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la mia dolce vita

おべんきょう・ワイン・パン・お菓子・旅・・・などなど

Happy New Year from Kyoto

2009-01-01 02:27:56 | kyoto (きょうと)

不安と混乱が渦巻いた2008年が終わり、
新しい年、2009年が明けた。

今年は世の中にたくさん良いことがあるように
心から祈りたいもの。

今年の干支である丑(神牛)が祭られている
京都・錦天満宮に参拝して
今年のご加護をお願いしたところ。

2009年が皆様にとっても良い年になりますように。

「Deux Cochons」に会いに

2008-11-26 14:45:58 | kyoto (きょうと)

以前、京都の街を歩いていて、偶然出会ったのがこのお店。
新町通りで蛸薬師を下がったところにある小さなワインバー。
壁の棚にいくつものワインボトルが並んでいて、
書いてある説明を読みながら好みのワインを注文するという、
最近、よくありがちなワインバーに見えるのだけれど、
そろえてあるワインがとても面白い。
アルザス、ロワール、ローヌ、ジュラなど、普段あまりお目にかからない
ワイン(ビオワインが多い)がたくさんあり、いつもどんなワインに出会えるのか、
ワクワクしながらワインを楽しめるお店。

オーナーのご夫妻も可愛らしいお二人で、
店の名前の「Deux Cochons」は自分たちのこと、とおっしゃるので、
飾ってある、看板代わり(?)の絵を撮らせてもらう。

このところ、dancyuなど全国版でも取り上げられるようになってきて、
嬉しいような、もうちょっと内緒にしておきたかったような複雑な気持ち。

夜、食事が終わった後でもふらっと寄れる気軽なお店なので、
京都を訪れる方には、ぜひ立ち寄ってもらいたいお店の一つ。


Deux Cochons (ドゥ コション)
京都市中京区新町通蛸薬師下ル百足屋町372-3
075-241-6255
18:00~24:00
火曜日休

再び、丹波ワインへ

2008-11-26 14:43:01 | kyoto (きょうと)

収穫前のぶどうがたわわになっていた、あのぶどう畑がまた見たくて、
丹波のあのすっきりしたワインを味わいたくなって、
また列車で京都駅から丹波へと向かう。

京都駅から観光客ですし詰め状態だった車内も、
嵐山を過ぎるとすっかり静かになり、
保津川の流れや、川沿いの山紅葉などを堪能しつつ、
園部までしばし列車の旅を楽しむ。

園部からは、いつものように送迎バスでワイナリーへ。
今回は工場見学はなしで、さっそく試飲カウンターに寄らせていただく。

毎回、季節限定商品など試飲させていただくのが楽しみであるテイスティング、
今回も、先月発売されたヌーヴォー(赤のヌーヴォーは既に完売とのことで、白のみ)
から始まって、無濾過で造られた「にごり葡萄酒」や定番の「鳥居野」、
自社農園産の「丹波ピノ・ノワール」や、数々の受賞歴を持つ「丹波シャルドネ」など、
丹波ワインならではの、すっきりと飲み心地の良いワインをテイスティングさせていただく。

ぶどう畑は、というと、10月の紅葉(?)も終わってすっかり葉も落ち、
今は来年に向けて休眠中、といった既に冬の風情。
でもその来年に向けて、職員の方が黙々と畑の手入れをしていらっしゃる。

その冬枯れのぶどう畑の見えるワイナリーのレストランで、
またいつものおいしいコース料理をいただきながら、
来年、またあの緑いっぱいの畑を訪れて
「丹波のぶどう」に会いたいと思う。

今年の紅葉 in 京都

2008-11-26 14:40:25 | kyoto (きょうと)

ずいぶん前から、今年の紅葉は気候の関係もあって今ひとつ、
と言われていたのだけれど、それでもやはり紅葉の季節になると
京都に行きたくなる。連休でもあるし、かなりの混雑は覚悟の上で
京都を訪れた。

が、しかしこれほどの混雑とは、と思うほどすさまじい人の波。
今年、JR西日本の広告で有名になった大原の三千院にも行ってみたけれど、
どこへ行っても長い行列に大渋滞。紅葉を見に行ったのか、人を見に行ったのか
わからない有様。紅葉を愉しむ余裕など全くなく、ただ疲れて帰ってきた、という
印象しか残らなかったのはとても残念。

ただ、いつもながらに美しかったのは、真如堂の紅葉。
ここも例年に比べると、色の鮮やかさは幾分おとる感は否めないけれど、
それでもやはり、三重塔を背景に紅葉がはらはらと落ちてくる光景は
京都の秋ならではの風情。

