La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

2階から海がちょこっと見える

2016年08月18日 | 新築

<本日の工事>

① リビングの大梁の鉄筋(続き)
② 屋根のブロック(続き)
③ キッチン部分の壁、臥梁
④ 
リビングのもうひとつの大梁の鉄筋

 

 大梁の鉄筋の続き。

  完成!

2つのスタラップをL字型に組み合わせて、太い鉄筋にかましてある。

 なんと2階からは、木やビーチ沿い家のあいだに水平線がちょこっと見える。が、海は歩いていけばいいので、それよりも周囲の木々の緑が瑞々しくていい。乾季には多少枯れた色になる木もあるだろうが、空も広くてとても気持ちがいい。

 完成したところへ、屋根ブロックを乗せる。

小梁の上に親方とタラちゃん、1階からブロックを持ち上げるのにホセくんと柳沢くん。けっこうな速さの流れ作業になり、1階のその辺に積んであったブロックがどんどん減っていく。少し離れたところにも積んであったので、我々もブロック運びを手伝った。

とはいえ、一人が積んであるのを下ろして一歩先へ置き、もう一人が大きく足を開いて体の右側から左側へ置き直す程度。持ち上げてどう…という話ではない。そんなものを彼らは2個同時に運んだり頭の上に持ち上げたりするんだから、すごすぎ。でも、流れ作業が途切れなくてちょっと嬉しかった、へへへ。

 マヤさんと新マヤさんが、ふたりでキッチン部分を終わらせる。

 

 次の大梁の鉄筋に取り掛かる。

こちらは完成した梁からテラスの壁に向かって直角に渡す梁。その西側に階段ができて、東側が2階部分になる。

 昨日書いた、鉄筋を曲げる道具。

よく見たら、直径は3センチくらいあった。これで押さえてパイプで曲げるんだが、曲げるのは両端から20センチくらいのところなので、すごく大変そうだった。穴掘りといい、この曲げる動作といい、重いものを持つ以外にも重労働がたくさんある。

 


大梁

2016年08月17日 | 新築

<本日の工事>

① 屋根のブロック(続き)
② キッチン部分の壁、柱、まぐさ(続き)
③ リビングの大梁の鉄筋

 

 屋根のブロックを次々と乗せた。

 トイレ・洗面所部分。

屋根ブロックが乗っているにもかかわらず、上部の壁がまだなところがある。邪魔なものがあってもどけずに迂回するなど、ちょっとした無駄や面倒を厭わない人たちなので、おそらく屋根ブロックをまた移動させるか、やりにくさを我慢して壁を積むか。

 今日はロープは使わず3人体制でブロックをあげていた。

 一雨来そうだが、作業は続く。

 

いよいよ大梁の鉄筋を組む。謎は解けた(理屈はわかった)が、とても興味深い。

 まずは鉄筋を屋根に上げる。

重いので1本ずつ。直角に曲がっている先端部を、柱の鉄筋と繋ぐ。

 針金やもろもろの道具を持って上がって、準備完了。

 親方がタラちゃんにスタラップの組み込み方を伝授。

この梁の下は、仮設の木材が林のように立っていて、かつ足場用のブロックや、昼ご飯を食べるときに椅子とテーブルにするブロックなどが散らばっている(一切片付けないともいう)。テラスに出る開口部の梁と違って、梁の下、つまり地面で組んでそれを上げるのは無理。なので、梁を渡すところでスタラップを作っていく。

 

 マヤさんはまぐさと柱、親方もブロック積みに戻る。

タラちゃんと柳沢くんが屋根の上で鉄筋を組んでいるあいだに、キッチン部分の壁がどんどん進む。

 

謎、解けた!

2016年08月16日 | 新築

<本日の工事>

① キッチン部分のフーチング、土台(続き)
② キッチン部分の壁、柱

 

北側に小道があってそこから資材が運び込まれるので、通り道にするために最後まで残っていたキッチン。1階の屋根を葺くには着手せざるを得ず、本日はここを集中的に攻めた。

 まずはフーチング残りと、洗濯場との境の壁。

 玄関横の壁。重要なので、親方自ら。

 柱にコンクリを打つ。

 

そして、屋根の小梁の謎が解けた!

 仮設に乗せた小梁を上から見たところ。

下から見るとわからなかったんだが、小梁は板でなくその上に置いた5センチx3センチくらいの木材の上に乗っている。この木材の脇に小梁をくぐるように大きな鉄筋をかまし、型枠を組んでコンクリを打って大梁にする。

そうする理由は「梁が見えないように」とのこと。つまり、ここメキシコでは屋根=天井で、天井裏というものがない(その代わり、例の屋根用ブロックが通気の役割も果たす)。梁の上に小梁を乗せると、梁が下側にぼこっと出る。それを避けるための工法で、Lさんの美的感覚なんだそうです。

ここは玄関/ダイニングとリビングとの境目なので梁くらいあったって構わないが、どのみち、あの重い屋根の小梁を乗せるのは、鉄筋を張ったあとより仮設だけの状態のほうがラクだろう。

 

  そういうわけで柳沢くんは鉄筋の準備。

長さ10メートルくらいの鉄筋を真ん中で大きく曲げて、長さ半分くらいになった状態で搬入されている。径1/2インチなので、1本だけでも結構重い。これを裏(テラスの奥)へ運んで、必要な長さに切って、専用の道具を使って曲がっている部分をまっすぐにする。

専用の道具というのは、この同じ太さの鉄筋で作ったもので、1メートルくらいの鉄筋の先に、5センチくらいの鉄筋を2本垂直に溶接したもの。それで挟んで、テコの原理で器用に曲げる(伸ばす)。

ああ、すっきりした。


謎多し

2016年08月15日 | 新築

<本日の工事>

① 屋根の小梁(続き)
② 臥梁(続き)

 

今日は、謎の1日だった。・・・というのも、リビングの大梁はまだなんだが、その上にかけるだろうと思っていた小梁に取り掛かった。

 これが先週で、この仮設をちょっと補強した状況で、

 小梁を運び始めた。

 先に、仮設の上に乗せ、

 臥梁が完成している北側の壁に乗せる。

 全部、乗せてしまった!

これらの小梁は何の上に乗るのか? まさか屋根から吊るしたりしないだろう。仮設部分に、何がどうできるのか、考えてもわからない。

この小梁は5.3メートルあり、ものすごく重い。力持ちチャンピオンのホセくんと柳沢くんが、普段とは違う声を出していた。ちなみに我々だと、片方の端を5センチくらい持ち上げられる程度。上に持ち上げるとか担ぐなんていうのは、100回くらい生き返らないと無理な重さである。

そんなものをすべて仮設の上に???

そういうときに限って、Lさんが現場に来ない。親方に質問してもいいんだが、早口というかブロークンというか、答えてくれてもおそらく理解できない。Lさんと違って付き合いの短い親方は、多少冗談を言い合うことはあっても、こちらのスペイン語レベルをよく知らない。バーっと答えられても、そんな構造の話なんか、きっと何もわからないのである。

どう考えてもわからないので、もうこれは明日の課題ということで。。。

 南側の壁の1階部分は完成。

明日、この壁と大梁の間にまた小梁を乗せていくなんてことはないと思うが、いや、わからんぞ。

 

 あと、なんと例の詐欺物件(不法私有地)の木が伐採されていた。

週末に業者を入れたらしく、切り口を見ると機械も使ったようだ。右側の砂地が、マエバの車が通れる部分。その左側が、本来歩道部分だが木がボーボーの部分。さらに左側もボーボーだったのが、きれいになっている。売る気満々。問い合わせでも入ったか? 野次馬(我々)が楽しめるように、そういうことは平日にやってくれ。


2016年08月12日 | 新築

<本日の工事>

① 岩入れてモルタルでつなぐ(続き)
② まぐさと臥梁(続き)
③ リビングの大梁

 

 リビングからテラスへ出る開口部まぐさの型枠。

 この上に壁のブロックが3段乗る。その上が2階!

コンクリを打った後、小さい柱の鉄筋を入れる。

 

 キッチン部分の根切りが終わり、フーチングも残りあと3メートル。

 

 テラスと反対側の大梁の準備が始まる。

 高さ合わせのための木材と説明されたが、よくわからない。

 今日は仮設だけで終了。

ここの梁の上に2階の壁が乗る。ブロック造だと2階の壁はだいたい1階の壁の上に乗るが、リビングとダイニングの間に壁がないので大きな梁を渡す。それを支える丸い木材の長さがまちまちなので、上から親方が指示しつつ、柳沢くんが下にブロックや木片を入れて高さを揃える。

ここではスチール製の足場のレンタルはあるものの、すごく高いらしい。なので、どんなに高いところの作業になろうと、ブロックを積んで型枠にも使う板切れを渡して足場にする。ブロックをずらした部分を足がかりにして、みんな猿のようにするすると登っていく。

 

 ちょっと用があってプログレソに出たついでに、漁港まで。ここでは夕刻の水揚げが多いらしい。ちょっとした加工工場もあるようだったが、市場はない。そのへんをさよりがいっぱい泳いでいた。


マキタとリョービ

2016年08月11日 | 新築

<本日の工事>

① 岩入れてモルタルでつなぐ(続き)
② 屋根の小梁とブロック(続き)
③ 屋根のコンクリ打ちの準備

 

 西側居室の小梁をすべて上げてあった。

 キッチン部分のフーチング。

ここは、コンチュラという硬い層が深いところにあり、柳沢くんが穴掘りで苦労していたところ。今日はそれぞれ1階部分の詰めといった感じで、ホセくんが運び係でなくフーチングを手伝っていた。ホセくんは力持ちなので、新たに搬入された大きい岩をどんどん運ぶ。

 屋根の仮設用と型枠用の木材が追加で到着。

 みんなそれぞれの仕事を進める。

写真奥で、タラちゃんは臥梁の型枠つくり。親方は屋根の仮設つくり。Lさんは資材搬入のタイミングなどをチェック。

屋根のコンクリ(と、例の重い小梁とブロックも)を支える材木は、直径10センチ弱だがとても硬い。日本人からするとあまりまっすぐには見えないが、他の州や他国から輸入せずともここユカタンに生えている木としては「とてもまっすぐ」ならしい。

で、その硬い材木を切るのに、電ノコを購入した。昨日、親方がLさんに「機械で切りたいなぁ」と相談していて、どうせ将来うちで家庭大工用に必要になるので、うちで買って使ってもらうことにした。Lさんが「一生もつが高い」という「マキータ」が店頭になかったので、ならリョービにしろと我々が言い張った。Lさんは、マキタも菱備製作所(元)もともに日本の製品だとは知らなかったらしい。日本が誇るメーカーは日産だけじゃないので、よく覚えておくように。

 屋根を支える仮設の一部。

他の現場で見たことあるが、このグラウンドならしみたいなものを林のように立てる。なので、できたのはほんの一部。

そして、親方はこんなところで何をしているかというと、まぐさのコンクリを壊しているのである。テラスに出るリビングの壁には大きな開口部があって、かつ2階が乗るので、大きな梁が通る。そこに誤ってコンクリを打ってしまったため。

図面といってもLさんが印刷した紙(ここではA4でなく米国と同じくレターサイズ)1枚しかなく、それを親方がボロボロになっても使っている。他の人たちは、一切図面を見ない。メキシコの典型的な間取りと違うので、ちょっとフライングしてしまったらしい。


屋根!重機なし!

2016年08月10日 | 新築

<本日の工事>

① 壁(続き)
② まぐさ(続き)
③ 屋根の小梁とブロック

 

 昨日取り掛かっていた深い穴掘りは完了して、フーチングを少々。

 北側、玄関と食堂部分の壁がほぼ完成。

 屋根を支える仮設用の木材が到着。

 

そしていよいよ屋根工事が始まった!

