むらすずめのおやど

毎日の暮らしの中で気づいたこと,感じたこと,読んだ本や見た映画の感想など何でもおしゃべりします。

「御巣鷹山編」

2009-11-29 21:29:50 | Weblog
「御巣鷹山編」を一気に読みました。事故の模様が詳しく述べられています。
一度に520人も亡くなった航空史上最悪の事故です。飛行機が迷走する恐怖の30分間に、ある男性が家族あてに書いた痛切なメモや、遺体さがしのとき、爪だけ見て、夫の爪だとわかった女性の話など胸を締め付けられます。
さて、恩地さんは東京本社勤務で課長になったといっても窓際族で部下は一人もいません。そこへジャンボ機墜落事故です。彼は大阪の「ご遺族相談室」係となって、遺族の補償の相談を受けます。
いろんな遺族がいて、補償金をめぐる争いもあります。一家の大黒柱を失って倒産に追い込まれる印刷屋や、息子の嫁に補償金が下りると知ると、それを取ろうとする息子の親や兄弟がいます。
そんな中で補償の話を一切受け付けない男性もいました。息子夫婦と幼い孫を失ったその男性は、妻も亡くしていたので、たった一人で、鎮魂のため、四国八十八か所の霊場をめぐるお遍路の旅にでます。補償金はこの事故で親を亡くした遺児たちにまわしてほしいというのです。補償金でも訴訟でも人の命は償えないということでしょう。
恩地さんは自分が組合の委員長だったとき、「空の安全」を守るための待遇改善や職場環境の整備を要求して、営利優先の経営陣と真っ向から対立したため、海外の僻地を十年もたらいまわしされる懲罰人事に耐えました。それでも、会社の体質を変えることはできなかったのを無念に思っています。
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「アフリカ編下」

2009-11-26 20:34:22 | Weblog
「アフリカ編下」をやっと読みました。
アフリカのケニアへ飛ばされて4年経ち、恩地はひたすら耐えていました。
退職してほかの職を探したらという声にも、そんなことをしたら自分を応援してくれている組合員のみんなを裏切ることになると信じて、妻や子供には我慢を強いていました。子供は登校拒否になって、家族はつらい思いをしていました。
ところが、そのころ、国民航空機の海外での事故が連続して3度も発生し、大勢の死者がでたので、会社の安全対策に問題があると考えられて、交通安全対策特別委員会が開かれました。
その席で、国民航空には不当労働行為があるとパイロットが証言し、さらに、国民航空労組の沢泉委員長が、会社の営利第一主義を指摘して、前の委員長の恩地が10年も海外に飛ばされていることを証言し、これがきっかけになって恩地はケニアからやっと戻ることができるようになります。
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うれしいことがありました。

2009-11-24 20:45:35 | Weblog
今日はうれしいことがありました。
郵便局に行って、書類を書いていたら、思いがけず、うたひめさんが声をかけてくれました。何年ぶりで会ったことでしょう。
私が今の会を辞めた時以来ですから数年経っていますが、私を覚えてくれていたのです。変わっていないと言ってくれましたが、うたひめさんも全然変わらず元気そうでした。
この近くにお勤めで、会社の用事で郵便局に来たそうです。今の仕事は3月までだけれど、今年お孫さんが2人もできて、そのお世話であちこちに行って忙しいそうです。
いまどきの若いお母さんは子供が生まれても仕事は続けるそうてすから、子供の面倒を見てくれる保育所やおばあさんの協力が必要です。
残念だけれど教室には行かれませんが、みなさんによろしくとのことでした。
またどこかで偶然会うことがあるかもしれないねと言って握手をして別れました。
思いがけないうれしいことでした。
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アロエの花

2009-11-23 20:30:20 | Weblog
今年は久しぶりにアロエの花が咲きそうです。
軒下にビニールもせずにアロエを植えていますが、冬の寒さには耐えられず、少々枯れたりしていました。それでも、暖かくなるとはいつの間にか復活していました。それを何度か繰り返すうちに大きな株になりました。
ふと今日見ると、大きな花の穂のようなものが5本もできていました。そのうち下から一つずつ赤い花が咲いていくと思います。
主人が長年、胃が悪かったので食べるために植えたアロエでしたが、最近は胃の調子がとてもよくなったので、食べることもなくどんどんふえています。
一昨年、ピロリ菌の除去をしたところ、嘘のように胃痛が治ってしまいました。あれほど苦しんでいたのが嘘のようです。こんなに効くのなら早く除去すればよかったと言っています。医学の進歩のおかげです。
もし、胃痛で苦しんでいる方があればピロリ菌の除去をするように勧めます。
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ハープの効果

2009-11-22 21:24:42 | Weblog
先日、因島フラワーセンターへ行った時、ガラス張りの温室を見学しました。
バナナの木やヤシの木、ブーゲンビリアやアンスリウムなど熱帯の植物が茂り、華やかなランからはあまい、いい香りがし、スピーカーからはハープの音楽が静かに流れていました。(我が家で聞いているハープのCDだと思いました。)
極楽とは、このようなところなのでしょう。
以前、夕刊に「最後をみとる音色」という記事があり、音楽サナトロジストが音楽、特にハープや歌声を通じて、末期患者や回復の見込みにない人々、そして近親者に心の安らぎを与えるとありました。特にハープの音を聞いたら、それまで苦しそうな呼吸をしていた患者が次第に落ち着いてくるそうです。ハープの音色には不思議な働きがあるのでしょう。
「ハープの音が患者に安らぎを与えるのは、脳を観察していればわかる。家族の苦悩を和らげる効果もある。」
私が好きなのはきれいな澄んだ声のソプラノが、ハープを伴奏に歌う歌です。
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トマトが見つかった!

