私はクラシック音楽しか聴かないのですが、この時期に相応しいクラシック音楽の話をしてみます。
死者の月ももう終わろうとしています。モーツァルトのレクイエムがあちこちのブログで取り上げられるのも必然的です。
モーツァルト(アマデウス)は父レオポルトの影響が非常に強いことで有名で、レオポルトがフリーメーソン会員だということで、アマデウスもフリーメーソン会員になってしまいました。破門されたカトリック信者は教会墓地に眠ることは無く、アマデウスの墓は教会墓地では無く共同墓地に埋葬されたという説があります。音楽史上有名なアマデウス・モーツァルトの墓は未だに発見されないままです。
さて、モーツァルトの有名なレクイエムは未完の曲の半分を弟子たちが作曲して補完したと言われています。
さて、ここはカトリック信者としてレクイエムミサの批評は置いといて、実はモーツァルトのレクイエムミサには2つの有名な録音があります
レクイエムの音楽ではなく、レクイエム『ミサ』です!
なんと、丸ごとミサと音楽をそのまま録音したものです。もちろん聖なるトリエントミサです。
まず有名なのは、1964年のケネディ大統領の追悼ミサで、これはボストン教区のカッシング枢機卿が司式されています。聖変化や聖福音の朗読など通常のミサの祈りが録音されています。英語的なラテン語の発音ですが、トリエントミサが丸ごと録音されている貴重な音源で、これはCDにもなっています。
あとは今手元に無いのですが、ー家に帰れば確認できますがー1955年のオーストリアの大聖堂の助任司祭(神父)司式のレクイエムミサです。こちらはモノラル録音ですが、きれいなラテン語を唱える司祭の声が入っていています。ブルックナーの演奏で有名なドイツの巨匠ヨッフムが指揮です。
このモーツァルトのレクイエムを使ってミサを行った録音はこの二種類だけと言われており、が現在手に入るものです。
まもなく待降節です!よい待降節をお迎えください。
追記
CDの内容を教えます。
「ジョン・F・ケネディ追悼 死者のための荘厳司教ミサ」
モーツァルト:レクイエム
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)ボストン交響楽団、他
司式:リチャード・カッシング枢機卿(ボストン大司教)
助祭:マシュー・P・ステイプルトン神父(聖ヨハネ神学校長)
副助祭:フランシス・S・ロッシター神父(聖ヨハネ神学校祭式長)
聖ヨハネ神学校生たち
モーツァルト:レクィエム ニ短調K626
オイゲン・ヨッフム(指揮)ウィーン交響楽団
大聖堂助任司祭ベナル(司式)
【録音】
1955年12月5日 ウィーン,シュテファン大聖堂(ライヴ)
《モノラル録音》
この他にももう一つ。レクイエムでは無いのですが、クラシック音楽のCDでモーツァルトの戴冠式ミサ曲で、カラヤンが指揮をしてヨハネパウロ2世が司式するCDも存在します。しかしミサがどこでも行われている新しいミサなので、上記のCDのような緊迫感や荘厳さはあまり感じられませんでした。でもミーハー気質でヨハネパウロ2世の声そしてラテン語だけで有り難がる人にはおすすめです(笑)
死者の月ももう終わろうとしています。モーツァルトのレクイエムがあちこちのブログで取り上げられるのも必然的です。
モーツァルト(アマデウス)は父レオポルトの影響が非常に強いことで有名で、レオポルトがフリーメーソン会員だということで、アマデウスもフリーメーソン会員になってしまいました。破門されたカトリック信者は教会墓地に眠ることは無く、アマデウスの墓は教会墓地では無く共同墓地に埋葬されたという説があります。音楽史上有名なアマデウス・モーツァルトの墓は未だに発見されないままです。
さて、モーツァルトの有名なレクイエムは未完の曲の半分を弟子たちが作曲して補完したと言われています。
さて、ここはカトリック信者としてレクイエムミサの批評は置いといて、実はモーツァルトのレクイエムミサには2つの有名な録音があります
レクイエムの音楽ではなく、レクイエム『ミサ』です!
