2匹のアゲハの幼虫が黒白の縞模様だったのを見たのは12日のことでした。
それからアゲハはいつの間にか緑色になり、グレープフルーツの葉をせっせと食べていました。
私が見たとき、あまり動かずにじっとしていればいいのですが、
どこに行ったかわからないこともありました。
いないので鳥に見つかって食べられたのかと思ったりしました。
今日見たのも前に見たのと同じ幼虫かどうかわかりませんが、大きく太っちょになっていました。
朝見たときは1匹は木の一番下にいました。もう1匹は木の葉の中です。
しばらくして見ると木の下にいた緑色の幼虫がいませんでした。
不思議に思ってお昼過ぎにもう1回見に行くと、木の後ろのコンクリートの塀の上を
垂直に這ってのぼっている緑色のものが見えました。
登っていくスピードが意外に速いのです。
あの幼虫がさなぎになる場所を探しているのだと思いました。
幼虫はその塀の上で止まるかと思うと、止まらずに一番上の平らな所まで行き、
さらに塀の向こう、塀の裏側へ行ってしまいました。
塀の向こうにはまたお隣の塀があって二つの塀の間に隙間があるのです。
ちょうど影になっているから人目につかず、太陽の光も直接来ないところです。
今までは塀のところにハランが茂っていて幼虫が隠れるには絶好の場所だったのですが、
私がハランをとりのけてしまったので隠れる場所がなくなったのでしょう。
それにしても幼虫があんなに速い足で這っていくとは知りませんでした。
幼虫にも足が6本あるとは。さなぎになるところを見られたくなかったのでしょう。
もう1匹はまだ葉の間にいるので捕まえてビンの中にでも入れれば
さなぎになって蝶が生まれるところが見られるのですが外に出たがるでしょう。