介護保険が国会で審議されている。
改正案が通るようだ。
その中でも、トピックス的なのが「40歳以上のガンのかた」が
介護保険の適用になるようだ。
実際、地域で働いていると、ジレンマを感じることが多々あった。
なぜか?
間に合わないのだ。
福祉用具や在宅サービスを考えるうちに、どんどん状態が変わっていく。
それに全然サービスが間に合わないのだ。
なぜか?
65歳以上であれば、どんな病気であろうと介護保険の適応になる。
しかし、それ以下の年代では15種類の病気しか適応にならない。
「ガン」は適応にならない病気のうちの一つだ。
したがって、誰がマネージメントするのか、よくわからない状況になる。
役場の保健師か?在宅介護支援センターか?訪問看護師か?医者か?
結局右往左往して、結局大変な状況に陥ることも珍しくない。
また、介護保険が適応したからといって、安心はできない。
それは介護認定審査会があるからだ。
これで介護保険がつかえるとわかるまで、一月はかかる。
その一月の間に状況は変わらないとでも言うのだろうか?
そして、40歳以下の「ガン」患者はどうするべきなのか?
制度の谷間を埋めるような、今回の判断だと思う。
しかし、ガンにかかる患者は40歳以上だけではない。
小児や高校生だってかかる。
どうするのか?
欧米諸国では、介護保険に相当するもので、
年齢で区切っているのものは少ないと言われている。
それは、こういった制度の谷間ができてしまうからではないだろうか?
支援費制度があるが、これだって問題はある。
あくまで「身体障害」を見るもので、
病気の重さを見るものではない。
結局、年齢で区切ること自体、病気で区切ること自体、
「制度の谷間」を作ってしまっている状況ではないだろうか?
そして、そのような治らない病気を見るような、医学教育がなされているのだろうか?
医療制度は「治る」ことを前提に、「治療行為」それぞれに金額を設定している。
例えば、血液検査一回いくら、胸のレントゲン一回いくら、といったふうに。
治るか、治らないかは別にして、金額は設定してある。
医療行為について、それぞれ金額設定してあるのだ。
昨日の某テレビ番組でガンの特集をやっていた。
そういう制度も必要だろう。
しかし、一昔前はガンは死ぬ病気だったのだ。
医者は病気を診れても生活は見れない批判を受け続けた。
しかし、今はどうだろう?
制度上の問題はあるものの、早期ガンは治る病になってきた。
これは医者が批判を受け続けながらも、研究し続けた成果ではないか?
制度と医学界の考え方がクロスするまで、後もう少し。
そのときまで、もう少し、医療従事者は耐えましょう。
そして、今できる最善の全てを、目の前にいらっしゃる患者さんのために、
悩まず、考えて行きたいな、そう思う今日この頃です。
改正案が通るようだ。
その中でも、トピックス的なのが「40歳以上のガンのかた」が
介護保険の適用になるようだ。
実際、地域で働いていると、ジレンマを感じることが多々あった。
なぜか?
間に合わないのだ。
福祉用具や在宅サービスを考えるうちに、どんどん状態が変わっていく。
それに全然サービスが間に合わないのだ。
なぜか?
65歳以上であれば、どんな病気であろうと介護保険の適応になる。
しかし、それ以下の年代では15種類の病気しか適応にならない。
「ガン」は適応にならない病気のうちの一つだ。
したがって、誰がマネージメントするのか、よくわからない状況になる。
役場の保健師か?在宅介護支援センターか?訪問看護師か?医者か?
結局右往左往して、結局大変な状況に陥ることも珍しくない。
また、介護保険が適応したからといって、安心はできない。
それは介護認定審査会があるからだ。
これで介護保険がつかえるとわかるまで、一月はかかる。
その一月の間に状況は変わらないとでも言うのだろうか?
そして、40歳以下の「ガン」患者はどうするべきなのか?
制度の谷間を埋めるような、今回の判断だと思う。
しかし、ガンにかかる患者は40歳以上だけではない。
小児や高校生だってかかる。
どうするのか?
欧米諸国では、介護保険に相当するもので、
年齢で区切っているのものは少ないと言われている。
それは、こういった制度の谷間ができてしまうからではないだろうか?
支援費制度があるが、これだって問題はある。
あくまで「身体障害」を見るもので、
病気の重さを見るものではない。
結局、年齢で区切ること自体、病気で区切ること自体、
「制度の谷間」を作ってしまっている状況ではないだろうか?
そして、そのような治らない病気を見るような、医学教育がなされているのだろうか?
医療制度は「治る」ことを前提に、「治療行為」それぞれに金額を設定している。
例えば、血液検査一回いくら、胸のレントゲン一回いくら、といったふうに。
治るか、治らないかは別にして、金額は設定してある。
医療行為について、それぞれ金額設定してあるのだ。
昨日の某テレビ番組でガンの特集をやっていた。
そういう制度も必要だろう。
しかし、一昔前はガンは死ぬ病気だったのだ。
医者は病気を診れても生活は見れない批判を受け続けた。
しかし、今はどうだろう?
制度上の問題はあるものの、早期ガンは治る病になってきた。
これは医者が批判を受け続けながらも、研究し続けた成果ではないか?
制度と医学界の考え方がクロスするまで、後もう少し。
そのときまで、もう少し、医療従事者は耐えましょう。
そして、今できる最善の全てを、目の前にいらっしゃる患者さんのために、
悩まず、考えて行きたいな、そう思う今日この頃です。