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la mia dolce vita

おべんきょう・ワイン・パン・お菓子・旅・・・などなど

フェズの迷路に迷う

2010-12-17 05:00:48 | viaggio (たび)

昨日から休暇で北アフリカ・モロッコに。

まず世界遺産のフェズ旧市街を見学する。

画像は旧市街への入口であるブージュルード門。真っ青な空にフェズブルーのアラベスク模様が眩しい。

この門を入ると、中は細い道が複雑に入り組んだ迷路。人ひとりがやっと通れるほどの狭い路地もあり、その中を人や荷車、驢馬などがすり抜けるようにして通っていく。

一度道を間違えたら二度と元の世界に戻って来られないような不安な思いに駈られるこのラビリンス。

ようやく出てきた時の安堵感をかみしめながら、地元で人気のモロッコ料理店へ。

タジン鍋で調理したチキンや小皿に盛られたレンズ豆の煮込みなどを味わい、地ぶどうで造ったモロッコワインを飲んでまた明日への活力源に。

これから内陸部に入っていき寒くなるようなので、体調に気をつけながら、思う存分モロッコの恵みを楽しみたいものである。

猛暑の南京町を歩く

2010-08-23 20:14:37 | viaggio (たび)

まだまだ残暑の続く神戸の町。

とりあえず行きたいところをピンポイントでまわるため、シティー・ループバスで街を巡る。

まず降りたのは南京町。アーケードと違って太陽の照りつけるチャイナ・タウンは、まさに粥の中の暑さ。

中国語版のコカ・コーラ自販機に載ったパンダだけは相変わらず笑顔だけれど、少し歩いただけで息が切れるほどの蒸し暑さ。

しかし、それでも食べたいのがいつもの中華。広東料理の「青龍」でエビチリや油淋鶏、青椒肉絲などをいただき、最後はジャスミンティーのゼリーで一息つく。

暑気払いも兼ねた神戸での美味しいもの散策、まずは一軒目。

ベトナムも最後はワインで

2010-07-27 21:39:12 | viaggio (たび)

ベトナムで飲むとなると、やっぱり通常はビール。

なので、街のレストランでも「ハノイ・ビール」や「333」など、ベトナムのビールをいろいろ飲んでみた。

でも一度はワインを、とハロン湾クルーズの船上で頼んだのがベトナムワイン。

どこのどんなブドウを使っているのか、どんな造り方をしているのかよくわからないけれど、飲んでみるとフレッシュな、口当たりの良い白ワインで、出されたシーフードとの相性もなかなか良い。

世界遺産のハロン湾をまわるクルーズも、ベトナムワインのお陰で気持ちよく楽しむことができ、リフレッシュできた今回のバカンス。

シクロに乗って

2010-07-26 16:25:00 | viaggio (たび)

ハノイの街をシクロ(人力車)に乗って走る。

猛暑の日本に比べれば気温はやや低いけれど、高い湿度のせいか蒸し暑い。

そんなぬるい空気の中、旧市街の建物の周りを一回りする。

植民地時代に建てられたオペラハウス、フランス風の政府の建物など、今もどことなく西洋の香りのするこの街。

昼はベトナム風フランスパンのサンドイッチを食べ、甘いレモネードを飲み、東洋のパリと呼ばれるハノイの街を満喫。

蓮の花に囲まれて

2010-07-25 00:19:34 | viaggio (たび)

7月末までベトナムでは蓮の花を摘み、わずかに取れるそのおしべを使って蓮茶を造る。

映画でその花摘みを観て以来、一度来てみたかったこの季節のベトナム。

ものすごい数のバイク、その土ボコリ、ベトナムの人のやさしい笑顔、そしてその柔らかな言葉の響きも、しばらく忘れていた懐かしい風景。

蓮の花の開花に合わせて、朝早く農家が花を摘んでおしべを取り出す作業を見に行く。

ピンク色の花びらに包まれた朝。日本で味わうのとは違う、穏やかで静かなハノイの朝の景色。

パリ報告( 今回の収穫2)

2010-05-07 23:06:36 | viaggio (たび)
きのう、パリから帰国。

今回、パリの街はあまり歩かず、シャンゼリゼ通りにもモンマルトルにも行くことなく帰ってくることに。

ただ、どうしても行きたかったお店が、ムーランルージュの近くにある「ア・レトワール・ドール」。

ここは、リヨンのベルナシオンのショコラやブルターニュのアンリ・ルルーのキャラメルなど、パリでも他では扱っていない、フランス各地方のパティスリーのお菓子が買えるお店。

