二月はにげる、というけれど、ついこの間節分だとかなんとか言ってたような気がしたんだけど、怖いくらいにこの時期の回転の速さです。こんなに目まぐるしく時間は過ぎていくのに、ニュースときたら、政治はウラガネだし、スポーツといえばオオタニくんだし、何もかも話題がないみたいに進んでいます。 あれこれあるように見せかけて、結局何も変わっていないだけです。大谷くんはきっと頑張るだろうし、政治の低迷は続くでしょ . . . 本文を読む
芭蕉さんは一通り勉強した気になったので、蕪村さんの句集を昨日から取り出しています。すぐ三日坊主になると思われます、とりあえず、三つくらい抜き出してみます。 その前に、ドナルド・キーンさんが宣長さんのことおっしゃってたのを思い出しました。 日本人はいつも何が日本的であるかということについて心配する。昔からそうだったようです。国学者の場合には、特別そういう悩みが激しくあったのでしょう。 本居宣長など . . . 本文を読む
【睚眦(がいさい)の怨み】……ちょっと人ににらまれたほどのうらみ。わずかなうらみ。「目には目を、歯には歯を」と似ているけれど、少しだけ違います。 誰がそんなことをしたんでしょうか? 他人に対してイチイチ反応してみても、人からの冷ややかな態度なんてキリがないんだから、そんなにムキにならなくてもいいと思うんだけど、でも、しっかりそれらに反応する人はいます。それでその人は幸せ . . . 本文を読む
范雎(はんしょ)さんの「范」は名字ですね。たしか、范文雀(はんぶんじゃく)さんという俳優さんがおられました。「雎」という字は、「隹(ふるとり)」が入ってるから、みさごという猛禽類を表わすようです。 ことばは、「遠交近攻」です。意味は、【遠交近攻】……遠方の国と仲良くし、近くの国を攻める。近くだとケンカしやすくなり、遠くだと適度な距離をもって接する。 どうして人間は、近 . . . 本文を読む
久しぶりに『徒然草』を貼り付けてみます。ギャンブルにはあまり興味はないんですけど、まあ、兼好さんの話を聞いてみましょうか。130段からです。 物に争はず、おのれを枉(ま)げて人に従ひ、わが身を後にして、人を先にするには及(し)かず。 人と争うことなく、自分の主張を曲げて人に従い、自分をあと回しにして、人を先に立てるにまさることはない。 簡単ではないことをまず断言しています。でも、そんなに強くでは . . . 本文を読む