もう一冊はこちら
岡嶋二人に関しては前にも少し書いた。どうやら、去年に「この文庫がすごいで」のミステリー部門でランクインしてから売れに売れているようで、大型書店では平積みにまでなっていた。2000年に入ったくらいからこのコンビの本を書店では目にすることは殆どなくなっていたのに、今回の帰国時に見たら講談社文庫版なんてほぼ全ての作品が揃っていた。
2000年から2004年の五年くらいの間に岡嶋二人が読みたくなって文庫本を探しに本屋に出向くも、手に入らなくてガックリしながら家路についたバカ元ファンは自分だけではなかったはずだ。
そんな状況が経った一冊「この文庫がすごい」という雑誌(ムックか?)で紹介された(講談社が「99%の誘拐」をリバイバルしたのは、その少し前なんだと思うけれど)がために大きく変わってしまうんだから世の中わからんもんだ。一般消費者の行動ってのも不思議だけれど、出版業界のプロモートというか流通というかって本当に不思議だよな。
一体、仕掛けたのは誰なんだ?
そんなことはともかく、カナダへ行く飛行機の中で読んだ「そして扉が閉ざされた」は余り面白くはなかった。
「シェルターに閉じ込められた若者4人」という特殊な状況と「そこから徐々に導き出される解答」という元々の「アイデア」が強すぎたために、そこに頼り切ってしまったんだとおもう。心理的な描写とか、人間関係の構築が「そりゃ短絡的過ぎるだろよ」と突っ込みたくなるくらい甘くて、「明日天気にしておくれ」を読んだときのような「おぉ、スゲエ、スゲエ」という興奮をえることは出来なかった。 残念ではあるけれど「ミステリーを読む」というのはそういうもんだと思う。
とりあえず、実家の押入れを漁って「解決まではあと六人」と「タイトルマッチ」を密輸してきたので、気が向いたときに読んでみようと思う。
今になって、「クラインの壷」と「クリスマスイヴ」を手に入れなかったことを非常に後悔している。
次の帰国のときこそは!
岡嶋二人に関しては前にも少し書いた。どうやら、去年に「この文庫がすごいで」のミステリー部門でランクインしてから売れに売れているようで、大型書店では平積みにまでなっていた。2000年に入ったくらいからこのコンビの本を書店では目にすることは殆どなくなっていたのに、今回の帰国時に見たら講談社文庫版なんてほぼ全ての作品が揃っていた。
2000年から2004年の五年くらいの間に岡嶋二人が読みたくなって文庫本を探しに本屋に出向くも、手に入らなくてガックリしながら家路についた
そんな状況が経った一冊「この文庫がすごい」という雑誌(ムックか?)で紹介された(講談社が「99%の誘拐」をリバイバルしたのは、その少し前なんだと思うけれど)がために大きく変わってしまうんだから世の中わからんもんだ。一般消費者の行動ってのも不思議だけれど、出版業界のプロモートというか流通というかって本当に不思議だよな。
一体、仕掛けたのは誰なんだ?
そんなことはともかく、カナダへ行く飛行機の中で読んだ「そして扉が閉ざされた」は余り面白くはなかった。
「シェルターに閉じ込められた若者4人」という特殊な状況と「そこから徐々に導き出される解答」という元々の「アイデア」が強すぎたために、そこに頼り切ってしまったんだとおもう。心理的な描写とか、人間関係の構築が「そりゃ短絡的過ぎるだろよ」と突っ込みたくなるくらい甘くて、「明日天気にしておくれ」を読んだときのような「おぉ、スゲエ、スゲエ」という興奮をえることは出来なかった。 残念ではあるけれど「ミステリーを読む」というのはそういうもんだと思う。
とりあえず、実家の押入れを漁って「解決まではあと六人」と「タイトルマッチ」を密輸してきたので、気が向いたときに読んでみようと思う。
今になって、「クラインの壷」と「クリスマスイヴ」を手に入れなかったことを非常に後悔している。
次の帰国のときこそは!