約はできないと伝えた上でお見積もりをしたところ、それでも良いとのことであったので受注を受けることに。
納品の際に、製品の写真をとらせていただきましたので掲載します。
1.箱
2.表面をあちこちの角度から
見ての通り、上につきでた放熱版への熱伝導パイプの大きさが気になります。
ケースによっては基盤自体や放熱版はよくても、このパイプがぶつかって搭載できないことが十分考えられます。
基盤自体はそれほど大きくないのですが、放熱版が巨大ですね。
厚みは2スロットを占有するほどです。
放熱を考えると、更にその下の3スロット目も空間的には空いていないと熱がこもりそうな気がします。
画面出力コネクタは、DVI-I・D-Sub・HDMIです。
3.裏返して
やはり飛び出たパイプが気になりますね。
メーカー(ASUS)のページには具体的なサイズの表記が無いようです。
次の記事(
ASUS:ENGTS450 DC SL/DI/1GD3 写真その2)にて、大まかにサイズを測った写真を掲載します。