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===paradiso trattoria===

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北海道の春の味覚

2007-05-24 | マイペンライ easy

父がニセコに笹たけを取りに出かけました。
札幌に住んでいる地主さんが主宰の「笹たけツアー」
土地を管理している人から成長具合を聞いているので
いつも丁度よく育った所を大量に取ってきます。

遅めの昼食を取っていると、ふらふらの父が帰宅。
早朝から山に入り、温泉に入ったらもうへろへろ。
大量の収穫をそのままにして寝てしまいました
出しっぱなしの粘土を気にしつつ、仕方なく湯で揚げに入る私(-.-)

とりあえず、焼いて食べてみようと、コンロの上で皮ごと丸焼き。
すでにエグミが出てきていて、やはり全部茹でました。

せっせと洗っては鍋に投入、ころあいをみてトングで取り出し
冷水に晒します。うちの一番大きな鍋で、4杯分もありました。

情報を貰って行ったにしては、小さいのが目立ちます。
あんまり無いので、たらの芽やウドも取っている父。お疲れ~
急に夏日になったのと、雨の予報がでたので管理人さん慌てたらしいです
剥いて剥いて剥いて・・・小さいよ!(=_=)皮の山ばかりできていくのでした。

そんな苦労の結晶の一口サイズの笹たけをポン酢や味噌マヨで頂きました。
すぐに茹でて晒した笹たけは甘くておいしい。
夜にたらの芽と一緒にてんぷらにしましたが、こちらはもうお菓子みたい!

ところで、北海道の春の味覚、と言えばもう一つ。
行者ニンニク。
親戚から茹でて冷凍したものを頂きましたが、フリーザーパックの中からでも
強烈な匂いを発していて、いまだに冷凍中。
これは・・・誰にも会わない休み、の前日にしか食べられない感じ。
行者ニンニクってこんなにすごかったっけ??

それにしても、野草のエグミってすごい。
お菓子とファーストフード、コーヒー飲料で生きている弟が
エグミが取れずに苦い位のウドの酢味噌和えを
一人で一鉢全部平らげて「体が求めてる」と一言。
うん、確かにあんたの食生活では補えない何かが入っているよ・・・。




生化粧

2007-05-24 | タム make

まだまだ最低気温は10度以下の札幌ですが、20度まで上がるようになりました。
やっと外で作業ができます・・・って、雪がなくなりゃ出来るのですが、寒いとねえ。
どっちにしろ先週まで展示会続きで、全然仕事にならなかったのですが。

うちの仕事で、外の作業は「乾燥」
生化粧なもので、掛けたら即外に出します。
生地もかなり薄いので、耐え切れずに崩れることもしばしば
外に出せないときはストーブを焚きます。
外での乾燥はかなり危険。風があるので、絶対片乾きします
一気に乾きすぎてキレが生じたりすることも。
なので、仕事場の窓から見える位置に陰干しして常に観察しながら
乾燥させています。ものすごく慎重!
ここまで出来ているのに、最後に難関が待ち受けている。

今回の飯碗は、子供用の飯碗(略して子飯)とお揃いにしてみました。
HPにも載せている、汲みだし茶碗にもできる子供用飯碗は
そのまま大人サイズだと、お碗みたいかな?と思っていたのですが
夫婦も子供も皆おそろいだったら楽しいよねえー??

連休の個展からデビューした白土の兎の子飯はおかげさまで完売です。
結構沢山作っておいたのですが・・・小さいので、内側に描く兎も極小で
またあのミニを描かねば(+_+)と、嬉しい悲鳴。
兎のひげがなかなか描けない。細い筆のいいのないかなあーと、先輩に聞いたら
自分も使っている筆で、「私はあの筆で一ミリに二本線が引けるよ」と言われ
そうなのか・・・orz 腕を磨きます。

白土も、かなり試験してやっと納得いく形になりました。
市販の土そのままでは汚れが染みたり、丈夫さも足りないので
いろいろ試行錯誤して早5年??釉薬のカンニュウもやっと出なくなり
キレイな白地の器ができるようになりました。

しばらくは粉引きと白土の二本立てで行こうかと。
どちらも絵付けが入るので、クリーム色かオフホワイトか好みで。
作業的に赤土と真っ白な土を同時にとはいかないので
両方いっぺんに注文きたら泣きますけど(=_=)