城壁の街で : At The Walled City Blog

カナダ・ケベックシティ在住、ラヴァル大学院生の生活雑記
Université Laval, Québec City

万聖節の宵に

2006-11-26 | 雑記
更に続きです


ちょうどハロウィンの時期に日本にいたわけなんだけれど。

街に溢れるオレンジ色の飾り付けが気になった。


なんだろう、僕がまだ日本にいた頃(5-6年前)は、一部の雑貨屋とかでハロウィン系の飾り物を目にすることはあったけれど、全体的に見ればそんなに多くは無かったはずだ。

でも、今回の帰国中は街のそこらじゅうで(それこそコンビニでも)ハロウィン関係の飾り付けやら広告やらをみかけたし、さらに普通の家の軒先でオレンジ色のかぼちゃをみた。



なぁ、クリスマスもそうだけれど、俺らにハロウィーンは関係ないだろよ。
(あーあ、余計なこと言ってしまった。おっさんだな、俺)



いや、いいんだよ別に。子供はお菓子をもらえて、大人もコスチュームに身を包んでパーティーってのは嬉しいだろうから。 うん、仮装パーティーなんて素敵だよね。しかも、かぼちゃ削ってランタン作ったりしたら、みんなが大好きな欧米の雰囲気が満点だよね。 楽しいよね。 最高だよね。



ただ、ハロウィンが何の日か知っているかな?



ケルト人のお盆だぞ<参考>



あの、あれだ、ナスに足つけて、送り火をたいてってのとおんなじだ。
うん、ハロウィーン=洋風お盆だね。

そんなことをする前に、ちゃんと夏はお墓参りに行きましょう。



つか、ハロウィーンはまだ良い。お菓子、カボチャ、コスチュームなどの要素があるから「お祭り」的に楽しむにはいい按配だ。時期的にも日本では他に何も無い時期だから、ここでイベントが一つあってもいいだろう。

でも、さすがに

イースター(復活祭)だとか言って卵に色を塗りだしたり、
サンクスギビング(感謝祭)だとか言って七面鳥を焼きだしたり、
St.Patrick's day(アイルランド人の祭り)とかいって緑色の服を着てギネスを飲みだしたり、
Cinco De Mayo(メキシコの祭り)とかいってコロナを飲みだしたりしたら

誰かがやんわりと苦言を呈すべきだと思う。

特に、サンクスギビングをやりだしたら本気で止めるべきだろうな。あれは完全に北米の開拓者ものだ。まぁ、七面鳥を焼けるグリルのある家が少ないだろうから、幾ら商業的に宣伝してもそこまで流行らないと思うけれど・・・・・・・・・






こんなことを言いながら、アメリカ一年目のハロウィーンには、喜び勇んでカボチャに穴あけていたことは秘密です。