まだ少し青い葉もあって、真紅の紅葉を見られるのは
もう少し先かもしれないけれど、今年の京都の紅葉はとりあえずこれで見納め。
また来年、気候の変動にも負けず、美しく色づいてくれることを期待したい。

千本鳥居の迷宮へ

2008-10-21 14:32:03 | kyoto (きょうと)

京都を何度も訪れながら、今まで詣でたことのなかった伏見稲荷

今回は東福寺から足をのばして、
関西一の初詣客数を誇る、このお稲荷さんに参拝することにする。

社殿が近づくにしたがって、小さな赤い鳥居を売る土産物店が増えてきて、
だんだん稲荷神社の雰囲気が出てくる。

参道に到着してまずは本殿に参る。
商売繁盛の神様として有名なお稲荷様。
果たしてご利益のほどはいかに。

そしてこの稲荷に来たら必ず見て帰らなければ、と思っていた千本鳥居へ。
奉納された赤い木造りの鳥居がずっと先まで続いているのを見て、
本当に千本もあるのだろうか、あるならその最後を確かめてみたい、と
地図も見ないまま、千本鳥居に足を踏み入れてしまったのがすべての始まり。

赤い鳥居に囲まれた参道をひたすら登る。
同じように前を行く参拝客についてずんずん奥へと進んでいくが、
どれだけ上ってもまだまだ鳥居が続く。

いったい先に行くと何が待っているのかもわからず、ただただ足を進める。
足場の悪い場所、傾斜のきつい坂などもあり、
そのうち、どうもこれは頂上をめざして山を登っているのでは、と気づく。

だんだん喉も渇き、息切れもしてきて、もう引き返そうか、と思うが、
ここまで来たのだから、どうせなら最後まで行こう、と自分を励まし
また上っていく。

途中、いくつか緑の開けたところから京都を見下ろせるようになっていたが、
その景色ももう目に入らない。
とにかく、目の前にある赤い鳥居の道をただ黙々と歩くだけである。

そうして一時間あまり、ようやく頂上の一ノ峯「上ノ社」にたどりつく。
へとへとになったところを待っていたのは、
参道の階段で気持ちよさそうに昼寝をしている猫。
左甚五郎の「眠り猫」のようなその穏やかな姿に
癒される思いで、息を整えてから無事、参拝。

本当は来た道とは違ったルートで、ぐるりと周るようにして下山することも
できたのだけれど、さすがに疲れたのでそのままの道を引き返す。

ようやく本殿まで戻り、稲荷山の地図を見ると、
これはもう軽い登山のようなコースになっている。

赤い鳥居に引き込まれて迷い込んでしまった稲荷山の迷宮。
鳥居は本当に千本もあるのか、などと始めは疑っていたけれど、
千本どころか数え切れないその鳥居に、これまで奉納してきた人々の
さまざまな思いを感じる。

また機会があればぜひもう一度登って、とは思うけれど、
その時はもっと準備をして、せめて歩きやすい靴と水筒、
そして「山登り」の覚悟をもって臨みたいものである。

東福寺へ

2008-10-18 00:00:37 | kyoto (きょうと)

先週末は京都へ。
もちろん紅葉の季節はずっとあとになるのだけれど、
紅葉で有名な寺をいくつか周り、
秋晴れの中、緑あふれる景色を堪能する。

中でも東福寺には、文字通り、天を渡るとされる
緑のもみじに囲まれた(紅葉の時期には
もちろん赤く染まる)通天橋や
美しい庭を持つ数々の塔頭が建ち並び、
さすが臨済宗・東福寺派大本山のたたずまい。

中でも、雪舟が作ったと伝えられる、
枯山水式の庭園を持つ塔頭、芬陀院(ふんだいん)では
木々を揺らす風の音を聞きながら、
亀島、鶴島を配した枯山水の庭を眺め、
しばし静かな時間を過ごす。
書院の裏手には茶室の「図南亭」(となんてい)があり、
この茶室の丸窓から庭園の緑を楽しむことができる。

まだ10月ということで、それほどの混雑はしていなかったけれど、
紅葉の季節にはきっと
この周辺は人で埋め尽くされてしまうことだろうから、
少し早めの秋の京都で、ゆったりと寺などを巡ってみるのも、
また一つの楽しみかもしれない。

丹波ワインへ

2008-08-26 17:47:52 | kyoto (きょうと)

今年もお盆はお決まりの京都へ。
川床で五山の送り火(大文字)を見ながらお食事、と
優雅に過ごしたあと、京都の町に繰り出して、
なぜか「大文字ライブ(?)」なるものを観て盛り上がる、
というかなりのハードスケジュール。

しかし次の日、それまで何度か京都のお店で見かけて気になっていた
丹波ワインのワイナリーへ行って食事をする、
というスケジュールが待っていたので
昨日の飲みすぎを後悔しながらも、
なんとか早起きして出発。
ワイナリーへの送迎バスが来るJR園部駅へと向かう。

嵯峨野線で園部まで向かう道中は、車窓から保津川の清流や
ライン下りの様子、京都の山の緑の美しさに目を奪われ、
久しぶりに涼やかな時間を過ごす。

園部駅に着いて、駅の喫茶店でコーヒーを飲みながら
バスが来るのをのんびりと待つ。

出発時間ぎりぎりになってようやく現れたバスに乗り込んで、
ワイナリーに向かっていざ出発。

クロイ電機の社長だった創業者が、ワイン好きが高じて
設立したという丹波ワイン。
はじめはデラウェアはベリーAから栽培していったものが、
現在では30種類もの品種を手がけているとのこと。

ちょうど収穫前の畑には青々とブドウの葉が茂り、
画像にあるピノ・ノワールもりっぱに実が育ち、
収穫を待つばかり、といった風景。

ひと通り、畑やワイン造りの工程を見学したあとは、
ショップに併設されているテイスティング・カウンターで
お待ちかねの試飲。

軽い白からフレッシュな赤、無濾過の赤ワインまで
いろいろな種類をテイスティングさせていただき、
日本のワイナリーにもこんなワインが造れるように
なったのか、とちょっと感慨無量。

料理とのマリアージュなども教えていただき、
いよいよワインハウス(レストラン)でのランチへ。

ちょうど窓の外がブドウ畑になっていて、
たわわになった収穫前のブドウの房を目の前に見ながら
シェフ自慢の、地鶏や丹波牛、黒豆などを使ったお料理をいただくのは
目にもお腹にも栄養たっぷり、の気分。

またここでも丹波ワインを数種類いただいて、
自然の恵みたっぷりの材料を使ったお料理との
絶妙なバランスに舌つづみをうつ。

帰りにはもちろん、ショップでお土産を物色。
梅ワインや黒豆柿酢ドレッシングなど
他ではなかなか買えないお土産をたくさん買って
大満足で再び送迎バスへ。

8月末には収穫祭も行われるそうで、
こちらは既に予約でいっぱいらしいけれど、
他の時期にでもまた、ワインを飲みに、
そしておいしい丹波ならではのお食事をいただきに訪れたい
京都おすすめの「丹波ワイン」である。

七月の京都

2008-07-23 01:32:10 | kyoto (きょうと)

七月の京都といえば、先日アップした祇園祭もあるけれど、
この花の美しさもぜひ知ってもらいたいと思う。

蓮と言えば、極楽浄土に咲き乱れる花であり、
日本ならずともアジアではこの時期、美しい花を咲かせることで知られている。

今回、訪れたのはJR花園駅から数分のところにある法金剛院
本来ならば早朝に花が開く蓮なのだけれど、さすがに祇園祭の疲れ(?)で、
寺の門をくぐったのは暑さがじっとりとしみこむような午後。

平日でもあり、シャッターチャンスの時間も過ぎているからか、
ひっそりとした寺の池には、既に閉じかけようとする蓮の花が浮かんでいる。

30度を超える気温の中でもこの静けさは変わらず、花はただじっと咲いている。
「暑い、暑い」と言っているのが何だか少し申し訳なくなるようなその静かな美しさ。

ぜひ次回は早朝の開花の様子を、と心に期してはみるのだけれど、
まぁ、とにかく今はこの花の美しさと池の静かさにひと時なりとも
現世を忘れてみようと、頬を伝う汗をぬぐいながらしばし瞑想してみる
京都の夏のひとときである。



祇園祭 2008

2008-07-19 21:59:05 | kyoto (きょうと)

16日の宵山に京都に入り、17日の山鋒巡行を朝から見る。

画像は「くじ取らず」で先頭を飾る長刀鋒が、唯一の生稚児を乗せて
四条麩屋町で行われる注連縄切りに向かうところ。

このあと稚児による注連縄切りを無事に見て、最後は新町通りを帰ってくる
鉾を迎えて、今年も無事に祇園祭の終盤を見届ける。

今年も京都は暑く、気温も35度前後を行ったり来たり。
しかしさすがに水はきれいな京都、肌も髪もいつもよりさらさら。
京美人を生み出す原点はこれだ、と思わせる京都の魅力の一つである。

次に京都を訪れるまでには、少しは京都のあのうだるような暑さに
少しでも身体を慣らしておこうと考えてはいるのだけれど、
なかなかに体力の要りそうなな京都の夏、である。

ビオワインで小皿料理を

2008-05-14 02:18:24 | kyoto (きょうと)

最近、京都に行くといつも寄るのが、四条烏丸近くにある「Sekaiya」。
ビオワインを揃えていて、ちょっとスペインバル風の小皿料理がおいしい。

調理の様子が見えるカウンター席か、壁に張りついて置かれた小さなテーブル席で、
炭火焼や一品料理などを好みのビオワインといただくのがなかなか楽しい。
夜は午前1時まで営業しているので、少し遅い時間にワインとちょっとしたつまみだけを楽しみに行くのもいい。

今回は、ロワールのシノンをオーガニックの造り手で飲んでみる。
エチケットが酔っ払った仙人(?)というのもいい。
エスカルゴをつまみながら、自家製のフォカッチャをいただく。
カウンター内の仕事人達の手さばきを見ながら、一品、また一品とテーブルの皿が増えていく。

ゴールデンウィーク真っ只中に訪れたのだけれど、そんな喧騒を感じさせない、
いつもながらの雰囲気が嬉しい京都の一軒である。



VIN NATUREL CUISINE
SEKAIYA

京都市中京区錦小路室町東入る占出山町301-1
阪急京都線烏丸駅 徒歩1分 
地下鉄烏丸線四条駅 徒歩1分 
TEL:075-257-3447
18:00~01:00
(L.O.24:00)
定休日: 日曜日 

そうだ 京都、行こう

2008-05-11 01:23:40 | kyoto (きょうと)

GWの後半は京都へ。
先月の桜色の景色は一変して、京都は若葉の淡い緑に包まれていた。

この時期ならではの京都を味わおうと、花の美しい寺をまわってみる。
写真は睡蓮で有名な勧修寺。現在、JR東海のキャンペーンポスターにもなっているので
駅などで見ることも多いけれど、今は氷室池に咲く杜若が色鮮やかである。

やはり四季の花が美しい、小野小町ゆかりの随心院なども近くにあるので、ぜひ足をのばしていただきたい。


京の桜

2008-04-10 00:22:49 | kyoto (きょうと)

やはり京都の桜はひときわ美しい。
いつも歩く哲学の道も花に埋もれるほどで
ただゆっくりといつまでも歩いていたいと思える。

このあとだいぶ雨に降られてしまったので、
これが今年の満開の見納めになりそうだけれど、
また来年ぜひ来ようと思うのは、この美しさに魅せられてしまうからか。

今回の京都も、おいしいものや素敵なお店などいろいろあったのだけれど、
まずは桜から、と思い今回はこの話のみで。

他にも白川や二条城、建仁寺、円山公園など、市内だけでもたくさんの桜を楽しめた週末であった。

吉田山荘でのティータイム

2006-11-29 18:03:55 | kyoto (きょうと)

京都散策の続きで、真如堂から歩いて吉田山荘へ。

元東伏見宮家別邸だったこの瀟洒な建物は、現在は料理旅館となっていて、懐石料理などを楽しむことができる。

ちょうど食事を終えた午後だったので、ティータイムということで行ってみると、明治の洋館を思わせるような、応接間である泉ティーサロンに通され、抹茶やコーヒーなどの飲み物が、お菓子と達筆な筆遣いの和歌を添えたりっぱなセットで出てくる。

庭園も紅葉や緑が鮮やかで、何とも優雅なティータイムである。

紅葉の散策に疲れたところで、ゆったりした空気と館に癒されるひと時であった。

錦秋の京

2006-11-28 11:30:56 | kyoto (きょうと)

ようやく東山辺りも紅葉が見ごろになってきたと聞き、週末に京都を訪れた。

今年は気温が下がらないこともあって、あまりきれいな紅葉は見られないかもしれないということだったので、あまり期待もしていかなかったのだけれど、蹴上から南禅寺、哲学の道、永観堂、法然院と紅葉の散策コースには、濃淡さまざまに紅葉した木々の葉が、今を盛りと「咲き」ほこっている。

そして最後に真如堂へ。

数年前に訪れた時の紅葉も目のさめるような紅が美しかったけれど、今回はそれにも勝るほどの美しさで、まるで紅葉を描いた錦が、幾重にも重なって空から降ってくるようなその景色には、ただ呆然とたたずむのみである。

いつもは凛としてそびえる三重塔も、今日は紅葉の彩りに紅く染まって華やかな印象である。

降りかけてきた小雨の中で、東山の紅葉は更にその美しさを増していくようで、いつまでも立ち去りたくない気分になった日曜の午後であった。