そしてお菓子と共に楽しいのが、名物オーナーであるドゥニーズおばさんとのおしゃべり。

片言でもフランス語で話しかけると、機関銃のようにフランス語が返ってきて、あとは買い物が終わるまで、とめどなくおばさんの話は続く。

ベルナシオンの話、フランク・ケストナーの話。内容は100%わからなくても、おばさんが嬉しそうに話しているのを聴いているだけで、こっちも楽しくなってくる。

結局、おばさんが片っ端からトレーに入れたおすすめショコラが袋に詰められて日本へのお土産に。

日本でおばさんの顔とおしゃべりを思い出しながらかみしめたいパリの味である。

パリ便り( 今回の収穫1)

2010-05-06 12:26:07 | viaggio (たび)
日曜日のマルシェに出ているワイン屋でいつも探すのが古いヴィンテージのコーナー。

といってもきちんと整理されているわけではなく、どこから集めてきたのかわからないような古いワインが雑多に並んでいるだけ。

その中から年代やラベル、液面やコルクの状態などを見ながら、掘り出し物を探すのがいつもの楽しみ。

今回、選んだのはこの2本。

赤は1996のマディラン。このワインの古いものは飲んだことがないけれど、状態が良さそうだったので試してみることに。と思った以上の美味しさで、ボルドーのオールドヴィンテージを数十分の一の価格で買えた気分。

そして白は1981のドイツ・トロッケン。こちらは帰ってからのお楽しみに、ということで持って帰ることに。

他にも毎日楽しい発見があったパリでの「ワイン探訪」。また日本でも発見したら紹介してみたいと思う。

パリ便り( シャブリの里へ)

2010-05-05 05:08:23 | viaggio (たび)
パリからバスでブルゴーニュへ。

シャブリの村に入り、シャトーを見学。プチ・シャブリ、シャブリ、プルミエ・クリュと試飲する。

プチ・シャブリは藁や草などの香り、シャブリは洋梨などの甘い香り、プルミエ・クリュは更に複雑な香りとそれぞれに異なる味わいだけれど、やはり産地ならではの新鮮さが感じられる。

シャブリ村のあとは世界遺産のベズレーを訪れ、ここでは地元で造っている軽めでフレッシュなワインを味わう。

ブルゴーニュの中でも北部に位置するこれらの産地で造られるワイン。日本で日常的には飲まないけれど、産地で地元の食材と合わせるとこんなにも飲みやすいのかと、少しこの辺りの産地のワインを見直した今回のブルゴーニュ。日本でもまた、試してみたいと思う。

パリ便り( 美術館へ)

2010-05-04 01:29:35 | viaggio (たび)
第1日曜日、パリでは多くの美術館が無料になる。

この日はいつもよりたくさんの人が並ぶけれど、それでも観る価値の美術館がたくさんあるので、午前中にマルシェを散策したあと、まずオルセー美術館に向かう。

予想通り、美術館の外は長蛇の列!それでも一時間ぐらいで入場することができ、あとは自由にオルセーの美術品を観賞。

やはり人気のあるのは印象派の作品。現在、上階は改装中のため、地上階に展示されているゴッホやモネ、ルノワールやドガなどの絵画の前には、たくさんの人が集っている。

ひととおり、作品を観賞したあと、今度は東洋の美術品を収蔵するギメ美術館へ。

ここは音声ガイドも無料で借りられるので、ゆっくりと案内を聴きながら、カンボジア、インド、タイ、ベトナム、インドネシア、ネパールなどアジアの国々、そして中国、韓国、日本の貴重な展示物を見学する。

日本のものが少なかったのは少し残念だけれど、あまり深く知らなかった東洋文化の歴史に触れ、とても勉強になったギメ美術館。

ルーブル、オルセー、オランジュリーだけではなく、たまには東洋の美に触れるこの美術館を訪れるのも良いのでは。

パリ便り(Auvers sur Oise)

2010-05-03 04:01:56 | viaggio (たび)
これが、ヴィンセント・ゴッホが自身の終焉の地で描いた教会の現在の姿。

パリから郊外への二つ目の旅は、このオヴェール・シュール・オワーズ。

週末にはパリから直通列車が運行されるので、普段より簡単に行けるのが嬉しい。

鉄道の駅を出て街を歩くと、今も百年前の古い景色やゴッホの絵に描かれた麦畑などが残っていて、絵と同じ景色を探しながら、イルドフランスの田舎の景色を楽しめる。

ゴッホが住んでいた狭い屋根裏部屋、一緒に絵を描いていたガシェ医師の家やゴッホの絵にも残るその庭、そして以前から「憧れて」いたアブサンの博物館などを訪れ、とても満足できた一日。

