一カトリック信者(ジュゼッペ)の日々想い

聖ヨゼフを愛する一カトリック信者の日々を綴ったブログです。

フランツ・シューベルト

2018-12-13 07:45:55 | クラシック音楽
高校時代から現在までクラシック音楽のみを聴き続けたきっかけがシューベルトでした。大抵の子供は中学生で音楽に目覚めるといいます。それまで周りの友達が聴くという歌謡曲と言われるものに私は少し物足りなさを感じていました。
その頃の音楽は小室哲哉氏の音楽など日本のヒップホップなどは絶頂期を迎えていたと思われるそんな時代でした。しかし私にはやはり流行歌は心地よいものを提供する反面そこには普遍性も不変性も感じることは出来なかったのです。そこがクラシック音楽以外聴けなくなった理由でもあります。
 当時高校生になるとクラスで一番利口そうなK君がいました。彼に好きな音楽を聴くと、案の定クラシック音楽を聴いているということでした。その当時聴く音楽によってその人となりがやはり反映するものだと私は確信をしていたので、K君も真面目な女子であるHさんにも共通する音楽、それがクラシックだったのです!(笑)さっそくK君におすすめのクラシック音楽をテープ(死語?(笑))に入れてくれるということになりました。今でも覚えているのが、ヴィヴァルディ神父の『四季』やバッハのオルガン曲、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ、そして一際私にマッチしたのがシューベルトの『軍隊行進曲』だったのです。歌詞や歌声の無い器楽曲の持つ魅力を再発見したのです。
シューベルトといえば、歌曲王として知られ、皆さんも知っている『ます』『野ばら』『魔王』が有名ですが、私が好きなシューベルトの曲は、交響曲第8(9)番ハ長調「ザ・グレート」、未完成交響曲、ピアノ・ソナタ第21番、アルベジオーネソナタ、後期の弦楽四重奏曲などを聴くと自然と忘れていた高校生時代を思い出すことができます。
美しい旋律の間に時折見せる暗い陰が感受性豊かな私の青春期を充実させてくれました。シューベルトは31歳でこの世を去りましたが長生きしてたらどんな音楽を作ったのでしょうか。
次は違う作曲家の事も書いてみたいと思います。

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