ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

されど病院食~二つの病院から~

2013年02月20日 | ケアの話
寒い日が続いています(^_^;)

さて、年末からこっち、子供が体調を崩して入院、
なんてことが続いておりました。

その時にふと感じたことを・・・

一つ目の病院のエピソード。
なかなか治りにくい風邪だな~と近医受診。
いろいろ検査した結果、マイコプラズマ肺炎ということで、
某大学系病院を紹介された(^_^;)

おそらく入院になるでしょうから、準備も一応・・・
と言われ、そのように準備し、車で1時間ちょっとの某大学系病院へ。

その病院に到着したときにはもう昼さがり。
再度の検査と診察でやっぱり入院となり、
外来で手続きをして病棟に着いた時には夕方。

入院の説明と病棟の説明を聞き終わったときにはすでに日も暮れようとしていた。
食事は・・・?と聞くと、
「緊急で入院されたので、夕食は出ません」とのこと。

うん?そんなこともあるんだ・・・と、半分訝しく思いながら、
じゃあ、売店かどっかで買ってくればいいですね?と確認すると、
緊急でしたので、朝ごはんも出ません、とのこと。
朝ごはんの準備もしてくださいと説明を受ける(^_^;)

今までいろんな病院を見てきたけど、
2食続けて食事が出ない病院は初めての経験(^_^;)

入院は子供なので、今晩だけでも付き添っていいですか?
家が車で一時間ちょっとかかるし、食事も出ないし・・・と看護師さんに聞いたことろ、
「夜はどれだけ遅く付き添われてもかまいません。朝もどれだけ早くいらしてもかまいません」
「ですが、付き添いはできません」とのこと。

ん?(^_^;)

肺炎の患者に病院食ではなく、弁当を食べろと・・・
まあ、いいけど、別に・・・
これが近所の個人病院ならそれもアリか・・・
と思うが、ここは3次救急の受け入れもある大学病院。
これでいいのか?

時にはウチより遠方の患者も来ないのだろうか・・・?
と逆に心配になったのでした(^_^;)

また、別の地方公立病院。家からほど近く。
重度の感染性胃腸炎で、水分一口でも吐いてしまい、
腹痛も激しいことから入院。

これも夕方の入院になったが、
きちんと夕食・翌朝食もしっかり出た。
しかも小児病食として。

普通そうだよね~とカミさんと顔を見合せながら、
某大学病院のことに話が咲いたのでした。




見学会に行ってきました

2013年02月03日 | ケアの話
今日は鳥取県米子市に新たに開設した、
エルフィスユニバーサルカレッジ、セカンドキャンパスの見学会に行ってきました!

住宅街というか、町中にあるのがまず素敵だな!と思いました。
介護施設って、ともすればちょっと町はずれとかそんなところにあるのですが、
大きな道路から少し入った住宅街にありました。



まずはエントランスがあるのですが、
その横にカフェがこの春できるとのこと。

地域の方に福祉を理解していただきたいということから、
ちょっと休憩できるコーナーや総菜をおいて、子育て中の方のちょっとした手助けになればとのこと。

ということで入ってみると、まずデイサービスコーナー。

おしゃれな作りになっております。
ここは保育施設(3歳以上)も併設しており、子供と触れ合いながらお過ごしいただける一方、
リビング風のデイルームとなり、くつろぎやすい意匠となっています。

ドリンクは自由。

お茶か?ポカリか?の2者択一ではありません(苦笑)

女性用のドレッシングコーナーもあります!

女性はどんなにお年を召しても女性でありたい。そんな普通のことがここではあります。

そして、日中お過ごしいただくのにいろいろな仕掛けも用意済みとのこと。

ウチでも取り入れたいなあ・・・

トイレも複数用意。
その方の身体状況に応じて、介護が必要な方~ご家庭のトイレ(狭い)を再現。


狭いトイレだと、スタッフの介護技術が問われるところだと思います!
そこはしっかりと研修するとのこと。

また、個室風の休憩コーナーももちろん備えています。


おふろは4ユニットですべて個浴。
こちらも身体状況に合わせて浴室の広さや備え付けの福祉用具が変わります。


身体状況が回復すれば、徐々にご家庭のお風呂に近づける、という仕組みです。

また、デイルームの隣には機能訓練コーナーで、壁一面に大鏡があって、
その隣の部屋からは保育所の教室が続いています。

園庭では菜園や子供たちが遊ぶ姿がすぐに見れるような仕掛けになってました。

また、デイでの食器や家具にはこだわったとのこと。
家具は写真を見ていただければわかると思いますが、
食器はこんな感じのものを使うということでした。

メラミン食器は、陶器風ではありますがあくまで「陶器風」ですからね(^_^;)
陶器にしても何にしても、割ってしまうのはスタッフが主だったりするわけで(苦笑)

お忙しい中、丁寧に全体を説明していただいた杉村さん、本当にありがとうございましたm(__)m
今日は本当におめでとうございました!



家族として

2013年02月02日 | 生活を思う
何とかひと段落である(^_^;)

去年、子供が膝を怪我をして、病院や学校と行き来、
そして手術となり、これもまた大変だった(^_^;)

膝の手術だけならまだしも、喘息・過呼吸発作も起こしてしまい、
これまた大変であった。

ただ、今回の子供の入院は、医療従事者としてでもなく、
患者さんや利用者さんを相手にした接遇を考えるのでもなく、
「イチ家族、一般人」として関わろう!と内心思っていた。

仕事の視点から少し離れて、第三者的にできるだけ経験しようと思っていた。

家から1時間ちょっと離れた病院に入院していたのだが、
当初はそんな喘息だとか過呼吸だとか、そんなことが起きるとは想定すらしていなかった。

過呼吸なんて、今まで起こしたことなかったし(^_^;)

で、何が起きたかというと、病院からの呼び出しであった。
最初の呼び出しは、日中病院に付き添っていて、夜8時くらいに家に着いた時、
電話が鳴った。

それで「今から来てもらえると・・・」と看護師さん。
ん~・・・、帰って10分したくらいで今から?(^_^;)
と思わなくもなかったが、向かう。

病院に向かいながら、
こうやって家族って呼び出されるんだ・・・としみじみ感じながら、
これは呼ばれなきゃわからん感覚ですね・・・(^_^;)

病院何だから何とかしてほしい・・・
と思いつつも、
わが子のことだからと車を走らせる自分。
なかなかに揺れる感情。

その時はカミさんが付き添いで泊まり、
私は帰るのも疲れたのでホテルへ宿泊。

翌日からカミさんと交代で付き添い・宿泊が始まった。
別に病院から付き添ってほしいと言われたわけではないが、
そういうニュアンスの会話があったように感じた(^_^;)
#微妙な言い回しであるが、正直な感想です。

ああ、こうやって家族って付き添いをしていくことになるんだね・・・
と感じたのであった。

この入院の間に何泊しただろう?
3~4泊はしたなあ・・・

簡易ベッドの窮屈で寒くて腰が痛いのをつくづく感じた。
これ、続けていたら付き添い家族は参るわ・・・と正直思った。

風呂に入れないので、消灯間際にこっそり患者さん用のシャワールームを借りたり、
仕事を早上がりして自宅でさっとシャワーを浴びて病院に行って泊まったり、
とてもじゃないけど期限が決まっていないとこちらが病気になりそうだった(苦笑)

子供が術後理学療法を受けることになり、
自分が理学療法士だということをあえて言わずにこっそりと付き添った(笑)

治療計画や看護計画とか、各種書類等も受け取る側になるのは新たな視点であった。

手術が成功した時もうれしかったが、
退院が決まった時も正直本気でうれしかった(笑)
ああ、もう付き添わなくていい、泊まらなくていい、通わなくて良いとと心底ホッとした。

今まで病院や施設で付き添われる家族さんの姿を見てきたが、
どんな思いでそばにいらっしゃったのかなあ・・・
良い声かけができていたかなあ、ケアできていたかなあ・・・
とつくづく自分の家族に付き添って反省するところもあった。

当たり前に家族さんにお願いする、お願いしてみようとカンファレンスで話が出ることがあるが、
背景のことをよく承知の上で依頼をしないと、
下手すると医療介護提供者側と家族さんとで行き違いって起こりかねないな・・・
と自分の経験を通して思ったのでした。