ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

それは帯状疱疹から始まった

2009年09月17日 | 日記・雑感
昨日は日本の新しい船出であった。
さて、いい方向に変わることを祈ろう。

さてさて、最近ドタバタしている。
というのが、子供が最近調子が悪い。

最初は帯状疱疹から始まった。
夏休みの最終日、「虫に刺された~!」と外から帰ってきて、
背中に発疹が集中してあたかも虫刺されの様に見えた。

虫刺されでも塗っておけ!と様子を見たが改善せず・・・
たまたま子供が通っている空手教室に知り合いのDrが保護者で来ていた。
んで、診てもらうと、「こりゃ帯状疱疹ですよ・・・」とのこと。


最初に子供が蒸し刺されと言ったこと、帯状疱疹は中高年がかかるもの、
という先入観に見事やられました・・・

翌日受診して薬をもらい、劇的に回復していく帯状疱疹。
痛かったろうなぁ・・・と思いつつ。

しかし、帯状疱疹が治るにつれ、子供の体調が悪化していく。
悪寒・腹満・腹痛・倦怠感・食欲不振・・・
こりゃなんだか違うぞ・・ということで再度受診。

薬の副作用かな?ということで念のために検査をすると、
なんといろいろひっかかる。

その症状も、過去に書いたが私のそれにそっくりだ

ということで、急遽医大に紹介となり、受診する。
やはり精密検査をしたほうが良いとのこと。

そして昨日はその精密検査であった。
いや~、自分の血を取られる方がどんなに楽か・・・
子供にしてはかなりの血を取られた様な気がするが、
これもはっきりさせるためだ。

ということで、私の血を受け継いでなければよいがと思う今日この頃。
結果は来週判明。

行ってきます!

2009年09月13日 | 介護保険の話
さて、秋も深まってまいりました・・・
まだ読んでない本が山になっております・・・(汗)

ここは一つ、読書の秋でも・・・
と思っておりますが、少々勉強もしようかと・・・(笑)

ということで、研修会に行ってまいります!
と言ってもまだ先なのですが、
広島県・福山市である日本通所ケア研究大会に参加することにしました!

期日は11月21日~22日です。
参加される方、会場でお会いしましょう(笑)

ここに時々コメントいただく松本さんが講師で話されます。
その松本さんのブログがこちら!
「生活リハビリ道場」松本のガチンコブログ

さて、今回の研修は認知症ケア研修会も同時開催である。
今回の介護保険制度改定では、報酬アップ・職員給与2万アップが注目されていたが、
実は結構な転換がなされている。

平成18年の改定が「介護予防」がテーマだったように、
平成21年の改定は、「認知症ケア」と「看取りケア」に重点が置かれた。

私自身、脳機能からの認知症症状について興味を持っており、
そのケアとなると試行錯誤だったりする。

そして、認知症を抱える方の通所ケアの役割とは?
通所リハビリテーションと通所介護(いわゆるディサービス)における、
理学療法士・理学療法の役割とは何か?また、違いがあるのか?違いを持つべきなのか?

そんなことを考えていて、
そのヒントをいただきたいと思っています。

楽しみ・楽しみ

医療・介護は人手不足・・・だけど?

2009年09月12日 | 制度を問う!
さて、先日TVを見ていると、
外国人介護労働者のことをやっていた。

医療・介護の人材不足の話から、
外国人介護労働者の話へと進み、
その窓口が「国際厚生事業団」http://www.jicwels.or.jp/
であり、そこが仲介をしているということだった。

そして、さらに、この国際厚生事業団は、
厚生労働省から認可を受けた法人であり、
天下り・利権の一つであると紹介されていた。
理事長は元厚生労働省事務次官であった。

で、外国人介護労働者は、
ここを通じて希望のあった施設へ派遣される。

しかし、ここには斡旋手数料が必要。
外国人介護労働者に来て欲しいと思う施設は、
斡旋手数料をこの国際厚生事業団に支払う。

その金額は、外国人介護労働者一人につき138,000円。
原則二人一組なので、276,000円必要となる。
また、フィリピン雇用庁への手数料が一人43,000円。

さらに日本語研修期間への支払いが一日2000円、
計約36万円と上記ホームページに資料にある。
#一部受け入れ施設負担となっているが、
#その一部が36万?

日本語研修免除者については、
介護導入研修中の費用負担が約25万円。

滞在管理費が21,000円(年間一人当たり)
求人申し込み手数料31,500円(一受け入れ施設あたり)

外国人看護師もほぼ同様の金額となっている。
これでざっと計算しても、外国人介護労働者一人に、
相当なお金が国際厚生事業団に動く。

介護事業者とて、近年経営も楽ではない。
介護報酬3%アップ、介護職員の報酬アップへ!
というのもほとんど反映されていない。

この報酬アップも、アップ部分が「加算」であり、
加算を取るためには厳しい人員配置・書類を整備して初めて取れる。

どこも経営が厳しいため、人件費に使うどころではなく、
倒産を防ぐ為にちょっと一息という状況。

そういう状況にあって、
喉から手が欲しい人材も外国に頼りたくなる状況、
そこにこれだけのお金が必要。

何ゆえ現場がどんどん疲弊していかねばならないのだろう?

人参はぶら下げられるけれども、
決して食べることが出来ないシステム。

どうしても食べたかったら、
高額なお金を払わなくてはいけない。

いったい何がどうなって、こうなるのだろう・・・?
現場からどんどんお金は絞られ、疲弊していく・・・




不思議な話

2009年09月11日 | ケアの話
朝晩が冷えるようになってきた・・・
というより寒くなってきた・・・(苦笑)

残暑や温暖化はどこへ行った・・・?

さて、先日、義祖父の1周忌法要があった。
義祖父と縁があったのもが集まり、お経にあい、
思い出話を語り、墓参り。

いい時間であった。

いい時間を過ごし、家に帰ってからカミさんと話していいると、
「誰もいない台所で、風も吹いてないのに、茶筒が倒れたのよ…」

きっとお茶じゃなくて、お酒を飲ませろ!って
言ってるんだよね…

義祖父はお酒が好きだった。
癌末期を自宅で過ごしたが、
水を含めて何も口に出来なかったのに、
お酒は飲めていた。
お酒で命を繋いでいた。

不思議と、ふ~ん、そうだよね・・・
と納得している自分がいた。

そういう話を聞いて「怖い」ではなく、
「そうかもね、側にいたんだよ、きっと・・・」
と自然に思ってしまった。

そういう何気ないこと、
風が吹いてカーテン揺らしても、
なんとなく身近な人だった人の存在を感じたりするんだよなあ・・・

な~んて思ったのでした。

仕掛け

2009年09月01日 | ケアの話
いよいよ今日から9月。
子供たちも工作や研究・宿題を持っていきました(笑)

さて、久しぶりにケアの話。

入所されたころは車椅子の方がおられた。
以前の施設では訓練レベルの歩行訓練を行っていたとのこと。

ウチの施設では、車椅子を上手にこいでおられる。
さて、さて、ということで理学療法もご希望なので、
早速タイムスケジュールに組み込む。

いざやってみると、理解力もよく、筋力もそこそこある。
思い切って歩いてみると、なんと歩行器で可能。

調子によって違うが、見守り~指先介助で歩けますがな・・・

ということで早速カンファレンスでこの方の日中活動を、
どういう展開にしていくか相談する。

ここからが私の腹黒いところ(笑)
答えが出ないことを知っている(笑)

ただでさえ、新しく入られた方のケアの展開は慎重になる。
そこへ持ってきて、日常の活動レベルのを上げない?
という提案。

「ゆくゆく考えて行きましょうね!」とカンファレンスを締める。
私はよくこういう結論無しのカンファレンスを行う。

だって、介護職員さんがその気にならないと、
ケアが展開しないですから・・・(笑)

と、ケアマネージャーを巻き込んでおいて、
理学療法を進めていく。

体調にもよるが、歩行器またはシルバーカーで、
見守りで安定して歩行ができるようになってきた。

そんな様子をホールや廊下で介護職員さんが見ている前で、
行っていく。

利用者に「見せる」事も大事だが、
介護職員さんに「見せる」ことも我々の仕事。

んで、ついに介護職員さんから、
「あの~、Aさんの個別援助計画ですけど~」と
相談が入る。

やったね!(笑)

やはり、我々の仕事って、まず利用者さんの基本動作なんだな~、
としみじみ思ってしまう。

そう、機能訓練を中心に考え、
日常生活動作や姿勢を組み立て、
それが安定して行えるようにして、
介護職員さんに「日常生活活動」につなげてもらう。

まあ、ある意味、介護職員さんは美味しいどころ取り(笑)
でも、彼らがその点に貪欲になれば、
もっと介護が変わっていくと思う。

私も彼らと一緒にドンドン変化したいなあ・・・(笑)