むらすずめのおやど

毎日の暮らしの中で気づいたこと,感じたこと,読んだ本や見た映画の感想など何でもおしゃべりします。

シャーロック・ホームズ大好き⑦

2024-03-24 20:34:54 | Weblog

㉟ 「未婚の貴族」  ㊱ 「三破風館」 ㊲ 「瀕死の探偵」 ㊳ 「金縁の鼻眼鏡」  ㊴「赤い輪」を見ました。

㉟ 「未婚の貴族」は通常の二倍の長さでした。タイトルも原作では"Noble Bachelor(貴族の未婚男性) "ですがこの映画では"Eligible Bachelor(適齢期の未婚男性)"と変わっていました。原作とは少し違った話が加わっていました。

セント・サイモン卿は立派はお城を所有している貴族で、近くアメリカ生まれの婚約者ヘティーと結婚式を挙げることになっています。ヘティーはお城に興味を持ち、中を見たいといいますが、サイモン卿は中を見せようとはしません。結婚式の当日、花嫁ヘティーは式の最中に何かを見たのか、急に態度が変わり、どこかに姿を消してしまいます。サイモン卿はホームズに相談しに来るのです。未婚男性とはこのサイモン卿のことですが・・・

㊱ 「三破風館」はある老婦人がホームズに相談に来ます。老婦人が今住んでいる三破風館という屋敷を家具調度品も全部込みで買い取りたいという申し出があったそうです。なぜ全部なのかと不思議に思ってホームズが調べてみると・・・老婦人には孫息子がいて、どこかで大きなけがをして帰ってから、その後は家に閉じこもってしまい、そのうち亡くなったというのです・・・

㊲ 「瀕死の探偵」は ホームズが死にかける話です。びっくりする結末です。

㊳ 「金縁の鼻眼鏡」は、ある博士の助手が殺されますがどうして殺されたのか、理由がわからないというのです。

現場には金縁の鼻眼鏡が落ちていて、それは女性用でかなり度がきつい眼鏡だというのですが・・・

この映画にはワトソン博士は出てこないで代わりにホームズの兄のマイクロフトが出ていました。

㊴「赤い輪」はイタリアの秘密結社の話です。ある夫人が、2階に下宿させている人が一日中部屋にこもっていて、全然顔を見せず、食事と新聞だけは頼むというので変だというのですが・・・

ホームズは事件が解決した後、ワトソンや警部と一緒にワーグナーのオペラを聞きに行きました。「トリスタンとイゾルデ」のアリアを幸せいっぱいで聞いていました。

㉟から㊴は1992年、1993年、1994年の制作で、女性の監督の作品もあります。主演のジェレミー・ブレット氏は1933年生まれですが、1995年に亡くなっています。60歳を過ぎてホームズの役をするのは大変だったでしょうか。ブレット氏以外のホームズは考えられません。

㊵ 「マザランの宝石」を見ました。ホームズはハイランド地方に出かけていて留守ということになっていて、事件を解決するのは兄のマイクロフト・ホームズとワトソン博士の二人ということになっていました。ホームズは途中で出てくるかと思いましたが二人が事件を解決したあと、最後に「さすが、兄さん」と言っただけでした。ストーリーも原作とはかなり変わっていると思いました。マザランの宝石とは女王の王冠の宝石の一つで、近くフランスに返す予定になっていました。ところが、盗まれたのですから、首相がホームズに捜査を依頼しますが あいにくホームズは留守なのです。そこで兄のマイクロフトが代わりに捜査します。ワトソンと一緒に・・・。

ホームズ役のブレット氏が病気だったのでしょうか。それで台本を書き換えたのでしょうか。1994年制作になっていましたが・・・マイクロフト役は堂々としたチャールズ・グレイという俳優さんで前にも3作の中に出てきたことがあるので、おなじみでしたが、シャーロック役のブレット氏が出てこないから寂しかったです。

㊶ 「ボール箱」を見ました。なぜかこれでシリーズは最後です。続きがあるのかもしれませんが手に入りません。

ジェレミー・ブレット氏のホームズはこれが最後なのかもしれません。1994年制作でした。

クリスマス・シーズンの話で雪がいっぱい降っていました。ホームズはワトソンにクリスマスプレゼントとしてマントのようなコートを贈っていました。ワトソンはこれを着て自転車に乗れると喜んでいました。ワトソンはホームズにパイプを贈ったそうです。

このようにクリスマスイブにみんな集まってプレゼントを開けてみるのですが、ある家庭のプレゼントの中に、ボール箱があり、中には塩が入っていてその下には人間の耳が二つ入っていて、開けた女性がびっくりして・・・という話です。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャーロックホームズ大好き⑥

2024-03-20 22:36:53 | Weblog

㉛「高名の依頼人」   ㉜ 「這う人」  ㉝ 「犯人は二人」㉞ 「サセックスの吸血鬼」  を見ました。

㉛「高名の依頼人」は 暴力的で危険な男として悪名高いグルーナー男爵が メルビル将軍の娘バイオレットをだまして結婚しようとしています。悪魔の手から令嬢を救ってほしいという依頼をホームズが受けました。依頼人は高名の方だというだけで正体を明かさないのです。ホームズはこの男爵の鼻を明かしたいので仕事を引き受けます。

ホームズは令嬢バイオレットに会って男爵はどんなにひどい男か説明しても、令嬢は耳を貸しません。男爵にひどい目にあった女性キティーもホームズと一緒に行って、バイオレットを説得しようとしますが・・・あっと驚く結末でした。

高名の依頼人とは?

㉜「這う人」は犬がまた活躍します。有名な科学者の令嬢イーディスが3階の自分の寝室の窓に恐ろしい大きな影が現れたといっておびえて、ホームズに調査を依頼します。犬が激しく吠えたそうです。この結末にもびっくりしました。

㉝「犯人は二人」は原題を「チャールズ・オーガスタス・ミルバートン」といいます。この映画は普通の映画の2倍の長さで見ごたえがありました。

ミルバートンはゆすりで有名な悪者で、多くの上流女性が彼の被害にあっています。女性が若気の至り?で書いた手紙を彼女の小間使いが盗んで、ミルバートンに売るのです。ミルバートンはその手紙を女性に見せ、未来の夫に見られたら、結婚は中止になるかもしれない。取り戻したいなら、お金を出せと言って法外な金額のお金を要求するのです。

ホームズは ある男性と結婚する予定の令嬢エヴァにミルバートンと交渉して手紙を取り戻すように依頼されますが、とても高額な値段を要求されて返してもらえません。

そこでホームズは、ミルバートンが留守の時に、彼の屋敷にワトソンと一緒に忍び込んで 書斎で、ゆすりの 手紙を探します。ミルバートンも急な来客の予定を入れて帰ってきます。・・・二人が見つかったらどうなるかとハラハラしていると、そこにやってきた来客は・・・思いがけない結末になります。

㉞ 「サセックスの吸血鬼」映画の題は「Last Vampire(最後の吸血鬼)」となっていて原作のストーリーとは登場人物がかなり変わっているようです。サセックスのある村では吸血鬼伝説が広がっていて、その村に外国から帰ってきた男性が吸血鬼だといわれて、村人たちから恐れられています。ホームズは吸血鬼などいるとは信じないという考えで、その男性と話し合ってみるのですが、その男性は馬車の事故で亡くなってしまいます。しかし・・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャーロックホームズ大好き⑤

2024-03-16 23:21:33 | Weblog

㉕ 「4人の薯名」 ㉖ 「バスカビル家の犬」 ㉗ 「レディー・フランシスの失踪」 ㉘ ソア橋の謎 

㉙ 「ショスコム荘」  ㉚ 「ボスコム渓谷の惨劇」を見ました。

㉗からは「シャーロックホームズの事件簿」からの話です。制作も1990年です。

㉕と㉖は 長編なのでいつもの倍の時間(1時間45分ほど)になっていました。

㉕の「四人の署名」はイギリスが統治していたインドの宝をめぐる話です。不思議な相棒を連れた義足の男ジョナサン・スモールが登場します。この相棒は動物ではなく、最後に見てびっくりしました。この作品はドイル初期の、今から150年以上前の作品です。スモールが乗った船をホームズたちは同じような船で追いかけるのですが、「どんどん石炭を燃やせ」と言っています。スピードを出すため、船は火力ですが、ガソリンではなく石炭だったのです。そういえば蒸気機関車も石炭を燃やすものでした。スモールはそんなに悪くない人物に思えました。

㉖の「バスカビル家の犬」は有名な話ですが、結末は知りませんでした。バスカビル家には代々魔犬の伝説が伝わっていて、人々はみんな怖がっています。バスカビル家の主人が謎の死を遂げた後、唯一の相続人、ヘンリー卿がアメリカから帰ってきます。ヘンリー卿は魔犬の話を聞いて恐れ、ホームズに助けを求めてやってきます。ホームズは自分は行かないで、ワトソンにヘンリー卿の護衛をさせます。近所の屋敷まで行く道の途中に湿地帯があって 迷い込んで湿地に落ちると、命を落とす危険があるからです。犬に襲われる危険もあるのです。若者を一人にするなと言っています。夜になって霧が出てくると本当に恐ろしい場所でした。

㉗の「レディー・フランシスの失踪」は見も毛もよだつほどの恐ろしい話でした。レディーフランシスは活発な女性でヨットを操るほどの女性です。あるとき、南米のある国でキリスト教を伝道しているという宗教家に出会って感化され、寄付をしたいと申し出たあと行方不明になるのです。ホームズは彼女の行方を捜し、宗教家の家に行ったことを突き止めますが、彼女の姿はありませんでした。ところが・・・

㉘の「ソア橋の謎」も恐ろしい話でした。ある金満家の夫人が若く美しい家庭教師に嫉妬していて、ソア橋に家庭教師を呼び出したのですが、夫人は何者かに殺され、家庭教師が犯人だとされるのですが・・・

㉙の「ショスコム荘」馬と犬が関係ある話です。イギリス人は競馬が好きで馬を大事にするし、犬も狩りで使うのでかわいがっています。

ロバート卿が競馬に出すと間違いなく優勝する、立派な馬プリンスを飼っていました。その場所がショスコム荘で、彼の姉レディー・ビアトリスの所有になっている土地です。ビアトリスもプリンスがお気に入りで、ジャスパーという犬を飼っていました。あるとき、ロバート卿は、姉がかわいがっていた犬をどこかに追いやってしまいます。姉弟は喧嘩をしたのだろうかと調教師が考え、ホームズに相談に来ます。

ホームズはまずその犬ジャスパーを見つけて、一緒に散歩に連れて出ます。そこへレディー・ビアトリスが乗った馬車が帰ってきて・・・最後はアッと驚きました。

㉚の「ボスコム渓谷の惨劇」は父親と口論したあと、父親が殺さたので、犯人にされた青年が投獄されて死刑になりそうになっている話です。その青年の恋人が青年を助けてほしいとホームズに依頼します。その現場をよく調べてみると足跡やたばこの吸い殻や石からホームズは犯人を見つけますが、その犯人の動機や話を聞いて同情し、警察には言わないことにします。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャーロック・ホームズ大好き④

2024-03-14 21:46:06 | Weblog

⑭「空き家の怪事件」を見ました。今回から、「シャーロック・ホームズの冒険」ではなくて「シャーロック・ホームズの帰還」に代わっていました。ワトソンがデイビッド・バークからエドワード・ハードウイックに変わっていました。

⑬で、ホームズが姿を消してから3年たち、その間ワトソンは検察官医師の仕事をしていました。ホームズが姿を消したのは1891年で⑭の事件は1894年のことです。

ある日、若者が銃で殺される事件が起こり、ワトソンのところに死んだはずのホームズが現れてワトソンは驚きのあまり、気絶します・・・あの滝での格闘からどのようにしてホームズが生還したかを知り、モリアーティの仲間の一人が生き残っていてホームズの命をまだ狙っていることがわかります。

⑮ 修道院屋敷 ⑯ マスグレーブ家の儀式書   ⑰ 第二の血痕  ⑱ もう一つの顔 ⑲ プライオリ・スクール  ⑳ 6つのナポレオン ㉑ 悪魔の足  ㉒ 銀星号事件 ㉓ ウィステリア荘 ㉔ ブルース・パーティントン設計書  を見ました。