ゴッホほか、この地に魅せられた印象派画家の絵を、もう一度ゆっくり観てみたいと思っているところである。

パリ便り(Moret sur Loing へ)

2010-05-02 01:32:55 | viaggio (たび)
印象派の画家、アルフレッド・シスレーが暮らし、その美しい風景を多くの絵に残した、パリ郊外のMoret sur Loing。

パリからは約1時間とアクセスも良いので、郊外電車に乗って訪れる。

途中、列車の故障などもあってかなり時間がかかってしまったけれど、駅から歩いて旧市街に入ると、中世の面影を残す街並みと、印象派の絵画を彷彿とさせる川沿いの風景に、しばし時間の流れを忘れてそぞろ歩く。

パリの街を楽しむ旅もいいけれど、たまにはこんなゆったりした風景を楽しむのも良いかも。

(突然)パリ便り

2010-05-01 03:32:59 | viaggio (たび)
GWを使ってパリへ。

まず寄ったのが、パリ・リヨン駅。

駅前のお気に入りブラッスリー、Taverne Karlsbrauでフレッシュ・オイスターとシュークルートをアルザスワインでいただいて、まずは久しぶりのパリに乾杯!

明日からいろいろ回りたいと思っているので、今回はできるだけリアルタイムにアップしていくつもり…。

冬のブドウ畑(@リューデスハイム)

2009-12-29 17:01:25 | viaggio (たび)

ワイン用のブドウを造っているリューデスハイム。
夏になれば青々としたブドウ畑が見られるのだろうけれど、
今は雪に覆われて冬眠中。
ぜひ次回はブドウの実がなる頃に訪れたいもの。

ワイン屋が並ぶつぐみ横丁も、この季節は
クリスマス・マーケットに早変わり。
熱い飲み物でも飲みながら屋台を見てまわる。

この町にあるProst Weinhandelでは、
ドイツワインを試飲でき、注文したワインは
日本の倉庫から直送するという、日本人にはありがたい
ラインワインのケラー。

珍しいロゼやトロッケン・ベーレン・アウスレーゼを
数本送ってもらうことにしたので、日本でゆっくり
味わってみるつもり。

遅ればせながら“Frohe Weihnachten!”

2009-12-27 18:08:51 | viaggio (たび)

クリスマス休暇で、南ドイツへ。
フランクフルトに滞在し、クリスマス・マーケットを見ながら、
ニュルンベルク、ヴュルツブルク、リューデスハイム、
マインツなど南ドイツの12月を味わう旅である。

日本を発つ前に、かなりの寒さであることは
知っていたけれど、さすがにヨーロッパの冬。

それほどの大雪ではなかったけれど、気温は零下10度を
切る日もあり、手袋なしでは手ががたがた震えてくるような
寒さで、靴も日本から持っていったブーツでは用を成さず、
現地で調達することに…。

ただ現地ガイドの話では、やはりクリスマスは
雪の降るホワイト・クリスマスの方が、風情があって
良いとのこと。確かにこの寒さの中で味わうグリューワイン
(ホットワイン)や熱々のソーセージは格別で、
マーケットの屋台をはしごしながら、ドイツの冬の味覚を楽しむ。

画像はマインツのクリスマス・マーケットから見上げた
ドイツ三大聖堂の一つ、マインツ大聖堂(Dom)。
夕暮れに訪れたこの古い大聖堂が、その長い歴史の中で
培ってきた威厳には、思わず言葉を失って立ちつくす。

冬のヨーロッパを生きる人々の長い冬を、
ひととき彩るクリスマス・マーケット。
その歴史と重みを感じ、厳粛な思いを感じた
今回のドイツへの旅であった。

癒しの美ら海へ

2009-12-02 15:51:20 | viaggio (たび)
2日目は北部まで足を延ばし、海洋博記念公園内にある
沖縄美ら海水族館へ。

この水族館では、「黒潮の海」大水槽の中を悠々と泳ぐ
ジンベイザメやマンタの姿を間近で見ることができ、
時間によってはジンベイザメの餌付けも
楽しむことができる。

水槽の脇はカフェになっていて、アクリルパネル越しに
すぐ目と鼻の先に魚たちが泳いでいくのが見えて、
ゆっくりとその場所に座っているだけで、
いろいろなことを忘れて癒されていく。

たまにはこんな時間を持つのも大事かもしれない。