
今年も押し詰まってきて、花どころではないですけど、少しだけお花の特集をつづけておきます。今日は、それなりにあたたかで、いろいろなことをできたらいいんですけど、もうやらない雰囲気です。ああ、ザンネンですね。
明日大晦日なんて、いまいちそういう実感はないけれど、こんな感じで年が過ぎていくものなんでしょうか。
11【両( )に花】……二つのよいもの、美しいものを同時に独占すること。
めったに起こらない状況なので、女性に対してお世辞で使う場合がほとんどだと思います。
12【いずれ菖蒲(あやめ)か( )】……どれもすぐれていて選択に困ることをいう。
平安末期の武将・源頼政(みなもとのよりまさ)がヌエ退治の賞として菖蒲前(あやめのまえ)という美女を賜(たまわ)るとき、十二人の美女の中からその女性を見つけ出すようにと言われたときに詠んだ歌によることばです〈太平記〉。素人目(しろうとめ)にはみな同じでも、微妙な違いがあるらしいです。
13【立てば芍薬(しゃくやく)座れば( )歩く姿は百合(ゆり)の花】……女性の美しい容姿(ようし)を形容する語。
三つの花はともに初夏が盛りで、女性が美しく見える季節です!
14【( )日見ぬ間の桜かな】……桜の花の散りやすいところから、世の中の移り変わりのはげしいことのたとえ。
桜は何日くらい花をキープできるでしょう? 一日ではないし、二日だと短すぎるし、三日? 四日? 五日? どれかですね。
15【六日の菖蒲(しようぶ) 十日の( )】……時機に遅れて役に立たないことのたとえ。
五月五日の端午(たんご)の節句に使うあやめは、六日には役に立たない。また、九月九日の重陽(ちょうよう)の節句に使う〇も、十日には役に立たないことから。タイミングは大切です!
16【一( )托生(たくしょう)】……行動・運命を共にすること。
仏教では、極楽でみんな一緒に同じ○の葉の上に身を託すことから。
17【( )の道】……苦難の多い人生などのたとえ。→漢字だと「茨」と書きます!
とげのある小さな木がいっぱい生えている道? どこにそういう野原があるんでしょうね。アジアにもそういう草花は自然に出てくるみたいです。
18【隣の( )は青い】……他人のものはよく見えるたとえ。隣の花は赤い。
人の欲の深さを示しているようにも見えますが、その一方で、人間が理想を求めていくときの好奇心や向上心の現れと見ることもできますね。だから、頑張ろうという気になるかもしれない。でも、たいていは言い訳かな?
19【草木も( る)】……真夜中のすべてのものが寝静まったようす。
「草木も――丑三(うしみ)つ時(午前二時ごろ)」擬人法で考えてみてください! 幽霊タイムです!
20【やはり野におけ( )草】……狭い室内にとじこめるよりも、自然のものは自然のままがよいということ。人工的な管理は本来のよさをそこなってしまう。
日本人が親しんできた春の野原の草花は? タンポポ? 田んぼに植える! そうしたら、地力がよみがえるらしいです。
21【大和(やまと)( )】……日本の女性の理想である「しとやかさ」と「したたかさ」を示すことば。
2011年7月、女子サッカーW杯ドイツ大会において、日本チームは世界ランキング1位の米国にPK戦の末に勝利して初優勝! そしてブームは到来しました!
キャプテンだった澤穂希さんは2015年のシーズン終了後に引退。新しい時代がやってきます! 2016年のオリンピックはメダルには届くかもしれないけれど、金色ではないかもしれない。

★答え 11・手 12・かきつばた[杜若] 13・ぼたん[牡丹]
14・三 15・菊 16・蓮(れん)
17・いばら[茨] 18・しばふ[芝生] 19・眠る
20・れんげ[蓮華] 21・なでしこ[撫子]
14・三 15・菊 16・蓮(れん)
17・いばら[茨] 18・しばふ[芝生] 19・眠る
20・れんげ[蓮華] 21・なでしこ[撫子]