三連休の前の夜、昔ならウキウキしたのだと思います。でも、今はあまり浮かれた気分ではありません。 連休の間も仕事はあるし、自分が頑張れば片づく仕事であればいいのだけど、自分が頑張ってもどうにもならない、というのか、自分にはどうしようもできない仕事に振り回されているので、主体性がなくて、仕事をさせられている気分があります。 そこをもう一歩踏み込んで、無理やり自分の仕事にして、素早く解決できればいいけ . . . 本文を読む
70年代半ばに買った岩波文庫、あとしばらくしたら、ページをめくるたびにちぎれるかもしれない。それまで、もう少し埋もれていることばを探してみます。どれだけ見つけられるかわからないけれど、こんな旅があったのだと思っています。 こんな旅を、私もしてみたいと思っています。 西の方へ歩く W.ワーズワース 私の仲間と私とがある日没後の晴れた夕べ、数週間前に私たちの旅の間に親切にもてなされた小 . . . 本文を読む
セリヨサって、沖永良部島の古称というか別名なんだそうです。初めて聞きました。どうして干刈あがたさんは自らの小説で、母の故郷の沖永良部島と言わずに「セリヨサ島」を使っていたんでしょうか。 ひょっとして、お母さんから教わったものだったのか、ふるさとの方たちのおしゃべりからあがたさんが身につけていった感覚だったのか。そういう耳学問を大事にする方だったから、あがたさんは沖永良部の歌の採集活動だってされた . . . 本文を読む
雨が降っています。雨が降っていなかったら、満月を見るために外に散歩に出かけたでしょうけど、とても月見どころではありません。わりとしっかり降っているし、外は寒いということです。 でも、私はオッサンだから、オッサンは人が寒いというと暑い暑いと場違いな汗をかくし、みんなが心地いい感じと思っていると、末端が冷えてたり、何だか世の中からズレているんです。 今は、寒いと感じる人たちもいるはずですけど、私は暑 . . . 本文を読む
ねごとシリーズ第二弾になりました。 二度目に目が覚めたら、五時前でした。ああ、本当に睡眠エクスプレスはやって来ないです。すぐに目が覚めてしまう鈍行列車です。ちょこちょこと止まってはまた寝て、そんな睡眠しかできないみたい。 それで、ねごとが始まりました。♬いまあなたはめざめタバコをくわえてる(昔の人はタバコが手放せなかったよなあ。そういや、父は全く吸わなかったから、私たち家族はタバコの害というのを . . . 本文を読む
うちのオカンのハナウタを思い出しました。 最近こういうのばかり書いてるけど、私って大丈夫でしょうか? 少し、大阪の母が気になってるのは確かかな。それとは関係なく、思い出したはずなんだけど、記憶の切れっばしがあれこれとうずいているんですね。どうしたことか。 タイトルの通り、西郷さんの歌でしたよ。いちかけ、にかけて、さんかけて、しかけて、ごはけて、はしをかけ、橋のらんかん腰かけてはるか向こうをながむ . . . 本文を読む
たまたまだけど、何日か前、帰宅する時にまっすぐな道を走っていて、そんなにスピードも出ていないのに、ふとハナウタをうたっていました。 どこまでも行こう 道はきびしくとも ふふふふふ ふふふーふふ 走って行こう 2番も、3番も、1番さえもわからないけれど、何度か繰り返していましたっけ。 ただ、こころの中にある歌が、たまたま飛び出てきて、クルマの中で歌ってみたというところかな。 何もかもチャランポラ . . . 本文を読む
ちゃんとした歌詞も知らないのに、何だか知ったような気になっていたのは、NHKの「みんなの歌」で取り上げられたからでしょうか(1973)。 それとも、どこかで聞くチャンスがあったのかどうか? たぶん、ないから、とにかくテレビで学習したんでしょう。テンポがいいのは、それなりの作曲家が作ったからだし、30番まであるというのは、それなりの作詞家が作ったからでした。 荻昌弘さんの本から、ところどころ抜き書 . . . 本文を読む
もうすぐ六月になるんだ! というのは思ってました。 そして、六月になってしまった。意識してたのに、知らない間になってしまった感じです。ちょうど区切りの時間になるようにと時計を見つめていて、区切りの時間が来るのを見損ねて、知らない間に時間を過ぎてたみたいな、そんな感じです。 茨木のり子さんは好きな詩人だから、ずっと知ってたし、他の本だって読みましたけど、詩集は二冊うちにありました。 右側の童話屋の . . . 本文を読む
井伏鱒二さんの「厄除け詩集」(1977 ちくま)、私のは1994講談社文芸文庫ですけど、そこに有名な漢詩の井伏版があります。 何度も言われ、何度も読み返し、何度も感じるけど、何度もそうなんだなと振り替えらざるを得ない、有名なことばがあります。于武陵(う・ぶりょう)という人の作品です。 勧君金屈巵(君に勧むきんくっし) 満酌不須辞(満酌すべからく辞するべからず) 花発多風雨(花発いて風雨多し) 人 . . . 本文を読む
昨日の帰り、FMでジョン・レノンの「ジョンの魂」のB面を聞かせてもらいました。 いろいろな曲調があって、トータルでジョン・レノンというアーチストの様々な面を教えてくれるものではありました。どこか、他のロックのアルバムでもいいんじゃないの、そんな風に聞こえる曲もあったような気がします。 そして、DJをしている東京スカパラダイスオーケストラの方のオススメ曲が、シンプルな題名の「Love」でした。 曲 . . . 本文を読む
ラジオのお仕事をしている友人がいます。自分の好きな曲を毎週あれこれとかき集めたり、リクエストをもらったりしながら、彼の思い入れやエピソードを配合して、深夜の人気番組を作っているようです。 その彼から、突然メールが来て(LINE)、「木山捷平って、どんな人?」ということでした。 岡山出身で、詩も書いたけれど、小説もたくさん書いたそうで、旺文社文庫というところから四冊も出ていたらしいです。1977年 . . . 本文を読む
三連休、どこにも行かず、庭の片付けもしないでずっと何をしてたんだろう。本さえ読んでないです。テレビは少しだけ見ましたけど、あまり大したことはしていない。まあ、いつものグータラかな。 そんなこと言わないで、金子光晴さんを読みましょう! ――自叙伝についていつからか幕があいて僕が生きはじめていた。僕の頭上には空があり青瓜よりも青かった。ここを日本だとしらぬ前からやぶれた障子が立っていて日本人の父と . . . 本文を読む
小学校の頃、憶えた詩といえば、高村光太郎の「道程」でした。 ☆ ぼくの前に道はない。ぼくの後ろに道はできる あの光太郎さんの詩でしたっけ。確か、卒業式の時にいろいろと特別なことを教わって(卒業式の呼びかけ、あれもイヤでした。イヤイヤばかり思ってる小学生だったんですね!)、その学びの中で教わった詩でした(たぶん? アルバムにも書かれてたかな? 先生たちのメッセージだったのかな?)。 教訓的に教わっ . . . 本文を読む
中学の頃、たまたま藤村の詩に出会い、何度も何度もノートに書きつけていました。その詩句をかみしめたかったみたいです。どうしてそんなことをしていたのか、それがアイデンティティごっこの始まりだったんでしょうか。それとも、ただの文学趣味だったのか。 「小諸なる古城のほとり」は後で知って、こちらの方が先に気に入り、今も、こちらの方がいい気がする。何がいいって、私のリズムに合う気がします。スンナリと藤村さん . . . 本文を読む