なんと、丸ごとミサと音楽をそのまま録音したものです。もちろん聖なるトリエントミサです。
まず有名なのは、1964年のケネディ大統領の追悼ミサで、これはボストン教区のカッシング枢機卿が司式されています。聖変化や聖福音の朗読など通常のミサの祈りが録音されています。英語的なラテン語の発音ですが、トリエントミサが丸ごと録音されている貴重な音源で、これはCDにもなっています。
あとは今手元に無いのですが、ー家に帰れば確認できますがー1955年のオーストリアの大聖堂の助任司祭(神父)司式のレクイエムミサです。こちらはモノラル録音ですが、きれいなラテン語を唱える司祭の声が入っていています。ブルックナーの演奏で有名なドイツの巨匠ヨッフムが指揮です。
このモーツァルトのレクイエムを使ってミサを行った録音はこの二種類だけと言われており、が現在手に入るものです。
まもなく待降節です!よい待降節をお迎えください。
追記
CDの内容を教えます。
「ジョン・F・ケネディ追悼 死者のための荘厳司教ミサ」
モーツァルト:レクイエム
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)ボストン交響楽団、他
司式:リチャード・カッシング枢機卿(ボストン大司教)
助祭:マシュー・P・ステイプルトン神父(聖ヨハネ神学校長)
副助祭:フランシス・S・ロッシター神父(聖ヨハネ神学校祭式長)
聖ヨハネ神学校生たち
モーツァルト:レクィエム ニ短調K626
オイゲン・ヨッフム(指揮)ウィーン交響楽団
大聖堂助任司祭ベナル(司式)
【録音】
1955年12月5日 ウィーン,シュテファン大聖堂(ライヴ)
《モノラル録音》
この他にももう一つ。レクイエムでは無いのですが、クラシック音楽のCDでモーツァルトの戴冠式ミサ曲で、カラヤンが指揮をしてヨハネパウロ2世が司式するCDも存在します。しかしミサがどこでも行われている新しいミサなので、上記のCDのような緊迫感や荘厳さはあまり感じられませんでした。でもミーハー気質でヨハネパウロ2世の声そしてラテン語だけで有り難がる人にはおすすめです(笑)
AmazonやHMVそしてタワーレコードでも購入する事が出来ます。
レクイエム(1964年ケネディ大統領追悼ミサ実況)ラインドルフ指揮ボストン交響楽団です。
そして
シュテファン大聖堂におけるモーツァルトの命日ミサ典礼ライヴ
ヨッフム指揮ウィーンフィルです。
ヨッフム版は現在在庫があまりなく中古を探すことになるかも知れません。
是非聴いて見てください。
Amazonで探してみたのですが、「レクイエム、ラインドルフ、ボストン交響楽団」で検索しても見つかりません。検索名を教えてもらえませんか?
モーツァルト:レクイエム https://www.amazon.co.jp/dp/B000J10DSY/ref=cm_sw_r_other_apa_ygJaCb1RSKR47
どうぞ私のためにお祈りください。
神様の祝福があります様に。
「モーツァルト:レクイエムk.626(追悼ミサ付」
モーツァルト:レクイエム
若杉弘(指揮)読売日本交響楽団
司式:ルカ荒井金蔵神父
助祭:イグナチオ関戸順一神父
副助祭:マルコ金井久神父
聖歌:聖アントニオ神学院聖歌隊
(1965年12月4日、東京カテドラル聖マリア大聖堂における追悼ミサの完全実況録音)
キングレコードが制作したレコードを、タワーレコードが2011年に復刻(NKCD6568)
ご参考までに
貴重な情報ありがとうございました。
タワーレコード限定のもので現在廃盤ですね。
ヨッフム盤が生誕200周年を記念するもので東京のは没後175周年ですね。ショルティ指揮の没後200周年盤もあるのですが、モーツァルトの作曲なのですが、ミサは新しいミサでした。
待降節に入りましたね!一層のお祈りを致しましょう。
黒い祭服のトリエントミサでは、オルガンなどの楽器の使用を(原則)しない、と理解していました。
しかし、1955年のオーストリアのレクイエムミサでは管弦楽の伴奏つきでささげられたということですね。
レクイエムで楽器を使用していいのかという点について、何人かの伝統派の司祭をも含めてお聞きしました。かなり前の話です。
ある方は、レクイエムは黒の典礼ですから、楽器はNGです・・・。これが原則だと思います。
あるフランス人司祭。昔から使用していました。1000人集まる葬儀で、楽器の伴奏なしでどうやって歌いますか?美しく均整のとれた聖歌がささげられますか?
長崎。戦後のお葬式が多かった時代の話。シスターがオルガン伴奏をしておられましたよ。
モーツァルトだけでなく、フォーレもヴェルディもレクイエムの管弦楽付きの楽譜を残しています。
実際の御ミサで管弦楽を教会に持ち込んで演奏することが目的だったのか、彼らの芸術的表現の一つとして、グレゴリオ聖歌の典礼文を用いて、レクイエムの作品を完成させようとしたのか、疑問を持っています。
私もクラシック音楽しか聞きません。
聞こえてきても、聴かない、聴こえないという状態です。
ですから、カトリック教会の中で歌われる、どう見ても(聞いても)、古典音楽の様式を踏襲していないと思われる音楽は、「馬の耳に念仏」状態です。
話を戻しますが、たとえば現在のトリエントミサで、フォーレのミサ曲を管弦楽付きでささげることが、いいのか、避けるべきなのか、どちらなのでしょう?
はじめまして。
私も詳しいことは分かりませんが、今回の音源は遺体が無いレクイエムミサということです。
1955年のヨッフム版はモーツァルトの生誕200周年を祝うものでした。それもモーツァルトの縁の大聖堂ということでした。ケネディ大統領のは1964年。これもあくまでも「追悼」というところに何かヒントがあるのかもしれませんね。条件が揃えばミサに使っていいということなのでしょうか。聖ピオ10世の聖楽の自発教礼には「特別な場合においては、適当な限度内で、又、適切な用心をもって、他の楽器を用いることが出来る。けれども、その為には、司教式典書の規定に従い、必ず、教区長の許可を得なければならない」とあります。
それとフォーレのレクイエム曲は実際は演奏用でミサで使えないというのが定説だったような気がします。
色々な歴史的な作曲家は特別なミサのためにミサ曲を残していますが、太古から伝わるグレゴリオ聖歌が最も美しいというのは、各作曲家の誰しもが認めています。
話変わってマリ様の好きな作曲家と曲はなんですか?
とりわけ私は交響曲と協奏曲をよく好んで聴いております。
無原罪の御宿りの大祝日に質問してくださいました。
大祝日の8日目を迎えましたが、新しいシューベルトの記事をアップされましたね。なるほど・・・。
私は、改めて好きな作曲家は誰だろうと考えてみたのです。
私の場合は、子供時代からクラシック漬けです。ピアノ曲を通じて、クラシック音楽に近づくことになりました。
小学生時代は、J.S.Bach のクラヴィーア曲(オルガンではなく、現代のピアノで弾ける曲、平均律I巻Ⅱ巻、多くの組曲など)、協奏曲(コンチェルト)を含むモーツァルトのピアノ曲、ショパンのピアノ曲が理屈なく好きで、今は弾けなくても、親に楽譜を買ってもらい、鉛筆片手に、和声を調べ、テーマ(主な旋律)の展開を調べ、楽譜に書き込んでいました。
子供時代に自分が弾いたハイドンのピアノコンチェルトは今も大好きです。
ハイドンもフリーメーソンという説がありますね。
その後カトリックの学校に入学し、音楽のシスターの弾かれるオルガン曲に出会います。
この続きは、もしご興味がおありなら、御降誕節以降に・・・。
記事の更新を楽しみにしています。
聖ピオ十世の1903年の自発教令をさがしているところです。