[個人史]: NHK朝ドラ 大阪 落語 芸人 間合い
まぁ、なんと云いますか、 文化・芸術っちゅうもんは 喰いモンと同じで 個人の好き・嫌い がはっきり出ますわな。
NHKの朝ドラと云えば、
取ってつけたように ものすごくヒトの出来た親切なご近所さんたちに囲まれた主人公を中心にして 現実にはあり得ない 人間関係 ばかりで 私が面白いと思うことは皆無に等しい。
だが、 現在放送中の 「ちりとてちん」 は実に 面白い と感じさせてくれる。
(最終話まで 息切れしないことを祈る)
<ちりとてちん>
久々に 「一話たりとも見逃したくない NHK朝ドラ」 の放送である。
現在は 場所は 大阪、 「天狗座」公演にまつわる 落語家一門に絡んでの 話が進んでいるが、 初回から (ストーリー、) 演技、映像表現 ともに ツボをしっかりと押さえている。
見始めた一番最初のきっかけは、 予告の出演女優を見て「そういえば 以前からファンだったな..」と思い出し、果してドラマではどんな役ドコロなのかと 興味があったのだ。
<最初の『見事』>
主人公一家が 実家へ向かう途中 車の中で 「気分が悪い」 と云ったあとの映像展開。
会話のやりとりを続けながら 画面が流れるように(ブツ切りが無いの意)展開して行く様子が見事だった。
停まった車内での子ども二人の会話中に 母親が後ろ窓を横切る映像、 外に引き出して 背中をさする画面の背景で なにげなく父親が 伸び をする様子を見て その間合いの良さに 『見事な出来』 と感じた次第だ。
昔、宮崎駿氏の作品を LaserDisc で繰り返し見ても 毎回そこかしこに細かな描写が有るのを見つけて 宮崎アニメを紹介してくれた友人との鑑賞のたびに共に感動を覚えたのと同じ 感動であった。
<一画面で2度オイシイ>
実は 「ちりとてちん」 では、 前面の演技と 背景の演技 が上手に組み合わさっている。
出演者たちの意外な役どころといい、 ボケやオチの間合いといい、 絵の作り方といい、 裏方の編集技術なども含めて久々に楽しんでいる。
ビデオ録画でライブラリ化して何度見返しても飽きることがない。
<もうひとつの面白朝ドラ>
タイトルの8年ぶりというのは 私には もう一つ 面白いと感じた 朝ドラがあった。
1999年に放送された 大阪が舞台の 朝ドラだ。
新人である主人公の新鮮さもあったが 不況の閉塞感が渦巻く当時の日本に 大阪ドラマが 応援歌 を送っているようであったのだ。
基本的に (常に『笑いをとりたい症候群』の)私には 大阪NHK 制作のものが合っているらしい。
(記)
まぁ、なんと云いますか、 文化・芸術っちゅうもんは 喰いモンと同じで 個人の好き・嫌い がはっきり出ますわな。
NHKの朝ドラと云えば、
取ってつけたように ものすごくヒトの出来た親切なご近所さんたちに囲まれた主人公を中心にして 現実にはあり得ない 人間関係 ばかりで 私が面白いと思うことは皆無に等しい。
だが、 現在放送中の 「ちりとてちん」 は実に 面白い と感じさせてくれる。
(最終話まで 息切れしないことを祈る)
<ちりとてちん>
久々に 「一話たりとも見逃したくない NHK朝ドラ」 の放送である。
現在は 場所は 大阪、 「天狗座」公演にまつわる 落語家一門に絡んでの 話が進んでいるが、 初回から (ストーリー、) 演技、映像表現 ともに ツボをしっかりと押さえている。
見始めた一番最初のきっかけは、 予告の出演女優を見て「そういえば 以前からファンだったな..」と思い出し、果してドラマではどんな役ドコロなのかと 興味があったのだ。
<最初の『見事』>
主人公一家が 実家へ向かう途中 車の中で 「気分が悪い」 と云ったあとの映像展開。
会話のやりとりを続けながら 画面が流れるように(ブツ切りが無いの意)展開して行く様子が見事だった。
停まった車内での子ども二人の会話中に 母親が後ろ窓を横切る映像、 外に引き出して 背中をさする画面の背景で なにげなく父親が 伸び をする様子を見て その間合いの良さに 『見事な出来』 と感じた次第だ。
昔、宮崎駿氏の作品を LaserDisc で繰り返し見ても 毎回そこかしこに細かな描写が有るのを見つけて 宮崎アニメを紹介してくれた友人との鑑賞のたびに共に感動を覚えたのと同じ 感動であった。
<一画面で2度オイシイ>
実は 「ちりとてちん」 では、 前面の演技と 背景の演技 が上手に組み合わさっている。
出演者たちの意外な役どころといい、 ボケやオチの間合いといい、 絵の作り方といい、 裏方の編集技術なども含めて久々に楽しんでいる。
ビデオ録画でライブラリ化して何度見返しても飽きることがない。
<もうひとつの面白朝ドラ>
タイトルの8年ぶりというのは 私には もう一つ 面白いと感じた 朝ドラがあった。
1999年に放送された 大阪が舞台の 朝ドラだ。
新人である主人公の新鮮さもあったが 不況の閉塞感が渦巻く当時の日本に 大阪ドラマが 応援歌 を送っているようであったのだ。
基本的に (常に『笑いをとりたい症候群』の)私には 大阪NHK 制作のものが合っているらしい。
(記)