むらすずめのおやど

毎日の暮らしの中で気づいたこと,感じたこと,読んだ本や見た映画の感想など何でもおしゃべりします。

4月が終わります。

2023-04-26 17:57:15 | Weblog

この前4月になったばかりだと思っていたらもう4月が終わりそうです。

5月になると広島市では19日から21日までG7サミットが開かれます。外国から大勢の要人がやってくるため警護の県警は県外の警察から応援を受けて市内各所で警戒を強化しているそうです。

そのため18日から22日まで市内の学校は臨時休業だそうです。普通の人は市内や宮島方面には行かない方がいいようです。

4月25日には広島駅ビルで不審物が発見されたと大騒ぎがありました。

実は落とし物だったそうですが、山陽新幹線は運転を見合わせたり、買い物客たちは施設から避難したそうです。

広島駅周辺では大勢の警察官がいてものものしい雰囲気だそうです。

要人警護は本当に大変です。何事もなしに無事にサミットがおわってほしいものです。

それで、クリント・イーストウッド主演の「シークレット・サービス」を見ました。

1993年製作ですから今から30年も前の映画です。でも、何度見ても最後はハラハラドキドキします。

イーストウッド扮する年配のシークレットサービスのフランク・ホリガンは ケネディー大統領の警備を担当していましたが、大統領の暗殺を阻止できなかったのでずっと罪の意識にさいなまれ続けていました。銃声を聞いてもとっさに体が動かなかったそうです。

彼の過去に気づいた謎の男リアリーが現職の大統領を暗殺するという予告の電話をホリガンにかけて来ます。

それから二人の電話での駆け引きが始まります。大統領は選挙のキャンペーンで全国を回りますがどこにその暗殺犯人リアリーが潜んでいるかわかりません。シークレットサービスは大勢いますがみんな必死で大統領を守っているように見えました。

ホリガンはかなりの年配(60歳に近いと思います。ケネディー暗殺事件から30年経っています。)になっていて、大統領の車について走ったりするのはきつくなっていました。ある時は風船を壊す音を銃声と間違うへまをしたので警護陣から降ろされますが、執念でリアリーの手がかりを探します。リアリーはあらかじめ大統領の政党へ政治資金の献金をしていてあるホテルで行われる大統領の感謝パーティーに入り込んでいたのです。ものものしい警戒をしているのですが変装しているリアリーには誰も気が付かないのです。

そこで大統領が席をまわって近づいてきたときに…というはらはら場面があります。

リアリーは持ち物検査は受けていて、銃はその時はもっていませんでしたが、あとでテーブルの下で気づかれないように銃を組み立てていました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの読書

2023-04-17 21:33:40 | Weblog

暇になったので本でも読もうと思って我が家の本棚から一冊の本を取り出しました。

筑摩書房の「筑摩世界文学大系2」の「ホメーロス」です。

「イーリアス」と「オデュッセイア」が読みたくなったのです。「イーリアス」は先日映画「トロイ」を見たからです。

「オデュッセイア」はトロイとの戦争が終わったあと、オデュッセウスが故郷のギリシャのイサカへ帰ろうとしましたが途中様々な困難や試練にあってなかなか帰ることができず、トロイ戦争に出発して故郷に帰ってくるまで全部で20年間もかかったという物語です。彼の妻ペネロペと息子のテレマコスは父の帰りをひたすら待っていますが、妻ペネロペには求婚者が押しかけて結婚するように迫っています。そこへオデュッセウスが乞食の格好をして帰っていくのですが・・

乞食の格好をしていてもオデュッセウスの愛犬アルゴだけは20年もたっていたのにその乞食が自分の主人のオデュッセウスだとわかったのです。

しばらく読んでいてなぜか右目が痛くなりました。眼鏡をかけずに読んだせいでしょうが、なにしろ活字がとても小さいのです。昭和46年初版の本ですから、仕方がないのでしょうが、1ページに3段もあります。

本を開くと右と左と 2ページにわたって6段も文字が詰まっています。それで一字一字がとても小さいのです。

以前はこれでも読んでいたのですが。

これに比べると最近の本の活字は、新聞の活字でもかなり大きくなっています。

私がよく読んでいる文庫本の活字でもずっと大きいです。

せっかく面白い本を読もうと思ったのにこんなに小さい文字ではとても長時間は読めません。

これからは大きい活字でないとだめだとわかりました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孫は4年生

2023-04-16 16:38:37 | Weblog

孫が4年生になりました。もうついておかなくてもいいので私は四国に行かなくてもいいことになりました。

孫の成長を身近で見ることができないのは寂しいですが仕方がありません。

これからは暇になったのでもっとたくさん、DVD鑑賞や読書ができるようになりました。

イギリス・オーストラリア合作映画の「王のスピーチ」を見ました。

2010年の映画で主演のコリン・ファースがアカデミー賞主演男優賞をとっています。オーストラリア出身のジェフリー・ラッシュがライオネルの役で王の妻エリザベスはヘレナ・バナム・カーターです。

王というのはエリザベス2世の父親のジョージ6世です。ジョージ6世は兄のエドワード8世がアメリカ人のシンプソン夫人と結婚するために退位したので、仕方なく?王位に就いた人物です。王になるためにはどんなに決心がいるか、どんなにつらいことがあるか悩んでいました。

 幼いころから吃音(きつおん)に悩まされていたジョージ6世は何人もの言語聴覚士の治療を受けたが改善の兆しはなかった。そんな彼のために妻エリザベス(エリザベス2世のお母さん)はスピーチ矯正の専門家であるライオネル・ローグを頼る。ライオネル・ローグは次々と風変わりな治療を実践していくという実話に基づく感動作でした。

ライオネル・ローグはオーストラリア人でドクターの資格はなく免状も持たない治療士だったのですが、身分の差を超えて、王に信頼を求め王と対等な立場をとり、王を自分の治療室に通わせて治療するのです。

王は5~6歳のころから左利きとX脚を矯正させられ、乳母にも虐待されてつらい思いをしたそうです。そういう個人的な思い出を語ることができるほど王はライオネルを信用して心を許したのです。

ライオネルは患者の心の治療こそ大切だと言います。彼ら(患者)の叫びに誰も耳を傾けないので、叫びを 聞いてあげて自信を持たせ、友が聞いていると力づけることが大事だと言っています。

王はスピーチの原稿を読むだけなのに、pやwの音が出しにくいのだそうです。それを訓練して克服しました。

王が最初の戦争スピーチを無事終えたとき、王はライオネルに感謝して友よと呼びかけています。

王がスピーチをするときはいつもライオネルが近くにいて聞いてあげていました。

最後には王はライオネルにロイヤルビクトリア勲章を贈ったとありました。

二人は生涯にわたってよき友だったそうです。 

エリザベス2世はジョージ6世の長女として登場します。10歳くらいの設定ですが、さすがにしっかりしていて

ジョージ6世が「スピーチはどうだった?」と感想を求めると「最初は危なかったけれど、持ち直したわ」という意見を言っていました。6世はちょっと意外な顔をしましたが。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月になりました。

2023-04-02 22:57:07 | Weblog

藤沢周平原作の映画を3本見ました。[たそがれ清兵衛」(2002)と「隠し剣鬼の爪」(2004)と「武士の一分」(2006)です。

全部山田洋次監督の作品です。3本がつながっている三部作とは知らず一番新しい、木村拓哉主演 の「武士の一分」から見ました。

今まで日本映画というと黒沢明監督、三船敏郎主演の映画や小津安二郎監督、原節子主演のモノクロの映画しか見ていませんでしたから、江戸時代の荘内藩(今の山形)の出来事がカラーで描かれる映画は格別でした。

「武士の一分」の主人公三村新之丞は藩の殿様の毒味役で運悪く貝毒にあたって目が見えなくなるのです。

鳥のつがいがいる鳥かごをそばにおいています。鶯の声にカエルの声が加わり、夏はセミの声、秋は虫の声というように音がよく聞こえます。夏の夜、飛んでいる蛍に気づかず「蛍は今年はまだか」と言っているのはあわれでした。妻の加世がお墓にお参りしているシーンの彼岸花の美しさには圧倒されました。

3本とも必ず果し合いのシーンがあります。それぞれ理由はあるのですが、「隠し剣」では、元の親友との決闘を強いられ、やりたくないけれど藩命だから仕方なく主人公片桐は果し合いをします。主人公は武士が嫌になって武士をやめ蝦夷へ行くことにします。その時、以前の奉公人だったきえを連れていきます。今まで身分違いで結婚できませんでしたが、武士をやめれば結婚できるのです。

「たそがれ清兵衛」でも果し合いは二回ありました。真田広之扮する清兵衛は妻に先立たれ、認知症の進んだ母と幼い二人の娘を養うため内職に励んでいる優しい父親です。それでも果し合いのときは強いので素敵です。

この映画でも雪のシーン、お城の桜、庭のつつじ、遠くの山と川、かやぶき屋根の家などとてもきれいでした。

幼い二人の娘、茅野(かやの)10歳と伊登(いと)5歳がかわいかったです。宮沢りえ扮する朋江さんと一緒に手遊びしているシーンがよかったです。朋江さんは清兵衛の幼馴染で出戻りだったのですが、二人の娘のお母さんになってくれるのです。

この伊登さんが成長して5歳の時の自分をめぐる出来事を振り返り、映画の最初から語り手として語っています。

「父は短い人生だったけれど幸せだったろう」と締めくくっています。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする