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la mia dolce vita

おべんきょう・ワイン・パン・お菓子・旅・・・などなど

金子みすゞの世界

2011-03-19 23:49:52 | kyoto (きょうと)

京都・大丸ミュージアムで開催されている「金子みすゞ展」。

童謡詩人として知られる彼女の作品を愛する63名の著名人が、好きなみすゞ の詩に自分の作品を寄せている。

純粋で優しいみすゞの眼には、世界は人間だけではなく、さまざまな生き物や自然の共生する場として描かれる。

「鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。」

そうやって皆で「生きて」いることを思い出させてくれるみすゞの詩。

少しでも周りのことを思いやっていきたい、と感じさせられた、没後80年の金子みすゞ展。

Salon du chocolat in Kyoto

2011-02-06 16:47:59 | kyoto (きょうと)

東京での開催が終了し京都にやってきた2011Salon du chocolat。

会場の京都伊勢丹では、東京と同じように、ショコラティエ、パティシエのセミナーやデモンストレーションが行われる。

その京都伊勢丹入り口に飾られているピエスモンテ2つは、水野直己さん(洋菓子店マウンテンのシェフ・パティシエ)の扇を使ったものと、画像の藤田浩司さん(ファブリカ・デ・ヒロのシェフ・パティシエ)が作ったもの。

もちろんすべてチョコレートで作られていて、来店客の目を釘付けにしている

京都駅でウェスティンのケーキを

2011-01-05 23:31:05 | kyoto (きょうと)

京都駅はいつも乗り降りする人がとても多くて、いかにもターミナルステーションという雰囲気なのだけれど、少し時間があってゆっくりお茶でも飲みたい時は、WESTIN MIYAKO HOTEL KYOTOが駅構内に出している「メイフェア 京都ステーション」へ。

入口は駅通路に面していて目立たないので、他のコーヒーショップと変わらないように見えるけれど、中は静かな雰囲気できちんと分煙もされている。

そして何より、ウェスティンがホテルで出しているケーキやトリュフ、焼き菓子や紅茶などが楽しめるのが嬉しい。

お腹がすいた時には軽食も食べることができるし、電車の時間を待つ間に静かにお茶とケーキを楽しめる、京都駅の素敵なティーサロン。

うさぎの神社に初詣

2011-01-03 20:58:56 | kyoto (きょうと)

正月に出かけたのは、京都・岡崎にある岡崎神社。

その昔、平安遷都の際に桓武天皇が王城鎮護のために都の東に建立した神社で、方除け・厄除け・子授けの神社として信仰されている。

辺りに野うさぎが多くいたため、うさぎが氏神の使いとされ、境内にはうさぎの像や画像の狛(こま)うさぎがあり、うさぎのお守り、うさぎのおみくじまであって「京都のうさぎ神社」として知られている。

今年は卯年ということもあり初詣に行ってみると、小さな神社の前から参拝者が長い長い列を作り、寒空の下で順番を待っている。

1年の計は…の言葉もあり、正月から簡単に諦める訳にもいかないので、結局一時間以上並んでようやく参拝を終える。

今年はうさぎにあやかって「ぴょんぴょん飛躍の年に」との声も聞かれるけれど、飛躍のためにはまず努力と忍耐が必要、と思い出させてもらった今年の京都での初詣。

大晦日に京の雪

2010-12-31 23:56:41 | kyoto (きょうと)
年末から京都へ。

大晦日は寒さが厳しくなり朝から雪に。

ランチは町家を利用した中華料理「菜根譚」へ。

雪見障子から坪庭の雪景色を肴に日本酒を一杯。

座敷で楽しむ中華で今年一年を締めくくる。

来年一年も良い年でありますように。

京都でイタリアン2(Bassano del Grappa)

2010-12-04 23:14:43 | kyoto (きょうと)

烏丸近くのおすすめイタリアンはBassano del Grappa。

こちらも京都を中心としたレストラングループ「まんざら」の一軒だけれど、
やはりおいしいイタリアンでお気に入りにしている店。

少し手狭に見える入り口を入ると、京都らしく『うなぎの寝床』状に明るい店内が広がる。

ランチならば2100円で前菜からデザートまでのコースをいただくことができ、ワインもグラスから白・赤・デザートの3杯セットなど、自分がどれぐらい飲みたいかで選ぶこともできる。

そしてここは名前の通り、グラッパを含めた食後酒が充実。「余力」があれば、ぜひゆっくりとグラッパやシェリーなどを楽しんでみては。

それほど飲めない方でも、デザートのソースにグラッパを使ってあったりしてリキュール好きには嬉しい味付け。

少し時間をかけながらのpranzo(ランチ)にぜひお勧めしたい烏丸のイタリアン。

京都でイタリアン(Scorpione祇園)

2010-12-03 23:31:35 | kyoto (きょうと)

京都はイタリアンも楽しい。

この「Scorpione祇園」花見小路に面した町家を改造したイタリアン。

どこか懐かしい感じの天井の高い町家の中で、宝石のように並んだアンティパスト・ミストや小さく上品に盛り付けられた熱々のパスタをいただくと、この場所が西洋なのか日本なのかよくわからなくなる。

1Fのカウンター席も素敵なので、ちょっと小腹がすいた時にグラスワインとアラカルトの一品など注文するのも良い。

実はあの「際コーポレーション」の一店なのだけれど、この一軒だけは特別な雰囲気の大切な京都のリストランテ。

京都で飲茶を(老香港酒家京都)

2010-12-02 17:19:13 | kyoto (きょうと)

京都だからといって日本料理ばかりを食べ歩くのではなく、たまには他のお店も試してみると案外美味しいところがあって嬉しい。

中華も高級なお店からカジュアルなところまでいくつかいいお店があるけれど、四条烏丸交差点の「Cocon烏丸」に入っている老香港酒家京都は、本格的な一品料理から飲茶までいろいろ楽しめる店。

特にオススメなのが3150円で楽しめる飲茶食べ放題コース。各種の前菜にはじまり、本日のスープ、蒸し物、焼き物、中国野菜料理 揚げ物、中国粥 汁そば、そしてデザートに焼き菓子、プリン、冷製デザートと驚くほどたくさんのメニューが出てくる。

サーブの仕方も、飲茶や蒸し物はワゴンの中であたたまったものから選び、焼き物や揚げ物はあらかじめ注文を受けたものを一つずつワゴン内で調理し、デザートや汁そばもその場で取り分けるという本格的なもの。

お客さんにも中国から来た方などがいて、中国系のスタッフの方たちと中国語で話しているのを聞くと「ここは香港?」と思ってしまうような不思議な店。

飲茶食べ放題は時間が90分と限られているため、どんどん出てくる料理をお茶と一緒にひたすらお腹に詰め込むことになるけれど、前菜や飲茶なども一つ一つも美味しいので、ぜひまたお腹をすかせた上で足を運んでみたい。

2010 京都 山の紅葉(善法律寺)

2010-11-30 17:14:29 | kyoto (きょうと)

今回は京都市から足を延ばして八幡市へ。

八幡市駅から男山をケーブルで登り、日本三大八幡宮の一つである岩清水八幡宮にお参りする。

帰りは反対側の表参道・七曲がりを徒歩で降り、平安時代の名刀「子狐丸」を打ったとされる三条小鍛治宗近を祀る相槌神社(相槌とは、もともと剣を打つ際の一緒に槌を振るう相棒からきているとのこと)を通り、紅葉の名所として知られる善法律寺に詣でる。

律宗の寺で奈良唐招提寺の末寺であるこの善法律寺は、室町幕府の3代将軍義満の母、良子の実家であったことから室町幕府と関係が深く、庭園には良子が寄進したとされる紅葉の木が、今も美しい紅葉の景色を見せてくれる。

境内は無料で開放されているけれど、本堂の拝観は要予約の上志納。ただ本堂に安置されている本尊(八幡大菩薩)や不動明王、愛染明王なども、南北朝・鎌倉時代に造られた素晴らしいものなので、もし行かれる方はぜひ本堂内もご覧いただければと思う。

画像は本堂の丸窓から見える庭の紅葉。洛中の紅葉と比べて赤一色ではなく、黄色い紅葉とのコントラストが美しい。

さすがに山に近いせいか少し散りかけの紅葉だったけれど、それもまた趣きが感じられる、静かな山あいの紅葉。

陶板の「ミケランジェロ」

2010-10-24 23:15:15 | kyoto (きょうと)

今週末は京都。

まずは北山にある京都府立陶板名画の庭に「名画」を観に行く。

建築家の安藤忠雄氏設計の屋外に造られた絵画庭園。

鉄筋コンクリートの建物の壁に、モネの「睡蓮」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」など、世界の名画を陶板に写し取った原寸大の作品が展示されている。

外気の光の中で、ミケランジェロの「最後の審判」をゆっくり観ていると、描かれた人物一人一人の表情や動きがよく見えてきて、改めてミケランジェロが表現しようとした世界観が見えるような気がする。

府立の施設のため、隣接する植物園を含めても、入場料金は250円と格安。

安藤氏ならではの洗練された空間に並ぶ芸術作品。ぜひゆっくり時間をとって鑑賞していただきたい、京都・北山のおすすめスポットである。

祇園の新星

2010-07-20 17:08:29 | kyoto (きょうと)

京都には星の数ほど日本料理のお店があり、今の日本の経済情勢では、どのお店もとても大変だと思われるのだけれど、そんな中でぜひ応援したいのが、今年2月にオープンした祇園つじや

日本料理がひしめく新橋通りで、若いご主人が女将と二人でがんばっているカウンター9席のみのお店。

靴を脱いで上がる店内も、ゆったりとしたカウンター席で足も伸ばせてゆっくりできる。

ご主人いわく「店を始めてまだ数ヶ月なので、すべて全力でやっています」との意気込み。

その言葉通り、どのお料理も手を抜いていない全力投球の献立は、昼4200円で「破格」のコストパフォーマンスが味わえる。

ちなみに画像は、鯛ご飯にこんがり焼きめをつけたものを鰹ダシでぐらぐらに煮たいわゆる「雑炊」風のご飯。暑い京都の夏に、涼しい店でこういう熱々のものをいただくのも、ある意味贅沢なことかも。

週1日のお休みも店に出て、昆布を炊いたりデザートに出すアイスクリームを作ったりしているというご主人の徹底ぶりで、随所に手作りの美味しさが感じられる祇園「つじや」。

また京都に来た際は寄ってみたい店の一つである。

京都の夏に

2010-07-18 20:51:31 | kyoto (きょうと)

ひたすら暑い京都の夏。食欲も減退するこの季節だけれど、夏ならではの食材がいろいろ楽しめるのは、さすが京都。

京都の夏にはずせないのが鱧おとし。細かく包丁を入れて骨切りし、ゆがいた鱧を梅肉のたれであっさりいただく。

合わせたワインは、勝沼酒造のアルガ・ブランカ・クラレーゼ。甲州ぶどうを使い、シュール・リー(澱の上でワインを熟成させる)醸造法を用いて造られた白ワインで、甲州ぶどうならではの米麹のような香りと、穏やかな酸が日本料理とよく合う。

店は行きつけの「サヨナラノアト」(烏丸通り錦小路西入ル)。現在は業態が変わって、もち豚ダイニングの店だけれど、しゃぶしゃぶ鍋などのコース以外にもアラカルトのメニューが充実していて、京野菜など京都ならではの味が楽しめる。

暑くてつらい京都の夏も、美味しい料理と美味しいワインで、気持ち良く乗り切りたいものである。

祇園祭宵山 2010

2010-07-16 23:55:48 | kyoto (きょうと)

今年も雨が心配された祇園祭 宵山。

このところの集中豪雨の影響で、夕方にスコールのような強い雨が降ったものの、あたりが暗くなりお囃子が始まる頃には雨もあがり、多くの人々が通りに出て、美しく飾られた鉾や山を愛でる。

明日は山鉾巡行。良い天候となれば嬉しいけれど。

鴨川沿いのリストランテで

2010-06-29 17:37:21 | kyoto (きょうと)

最近足が遠ざかっていた先斗町。

川床の季節でもあるし、たまには鴨川を見ながら食事をしようと予約したイタリアン「リスタ・ジョルジオ・ピンキオーリ」。

雨つづきの天気で、残念ながらテラスの席は使われていなかったけれど、鴨川が一望できる窓際のテーブルで昼のコースをいただく。

料理は手打ちのパスタや京都の食材を取り入れたメインなど、それぞれ面白いのだけれど、味・仕立てともに少しおとなしめで、もう少し個性が感じられてもいいかな、との印象。

でもお楽しみは、食後のデザートと、そのあとに出てくるpiccola pasticceria(小菓子)。

皿盛りのデザートはソルベにケーキ、コンポートと3種が揃い、それぞれにあたたかさや冷たさ、そしてそれぞれの味わいを楽しめる。

最後の小菓子は、メレンゲやギモーヴ、ミニマカロンやビスコッティー、バーチ・ディ・ダーマ(チョコレートクリームをサンドした北イタリアのクッキー)などがアフタヌーンティー風に飾られていて、食べてしまうのがもったいないほど。

コーヒーも、エスプレッソがシングル/ダブルと好みで選べるのが嬉しい。

この日は昼でもあったし、そのあと出かける予定もあったので、あえてワインは遠慮したのだけれど、ソムリエに聞いてみるとこの店、何とあのイタリアの「エノテカ・ピンキオーリ」のオーナーでもあり、世界的なワインコレクターのジョルジオ・ピンキオーリ氏がプロデュースしたリストランテ、ということ。

それならば次回のために、とワインリストを見せていただくと、イタリア・フランスを中心にびっくりするようなワインが揃っている。

ついでに店の下にあるセラーもちょっとだけ見せていただくと、「こんなワインまで!!」と驚くようなボトルがたくさん並んでいて、正にため息の出るような宝の山。

「ワインの好きな方にぜひ飲んでいただければ」ということなので、次回はワインを目当てに寄ってみようと思うけれど、最近京都にもワインを揃えたお店が多くなって、どこへ行こうかと迷ってしまうのは、贅沢な悩みなのか・・・。

八坂の塔を眺めつつ

2010-06-28 17:34:41 | kyoto (きょうと)

今回お昼に伺ったのが、八坂の塔のすぐ近くにある日本料理「修伯」。

リーズナブルなお値段で日本料理を楽しめる最近人気のお店、と聞いてさっそく予約を入れて訪れる。

店はカウンターが8席と奥の1卓のみで、この日も全員予約客であっという間に席がいっぱいになる。

料理はご主人が目の前で料理をしていく板前料理。ただお昼は時間が限られているためか、数組にまとめて料理を出して説明を行うようで、少し急ぎすぎかな・・・の感もある。

とはいえ、煮物、椀物、小皿盛りのお造り、棒寿司、煮物、そして店の入り口にあるおくどさんで炊いた炊込みご飯(ただし、ご飯を炊いている間、店内が煙くて参った・・・)と、いろいろいただくことができ、お値段にしては充実のメニューなのではというのが感想。

そして最後が、「お好きなものをお好きなだけ」お願いできるデザート。フレンチ出身のご主人が、女性にも喜んでもらえるように考えたという6種類の和洋デザートを少しずつ全種類いただき、あたたかいお茶で〆。

実はあとで聞くと、ワインもかなり「凄い」リストがあったようで、次回はぜひワインと一緒に楽しんでみたい修伯のお料理。

もしお昼の予約が取れれば、八坂や東山散策の帰りにでも寄っていただきたいお店である。