★ 2014年10月16日 22時13分37秒 | 本と文学ということで、以下の記事を書いていました。 それを一部コピーして載せてみます。 ほんの少し冒頭を読んでみたら、なかなか良かったので、もう一度大事な作品を取り上げてみようと思ったのです。そして、現代に意味を問いたかったのです。でも、そんなことは私の仕事ではないので、無責任に思ったことを書いてみます。 戸島炭鉱から長崎港ま . . . 本文を読む
故郷に帰る女性のフリをして、蕪村さんは故郷を眺めています。ネコはミャーミャー相手を呼んでいました。昔はそういうのをよく聞きました。近ごろは、ネコもおうちで引きこもりです。声もあげられないし、声をあげても、それこそ応える相手もいないでしょう。去勢もされて、どんな子が好きなのか、自分でもわからなくなっているのかも……。何だかかわいそうです。 つい何十年か前だったら、野良猫 . . . 本文を読む
ついこの間まで、NHK-FMに出てたと思ってた中川安奈さん。女優さんで、映画の「敦煌」でデビューしたんだったかな。とてもシャープな方で、美人さんだと思っていました。女優さんだから、番組で映画のことをあれこれ語っておられました。DJというよりは、映画界の人として音楽をあたたかく語ってくれてたと思います。 その彼女が亡くなってからもう六年ほどになるわけで、時が過ぎていくのが怖いくらいです。今は紺野美 . . . 本文を読む
あいかわらず、ロイ・オービソンを家でもクルマでも聞いています。「カリフォルニア・ブルー」もクルマの中で歌ってますよ。 ほんとに、アホですね。クルマの中ではひとりで明るくて、指揮者になったり、ロイ・オービソンみたいに歌ったりしています。 ロイ・オービソンさんは、1936年の4月23日生まれでした。うちの父より6つ若いだけか。そして、1988年の12月6日に亡くなっている。52歳の短い生涯でしたが、 . . . 本文を読む
今、すべてを焼き尽くす火という力があれば、いろいろな問題で困窮している人間たちはそれに頼ってしまいたいだろう。けれども、そんな万能のものはなくて、人間社会の諸問題は淡々と続いていく。善後策は施されるだろうけれど、根本的な解決には至らず、現代に生きる私たちは、もうお手上げ状態に陥っている。 火は、たまたま人間が見つけて、長い歳月で手なずけて、仲良くしてきた存在である。火が人間の文明を作ったという面 . . . 本文を読む
堤を歩いて行けば、いつかは故郷にたどり着きます。当然、そこには誰かがいて、少しずつ地元の人々とふれあうことになります。〇一軒の茶見世(ちゃみせ)の柳老(おい)にけり 一軒の茶店のそばにあった柳の木は、知らない間に大きくなっていました。 これはもう俳句ではないですね。日記でもなくて、漢詩と五七五を組み合わせて、何かを物語ろうとしている。 堤防にある茶店は、一軒だけです。その印象的な、思い出深い茶店 . . . 本文を読む
CDプレーヤーが壊れて、もう何か月も経過しています。近ごろ、私はずっとクラッシックおじさんだったのに、仕方がなくて十何年前のMDばかりを、とっかえひっかえ聴いているうちに、また昔のポップ坊やに戻ってきちゃいました! いや、ポップおじさんでしたね。 それで、いろんなMDの中で、最後に残ったのは、ロイ・オービソンさんでした。うちの子が生まれた時に、最後のアルバムを出して、次の年には亡くなってたポピュ . . . 本文を読む
清少納言さんにとって、中国の斉の孟嘗君って、どんな存在だったでしょう? 物語の中に出てくる面白い人物というだけなのか、ただの教養として知ってただけなのか……。まあ、知っているだけでもたいしたもんですね。それをネタに使えるんだから、賢い人です。私なんかには絶対にできないことです。 「許さないわよ! もう会ってあげない!」 そう言われたら、昔の貴族さんであれば、「よし、そ . . . 本文を読む
以上のエピソードによりまして「鶏鳴狗盗」とは、ゴロツキ・役立たず・意味不明の才能などという意味で、あまりうまく使われていることばではないかもしれません。 でも、意外な才能というのか、その道のスペシャリスト、という意味の「鶏鳴狗盗」もありますので、要はことばを使う人のさじ加減なんだと思われます。ことばはそこにあります。それをどんなふうに選ぶかで、人を動かしたり、難しがらせたりします。 田文さんのと . . . 本文を読む
さて、どうしたらこの包囲から逃れられるのだろう? 田文さんは考えます。彼が旅するということは、自宅に抱えていたスタッフも移動するということです。彼のブレインというのか、家来ではない、どちらかというと居候・お客さんという立場かな。お仕えするのではなくて、ただ彼がその人たちを見込んで自宅にいてもらった仲間みたいな人たちです。すごくたくさんいました。 さあ、そういう時に誰がどんなことをしてくれるんでし . . . 本文を読む
戦国時代、勉強不足でちゃんとまとめられていません。でも、あと百年もないと思っています。BC247年には始皇帝が即位するんですから、あと少しです。 そして、蕪村さんの句集も読んでますし、ゴッチヤになってたりします。そして、時々それらが一緒くたにやって来るので、自分でそれらを整理しながら、うまく収まりをつけるようにしています。まあ、自分なりにまとめたら、気持ちは落ち着くんです。 BC700年ころ、周 . . . 本文を読む
映画は見ていません。先週、大阪に古本市に出かけて、買った「日本の黒い夏 冤罪・松本サリン事件」(熊井啓 編著 2001岩波書店)をやっと昨日読み終えたので、映画も見たような気になっているんだと思われます。 シナリオは全部読みました。引用したいところもありましたけど、やめておくことにします。よく言われていることですけど、マスメディアの怖いところを突いている内容でした。お仕事の上でメディアの人たちが . . . 本文を読む