 まずは昨日到着した小梁を運ぶ。

大きな岩やコンクリの入ったバケツ缶をやすやすと運んでいた彼らも、 この小梁は「覚悟してかかる」といった感じ。今日運んだのは長さ3.2メートルのもので、写真のとおり二人でも大変そうだが、運ぶときは一人1本。

そんなものをどうやって上げるのか、さあご覧ください。

 小梁に太いロープを巻きつけて、引っ張って持ち上げる!

 タラちゃんと柳沢くんは梁の上でロープを引く係、ホセくんは下で補助。

 別の角度から。

 先に一方が梁の上に乗せて、次にもう一方が持ち上げる。

ホセくんは下から棒で支える…というか上に向かって押し上げる。これを7本連続で。彼らが立っている壁の幅は15センチ。すごすぎ。

 続いて屋根用ブロックを上げる。

壁のブロックより重い。同じくロープで引っ張りあげるんだが、こちらは補佐なしで一人で上げる。

  小梁の上に乗せていく。

穴掘りを見たときも驚いたが、ここへきて「マジで手作業で全部するんだ!」と驚愕。口を開けて見入ってしまった。

日本の隅々まで正確でビシッとした仕上がりもすごいが、こっちのは全然別のすごさ。彼らが日本の工事のクオリティをものにしたら、どうなるのか……。そして、工事費の安さを享受しておいて言うのもなんだが、本来は重機代を彼らに回すべきだ。

 

 親方はリビングの大開口部の上に架かる梁の鉄筋を組む。

屋根工事がすごいといっても、彼らにとってはどの工事にも存在する工程だ。基礎工事やブロック壁と同様ときどきチェックしながらも、自分は別の重要な部分に取り組んでいる。

ちなみに柳沢くん達より上というか先輩であるマヤさんも、玄関のある北側の壁のまぐさや臥梁を念入りに進めていた。前からLさんが北面はどうするああすると話題にしていて、我々は「それより間取りが…」ってな感じだったんだが、ここでは玄関があるファサードがとても重要らしい。

ああ、今日は盛りだくさんだった。


この暑さで熱中症知らず

2016年08月09日 | 新築

<本日の工事>

① 岩入れてモルタルでつなぐ(続き)
② 壁(続き)
③ まぐさ(続き)
④ 梁の型枠


 西側居室部分を囲む壁は、ほぼ完成。

 内部の細かい壁の梁(臥梁?)の型枠をつくる。

 ふと見ると、コンクリの隙間にセメント袋が(笑)

もう、何でもいいです。…というか、積んだブロックに穴あけて足場を組むんだから、隙間に紙袋が入るくらい、強度に何の影響もないのであろう。

 本日は、屋根用ブロックが乗る小梁が到着。

この断面T字型のコンクリ部材には、鉄筋が5本入っている。陸屋根だがコンクリのスラブではなく、垂木を水平に渡して(だから垂木とは言わないか?)そこに専用のブロックを詰めていく構造。とはいえ、見たことなくてよくわからないので、そのときになったら詳しく報告します。

 洗濯場とキッチンを隔てる壁のフーチングが完成。

タラちゃんはフーチングがだいぶ上手になってきた。

 マヤさんはずっと東側の壁に取り組んでいた。

窓が二つあるのと、玄関が柱のすぐ横にないので、このあたりもけっこう細かい壁が多い。今日はまぐさの型枠を作るところまで。

 

基礎工事をしていた頃と違い、みんながそれぞれ別の工程を担当している。手が空くと、運ぶ係やセメント混ぜ係に回るなど、うまーく隙間時間を埋めていく。全体的にまったりのんびりと動いているように見えるが、実はほぼ休みなく仕事を進めている。が、と同時に、この暑さの中でぶっ倒れたりしないペースをみんなよく知ってるんだなとも感心する。

どこの国でも同じじゃないかと思うが、肉体労働をしている人は、そういう自己管理というか予防対策を熟知して自ら考えて動いている。「夏祭りの手伝いに駆り出されたサラリーマンが、水分補給に気をつけていたつもりが熱中症」…なんてのとは大違い。


メキシコ人は背が低い

2016年08月08日 | 新築

<本日の工事>

① 岩入れてモルタルでつなぐ(続き)
② 根切り(続き)
③ 壁(続き)
④ 雨樋

 

 トイレの壁。

今日、相棒が「トイレに入るとシャワーから出た人が丸見えになる」と気づき、もう1段ブロックを積んでもらうことにした。Lさんから親方に「ここには排気用の開口部があるから」と説明してあった(Lさんのミスで図面になかった)んだが、親方は背が低いのでそこで大丈夫と思ったらしい。いろんな意味でメキシコらしい。

 今日は水道工事の人が来た。白いパイプが雨樋。

 雨樋を何本か立てた(入れた)。

水道工事と言っても、給水工事はまだ先の先。そもそも水道を引く契約がどうなってるのか、Lさんに任せてあるのでよく知らない。排水は、下水道がないので浄化槽を作る。これまたまだ先の話。

仮住まいには雨樋が2本しかないが、ここはもっと広いし雨漏れを防止するため、8本くらいになるらしい。外壁の外だと見苦しいので、壁の中に埋め込む。といっても前もって何もせず、この段階でコンクリやブロックを一部壊して上からパイプを突っ込む。いろいろ考えることはあるが、これがここのスタイル。

 今日は、ホセくんも割栗石を積んでいた。

 あわれ柳沢くんは一番深いところを掘って掘って掘り続ける。


チームワーク

2016年08月05日 | 新築

<本日の工事>

① 岩入れてモルタルでつなぐ(続き)
② 根切り(続き)
③ 壁(続き)
④ 梁

 

 親方は、西側居室部分の細々とした間仕切り壁。

 タラちゃんはフーチングの続き。

ここまで来て仕事が鈍化してるようにも見えるが、ここは一番深くてやる気の出ないところ。本日、柳沢くんは、他を手伝いつつ北端の壁の根切りをスタートした。そこで基礎工事は終わる。

 その間、高みの見物の人、若干一名。

背の低いメキシコ人のために、高く積まれたブロックを地面に20個くらい落として作った展望台。

 いよいよ梁に着手する。マヤさんは柱の足りない部分の型枠つくり。

この梁ですが、梁というのか軒桁というのか。ブロック塀の上に、ブロックと同じ幅で高さ10センチくらいの鉄筋コンクリートの層を作る。この上に屋根が乗るので、笠木じゃない。ちょっと調べてみたけど、日本ではブロックの上にそのまま床スラブが乗る? わからんな。やっぱり梁かな? 臥梁? ちなみにここでは、土台と同じ言葉で呼ぶ。

この「柱の足りない部分の型枠」はなぜ発生するかというと、型枠用の板切れの長さが足らないから。暑さ対策で天井をずいぶん高めにしてあって、かつ柱の太さによって基礎の作り方も違うので、型枠の板切れの高さに合わせてコンクリを流すと、柱の高さがまちまちになる。で、それはそれで鉄筋だけニョーッと飛び出した状態で放っておき、今ここでコンクリを継ぐわけです。梁の分と同時に、T字型に型枠を組むといえば、わかりやすいか。

 その位置、地上から3.5メートルくらい。

 マヤさんも足場に乗っている。

足場といっても、基礎工事の穴や根切りで出た砂などで標高めちゃくちゃなところへ、無頓着にブロックを積んだもの。

前からそうかな?と思っていたんだが、どの高さまで持ち上げるかによって、やっぱりバケツ缶に入れるコンクリートの量を変えている。当たり前か。彼らはチームなので、いちいち口に出して指示しなくてもわかるらしい。素晴らしい。 

台風一過、空が青い。