年寄りの冷や水

定年退職者が感じることを書き残す

四国の渇水対策はどうなっているのだろうか??。

2005-08-21 19:56:13 | Weblog
・香川県、徳島県の厳しい渇水制限も8/21の雨で早明浦ダムの貯水率が0%から3%となり、やっと少し解除された。7~10年毎に発生している事だが、今回の雨で、渇水の苦しさと対策の必要性については、また忘れてしまうのだろうか。あるいは、貯水率が0%になっても発電用の水を放流して一ヶ月位は我慢出来ることを最初から想定しているのだろうか。

・思い出すと32年前の8月に香川県坂出市の産婦人科で私の長女が出産した。その時も非常な渇水で、出産近くなると妻の実家から汲み貯めの水を産婦人科に運んだ。現在も状況は余り改善されていないような気がする。

・渇水対策だけでなく、厳しい時には何だかんだと騒ぎながらも、すぐに忘れてしまうのが私達の習慣である。出来るならば、何とか緊急時対応策でも考えておくべきではなかろうか。四国では元来何処でも雨が少なく、ダムを建設するのは非効率すぎるのかも知れない。それならば海水の淡水化設備を徳島、香川両県を中心として緊急時設備として建設する事を考えても良いのではなかろうか。

・渇水対策だけではない。地震対策、大雨対策、テロ対策、大型商業設備やホテルの防火対策等についても忘れないうちに対策を定着させる必要があると思われる。


「担当者がいないので」は危険事象の前兆である。

2005-08-21 19:01:59 | Weblog
・枚方市への問い合わせで「担当者が居ませんので分りません。担当者が出てきてから調査します」との回答をもらった。これは、企業では考えられない回答であり、市民に対するサービス不足だけでなく、何か危険な事象の発生の前兆のような気がする。

・私達シルバー人材センターからの紹介アルバイターの手当てについて、前月から計算方式に間違いがあった。「次月に修正して清算する」との事だったが、今月も全く同じ間違いのままであった。8/18にセンターに連絡すると「担当者が休みで居ないので分らない。調べます」との事であった。翌日再度問い合わせの連絡をすると、やはり「担当者が居ないので分らない。8/23に出勤するので調査する」との事であった。

・企業では、担当者が居なくても分るように同僚や直属上司が理解出来ているのが普通である。お客様に対しては、社長から現場前線担当者に至るまで一人一人全員が会社であって担当者云々は言えないのが普通である。もちろん直属上司は承認・決済しており、内容についても責任を持っているものだ。

・自治体で「担当者が居ないので」とは、全て担当者しか分っていない仕事が多いのだと思われる。仕事の効率化のための分業なのかも知れない。あるいは、他人の事は他人の事とする所謂お役所仕事なのかも知れない。この様な状況では市民サービスに大きなマイナスの面が生じないのか心配である。更に心配なのは「同僚にも分らない、決済すべき直属上司にも分らない」では、担当者が何をしても誰にも何にも分らないともいえることだ。所謂担当者の勝手決済であり、悪い時には不祥事の温床となりやすいことだ。この心配も昔の退職男の杞憂で済めば良いのだが。


設備・機器にはやはりオペレーターの愛情が必要ではないか。

2005-08-21 04:24:44 | Weblog
・最近の設備・機器のトラブルを考えていると、時代遅れかもしれないが、やはり運転する者の設備・機器に対する直接的な愛情・配慮がもっともっと必要なように思われる。

・飛行機の酸素濃度が何らかの機器故障からコントロール不良となり、パイロットが意識不明となったらしい事故。エンジン故障の発生とその時の緊急着陸時の前輪作動不良による不安全な着陸事故。開閉スイッチの設定・調整ミスによる地下鉄ドアの開放事故。あるいは、JR西日本の脱線事故もスピード出し過ぎだけでなく、ひょっとしたらブレーキ作動不良も原因の一つだったかもしれないとも思える。少し遡ると原子力発電所の配管検査不備による漏洩事故。これらは、パイロット、オペレーターは100%信用し、起こり得ないと考えてしまっているている所で発生しているのだ。

・設備保全は専門技術が必要である事と効率化目的で専門部門あるいは専門会社に任されているのが最近の方法である。運転する者の愛情が与えられているとは思えなく、設備に対する配慮が反映されているとは思えないのだ。保守管理専門、専従者だけにまかせておいて良いものだろうか。どうも心配である。やはり、実際に運転する者の目から見た設備管理が少しは必要なのではないかと思われる。

・退職男が外国から初めての高圧の新しいブランとを導入して運転した時には、当然外国人技術者の指導のもとで日本のプラントメーカー技術者が設備保全を行っていた。しかし、我々は、設備を知る為にそして運転者の目から設備を保全するために、運転と設備保全とを交代して設備保全にも参画したものだ。そして、運転での重要な部分に対しての特別な注意を払ったものだ。またその自主保全活動の拡大策として、TPM活動(トータル自主保全活動・Total Product maintenance)活動を展開したものだ。これらの主旨は全員の現場現実主義による設備保全であるが、初期清掃から不具合リストアップ等運転する者全員自ら設備を見る事にある。そして、運転状況と設備状況を結び付けて管理するものだと思う。決して他者だけに任せるのではなく、自分達も設備と運転の両方を念頭において設備の管理・運転をするものだ。これが設備・運転に対する愛情であり、仕事に対する愛情であり、お客さんに対する現場担当者としての愛情ではなかろうか。