⑮ 「修道院屋敷」では、酒乱の夫が何者かに殺され、その時 現場にいた夫人の話を聞いたホームズはどこかおかしいと思い、夫人はだれかをかばっていると推理します。夫人は夫から暴力を受けていたのです。だから、夫人に同情した犯人を見つけてもホームズは警察には言わずに許します。

⑯ 「マスグレーブ家の儀式書」では、宝のありかを探すため三角法が使われます。これは原文を読んでもよくわかりませんでした。映画になってみてやっとわかったという次第です。それでも2回見ないとわかりません。

⑰ 「第二の血痕」機密で重要な手紙が家の中で盗まれたということでホームズの部屋に二人の高名な依頼者が訪れます。公表されたら戦争が起こるともいわれます。ホームズが依頼者の家に行って依頼者が重要書類の中を点検している間にそっと取り返した手紙を入れておいて依頼者をびっくりさせるのが面白かったです。

⑱ 「もう一つの顔」は以前は「唇のねじれた男」という題でした。子煩悩で優しかった夫がある日失踪してしまいます。夫人は、途方に暮れてホームズに相談しに来ます。実は・・・

⑲ 「プライオリスクール」プライオリスクールに入れられた貴族の男の子が何者かに誘拐されます。教師の一人が自転車で追いかけますが・・・

⑳ 「6つのナポレオン」これはよく知られた話です。ナポレオンの像が盗まれて粉々になっているのです。

なぜ盗まれたのかはわかりません。6個目のナポレオン像をホームズが手に入れて割ってみると・・・

㉑「悪魔の足」これは恐ろしい話です。夕食の後 4人でカードをしていましたが1人が帰った後、3人は恐ろしい死に方をしていたのです。悪魔の足とは・・・これを恐ろしいのでまだ1回しか見ていません。

㉒「銀星号事件」では名馬シルバーブレイズ(銀星号)が競馬大会の前に姿を消してしまいます。銀星号には見張りとよく吠える犬がついていたのですが、たまたまその日の夕食は羊肉のカレーだったので見張りは寝込んでしまい、犬はなぜか吠えなかったそうです。そこでホームズはカレーの中にはアヘンが入っていて食べたらみんな熟睡したのだろうと推理します。「アヘンはそのままでは独特の味がするが、カレーの中に入れたらわからない」ということを先日カルチャーラジオの『偉人と食で旅する世界史』の「コナン・ドイル」の回で聞きました。銀星号は意外な場所で無事見つかります。

㉓ 「ウィステリア荘」 これは南米のある国の独裁者とスパイがイギリスで・・・の話です。

㉔ 「ブルース・パーティントンの設計書」ここには、ホームズの兄マイクロフトが登場します。彼が出てくると場面が面白くなります。盗まれた設計書は潜水艦の設計図で10枚のうち7枚は取り返したがあと3枚が行方不明だそうです。

マイクロフトはホームズのためにいろいろデータを探してくれます。「いつものつまらない謎解きはやめて国の大事に取りかかれ」といいます。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャーロック・ホームズ大好き③

2024-03-07 17:22:04 | Weblog

⑩ ノーウッドの建築技師  ⑪ 入院患者  ⑫ 赤毛連盟  ⑬ 最後の事件  を見ました。

⑩ ではホームズの捜査上のライバル?のスコットランドヤードのレストレイド警部が出てきました。

ホームズに助けを求めに来た若者をレストレイドは 犯人だと決めつけて投獄しているので、ホームズは若者の無実を晴らすため真犯人を突き止めます。家の中で警部たちの前でわらの束に火をつけて「火事だ」と叫ばせると・・・

⑪では ある紳士が 優秀だけれど開業する資金が足りない医者に金を出して開業させ 自分はその病院に患者として入院します。紳士は何かをとても恐れているのです。それは・・・

⑫は前に書きました。その時出てきたモリアーティ教授が⑬ではホームズを追いかけてくるのです。

ホームズとワトソンはモリアーティ一味から逃れるためヨーロッパ旅行に行きます。

スイスの山々が見え、高い滝が現れると、あれがホームズとモリアーティが決闘して二人とも落ちていったライシェンバッハの滝かと思うとぞっとしました。ワトソンは偽の手紙でホテルまで呼び出されたので二人の戦いを見ていませんでした。後で、その場に残っていた ホームズの手紙で知ったのです。身辺の整理はしてきたということとワトソンの今までの友情に感謝していました。

ここで「ホームズの冒険」は終わっていました。当時の読者はどんなに悲しんだことでしょう。現在の私たちも悲しくてたまりません。ホームズが死んでしまったと思いました。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャーロック・ホームズ大好き②

2024-03-07 15:09:57 | Weblog

④美しき自転車乗り ⑤ 曲がった男 を見ました。

④では、若い女性が仕事先の邸宅から駅まで自転車で週一回行くとき、後ろから怪しい男性に自転車で付けられるという話です。途中の道は森の中だったり、寂しい土地なので若い女性にとっては危険な道なのです。この女性は音楽を教えていて魅力的なのでホームズ氏は依頼を断らずに事件を探っていきます。その邸宅の近くの酒場でホームズは荒くれ男と拳闘をして相手を倒すシーンがありました。

⑤では、背中の曲がった哀れな男性が出てきます。この人が実は…という話です。

今まで2回ずつ見てきました。1回見ただけではよくわからない謎もあるからです。どれも見ごたえがありました。

 ⑫ の「赤毛連盟」を見ました。これは有名な話で内容はよく知っています。百科事典の最初のAの項目から次々にノートに書き写すという仕事は今では通用しないでしょう。でも、 ホームズの宿敵のモリアーティ教授が事件の背後にいたというのでびっくりしました。ホームズは当時人気のバイオリニスト、サラサーテのコンサートを聞きに行ってとても幸せそうでした。サラサーテの「チゴイネルワイゼン」は今でもよく演奏されるのでおなじみです。男性ばかり登場して女性は通行人かコンサートの観客だけだったのも珍しいです。

⑥ まだらの紐 ⑦ 青い紅玉 ⑧ ブナ屋敷の怪 ⑨ ギリシャ語通訳も見ました。

⑥では、ロイロット博士は暖炉の火かき棒をねじ曲げる力をみせましたが、ホームズにもそれをもとに戻す力がありました。お屋敷で恐ろしい出来事が起こりそうだと推測して、ホームズはワトソンと一緒に近くの小屋で張り込みをしていましたが、ワトソンに「実は君の同伴をためらっている。危険は確実だ」といいます。ワトソンは「役に立てば」といいます。そこでホームズはワトソンに「ありがとう」といいました。ほかではこんな会話はありませんでした。ワトソンに感謝の言葉を伝えるのは初めてかもしれません。

⑦では伯爵夫人の青い紅玉が盗まれたのですが、ガチョウの胃の中から見つかったのです。どうしてそうなったかをホームズはたどっていきます。ちょうどクリスマスの日だったのでガチョウはごちそうになって食べられたわけです。

ホームズは宝石を盗んでガチョウの口に入れて隠した犯人を自分の事務所に連れてきて 事実をしゃべらせますが、警察に知らせず、彼を逃がしました。犯人だと疑われてつかまっていたホーナーという男性は釈放してあげました。宝石は返さず、自分の机の引き出しにしまいました。

⑧では、ブナ屋敷という家に住み込み家庭教師に雇われた女性が奇怪な出来事ばかりあるので、ホームズに相談に来ます。その屋敷では猛犬を飼っていて、その犬を夜は放つのです。屋敷の奥には謎の部屋があって近づくなと屋敷の主人の脅されたそうです。その部屋には実は…という少し怖い話でした。

⑨ では、ホームズの兄が出てきました。ワトソンもびっくりしていました。ホームズは家族のことは一切話さなかったし、人間関係に興味はなさそうだったので、ホームズは天涯孤独の身かとワトソンは思っていたそうです。それが「自分の才能は祖母譲りだ。」といったのですからワトソンがびっくりしたのも無理はありません。祖母はフランス人画家の妹で、芸術家肌だったそうです。さて ホームズのお兄さんはマイクロフトと言って、会計検査官でホームズより10歳以上年上に見え、体形はホームズに全然似ていませんが、二人で二階の窓から下の通行人を見下ろしていろんな推理をするところは似ていると思いました。もちろんお兄さんは意外なところで活躍します。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする