最近足が遠ざかっていた先斗町。
川床の季節でもあるし、たまには鴨川を見ながら食事をしようと予約したイタリアン「
リスタ・ジョルジオ・ピンキオーリ」。
雨つづきの天気で、残念ながらテラスの席は使われていなかったけれど、鴨川が一望できる窓際のテーブルで昼のコースをいただく。
料理は手打ちのパスタや京都の食材を取り入れたメインなど、それぞれ面白いのだけれど、味・仕立てともに少しおとなしめで、もう少し個性が感じられてもいいかな、との印象。
でもお楽しみは、食後のデザートと、そのあとに出てくるpiccola pasticceria(小菓子)。
皿盛りのデザートはソルベにケーキ、コンポートと3種が揃い、それぞれにあたたかさや冷たさ、そしてそれぞれの味わいを楽しめる。
最後の小菓子は、メレンゲやギモーヴ、ミニマカロンやビスコッティー、バーチ・ディ・ダーマ(チョコレートクリームをサンドした北イタリアのクッキー)などがアフタヌーンティー風に飾られていて、食べてしまうのがもったいないほど。
コーヒーも、エスプレッソがシングル/ダブルと好みで選べるのが嬉しい。
この日は昼でもあったし、そのあと出かける予定もあったので、あえてワインは遠慮したのだけれど、ソムリエに聞いてみるとこの店、何とあのイタリアの「エノテカ・ピンキオーリ」のオーナーでもあり、世界的なワインコレクターのジョルジオ・ピンキオーリ氏がプロデュースしたリストランテ、ということ。
それならば次回のために、とワインリストを見せていただくと、イタリア・フランスを中心にびっくりするようなワインが揃っている。
ついでに店の下にあるセラーもちょっとだけ見せていただくと、「こんなワインまで!!」と驚くようなボトルがたくさん並んでいて、正にため息の出るような宝の山。
「ワインの好きな方にぜひ飲んでいただければ」ということなので、次回はワインを目当てに寄ってみようと思うけれど、最近京都にもワインを揃えたお店が多くなって、どこへ行こうかと迷ってしまうのは、贅沢な悩みなのか・・・。