ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

通所介護でのかかわり

2012年09月08日 | ケアの話
今日は私が代表を務める研究会の勉強会の日だった。
心地よい疲労感にビールと日本酒で自分を褒めている(笑)

さて、先日とある介護職員さんとばったり再会した。
もう何年もなるだろう、本当に久しぶりの再会であった。

やあやあ、と互いの近況をいい合い、
今どうしてる?という質問になった。

へぇ~、ほぉ~、ふ~ん・・・
なんてこたえが返ってきた後、
「で、lifeさんは?」と聞かれ、

今、通所介護(デイサービス)に異動になってね・・・
と近況を報告した時・・・

「えっ、通所介護ですか?物足りなくないですか?」
という私からすると意外な質問が返ってきて、ちょっと戸惑ってしまった(^_^;)

だって、何と比べて何が物足りないのか、
オイラとしては何がどうしてそういう質問が来たのか、全然わかんないし(苦笑)

異動して半年、通所介護の奥深さに触れていたオイラとしては、
予想外の質問だったのだ。

確かに、その日は利用者さんにお越しいただいて、
様々なサービスを受けていただいてお帰りいただく。
シンプルな事業である。

しかし、本質はそこではないと私は感じている。
サービスが入っている【その日】はいいだろう。

では、お帰りになったその夜は?
次の日は?サービスの入っていない日の、その方の生活は?活動状況は?
そんなことを考えていたら、とてもじゃないが「物足りない」なんて思う暇もない。

送迎に出かけて、自宅・生活状況の一端に触れ、
そこから通所介護にお越しいただいているときに、
どんな理学療法を提供すればよいか?なんて考えていると、
次から次へと課題が浮かぶ。

一回の通所介護のご利用で、私が目の前に関わることができる時間は限られている。
お風呂に入っていただき、昼食をとっていただき、その上の「個別機能訓練」だ。

お一人の利用者さんに関わることができる時間も限られている。
その上で、生活支援を考えて行く。

今年もすでに9月だ。季節の変わり目。
また、いろいろ気を配る時が到来だ。
物足りないなんて言ってらんない今日この頃である(^_^;)

中学3年の夏

2012年09月01日 | 日記・雑感
最近はすっかりフェイスブックを中心に書いてしまっていた。

さて、振り返ると、自分の子供が中学校3年生を迎えた。
この10年は子育ての10年だったなあ・・・と感じる。

と同時に、「中学3年生」という年は、
忘れられない年である。

というのも、私が、私の父を失った年齢だ・・・

当時自分が中学校3年生の夏に、父を失った。
肝臓癌であった。

肝機能の数値がおかしいと職場の健康診断で発見された時は、
すでに手遅れで、余命半年と告げられた。

多感な時期に、父が病で衰える姿を間近で見、
臨終のその時、そして葬儀、その後、記憶に焼き付いている。

それが私が中3の時。
それが時がたち、今自分の子供が中3を迎えた。

私は4男坊であり、父が39歳の時の子、
今の私とほぼ同じ年だが、それもまた思いをはせると、
どう思っていたのだろう?どういう心境だったのだろうか?
#オイラの下に弟もいるんだケド(笑)

父は54歳でこの世を去ったが、
自分の中で一つの指標として、自分の子供が中3までは生きていたい、
という思いもあった。

次は父の54歳を目指したい。
後14年ある。

私は実は慢性の血液病を抱えており、その手術の後遺症で腸も弱い。
薬がなくては生きていけない(^_^;)
過去に何度かそのおかげで死にかけたこともある(苦笑)

たぶん、同じ年代の人と比べて体力も弱い。
先日中国ブロック学会でシンポジストをやったのだが、
姿勢が悪いと散々見ていた人に言われた(苦笑)

過去に受けた手術の影響である。仕方ない・・・
しかしまぁ、それもまたオイラの人生、上手に付き合っていると感じている。

そんな一つの通過点をクリアした・・・
そんな心境の「中学3年の夏」であった・・・