員外思故郷歌兩首
和我佐可理 伊多久々多知奴 久毛尓得夫 久須利波武等母 麻多遠知米也母
我が盛(さか)り いたくくたちぬ 雲に飛ぶ 薬食(くすりは)むとも また変若(をち)めやも
員外(官)が、故郷を思う歌両首(二首)
「自分の(人生の)盛りを、過ぎてしまった。雲(の上)にまで飛ぶ、クスリを服用したとて、もう若返らないだろう」
●員外官:律令制で、令に定められた定員以外の官吏
●大伴旅人がこの詩歌を詠んだのは60代半ば 旅人は67歳で逝去した
和我佐可理 伊多久々多知奴 久毛尓得夫 久須利波武等母 麻多遠知米也母
我が盛(さか)り いたくくたちぬ 雲に飛ぶ 薬食(くすりは)むとも また変若(をち)めやも
員外(官)が、故郷を思う歌両首(二首)
「自分の(人生の)盛りを、過ぎてしまった。雲(の上)にまで飛ぶ、クスリを服用したとて、もう若返らないだろう」
●員外官:律令制で、令に定められた定員以外の官吏
●大伴旅人がこの詩歌を詠んだのは60代半ば 旅人は67歳で逝去した