2009-11-20 20:47:11 | Weblog
以前、猫がいなくなったと言って、Mさんが近所を探していましたが、最近どうなったか聞いてみたところ、「いました!」と一言。やはり、近所のTさんの家にいたそうです。そこでも猫がたくさん集まって来るのでTさんが餌をやっています。何匹もいるのでTさんもわからなかったのでしょう。このふたり,本当は日頃は仲がよくなく口も利かないらしいのですが、今回は猫のためMさんの方から口をきいたようです。
そこへ行ってやっとトマトという猫がいることを確認したそうです。そのあと、家に連れて帰ったか、そのまま置いてきたのかは知りませんが。
40日もいない、いないと言って探していて食べ物がのどを通らなかったとか。
「そういえば、お元気になりましたね。」と言うと、ほほほとMさんが笑いました。トマトが見つかって10日ほど経ったそうです。
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秋の研修旅行

2009-11-19 21:27:22 | Weblog
「花と緑の会」の秋の研修旅行に参加しました。会員15名、会員以外11名の参加がありました。目的地は仏通寺と因島フラワーセンターです。
8時半に出発したのに、高速道路が事故で7キロも渋滞していました。仕方がないので向原線で志和まで行くと1時間半もかかりました。しかも高速に入っても、トンネル工事などで渋滞しました。予定を変更して先に仏通寺へ行きました。紅葉がきれいでしたが、11時15分から1時間ほど見学してお昼を尾道の民宿で食べ、尾道大橋や、向島大橋、因島大橋を渡って行きました。
このような大きな橋を渡るときはいつもわくわくします。下の瀬戸内海は穏やかなように見えました。
フラワーセンターでは温室のランがきれいでした。プレクトランサス(モナラベンダー)とか、メディニラ、エスキナンツス、カリアンドラエマルギナタ(ねむの花に似ている花)など恐竜の名前のようなランを見ました。胡蝶蘭やカトレアはいい香りがし、花もきれいでした。エアプランツにサルオガセモドキという名前がついていてびっくりしました。もっとゆっくり見たかったけれど、全体で1時間も遅れているのに、帰りも渋滞してはいけないので、3時でバスに乗りました。
帰りのバスではMさんのハーモニカにあわせ、コーラスのメンバーがいるので、「もみじ」「ふるさと」などの曲をみんな歌いました。忙しかったけれど、楽しい一日でした。 
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「沈まぬ太陽」を読んでいます。

2009-11-18 21:54:41 | Weblog
山崎豊子著「沈まぬ太陽」を読んでいます。ちょうど渡辺謙主演の映画が公開されていますが、悲惨なシーンがあるらしいので、原作を読むだけにしようと思いました。
5巻まであるうちのまだ1巻を読み終えたところです。2巻は「アフリカ編下」です。
国民航空の恩地元(おんちはじめ)は労組委員長として仲間の給料や就業時間の
短縮を求めて会社側と交渉したため、「首相の飛行機を止めたアカ」というレッテルを貼られ、会社からは報復人事として、1960年代の当時としては僻地だったパキスタンのカラチやイランのテヘラン、最後にはケニアのナイロビへ飛ばされます。
一任地に二年間という約束が合計10年以上におよびます。
これに対して、彼の仲間で、副委員長だった行天四郎は組合と決別すると、海外赴任でもサンフランシスコで、エリートコースを歩んでいきます。
恩地も組合と決別すれば早く日本に帰らせてもらえたのでしょうが。あとで不当人事を裁判で訴えることになりそうです。
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冬景色の中の赤色の効果

2009-11-17 14:22:02 | Weblog
一気に寒くなり、最高気温が12月上旬から1月上旬並みの一日でした。
朝から雨が降りましたが、珍しく雨の中を歩いて見ました。
赤い南天やヤブコージや千両、万両、ピラカンサの実が緑に映えて、ひときわ鮮やかでした。これなら鳥が見つけて食べるだろうと思いました。
金柑やゆずの黄色い実がなっている木もありました。山茶花やバラ、サルビア、ゼラニウムも赤い色が目立ちました。
冬になると赤が特にきれいに見える気がします。クリスマス効果もあるのでしょうが、赤いポインセチアが目につき、赤いセーターがほしくなります。
昨日、公民館祭で、赤いシクラメンがほしくなって買いました。
ついでに、シンビジウムも買いました。緑色の花が咲くそうですが、今はつぼみなので、寒い我が家でちゃんと花が咲くかどうか少し心配です。
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公民館祭が終わりました。

2009-11-15 21:02:53 | Weblog
公民館祭が終わりました。
一日中「花と緑の会」の会計をしました。今年から加わったランは完売でした。新しいのが出るはしから売れて行くのです。華やかなランに目を奪われたのか、滋味な苔玉の売れ行きはいま一つでした。
すぐ近くでコンサートがあったので、そのうちのコーラスを聞きに行きました。指揮者と伴奏者を入れて12名のメンバーですが、明るい歌が多く、楽しめました。ご夫妻でメンバーに入っているのを見て、ふたりで同じ趣味を持つのをうらやましく思いました。
祭が終わって後片付けになった時、私たちの会は作品が多いのでとても時間がかかりました。それでもみんなで力を合わせて片づけ、きちんと元通りにしました。
公民館の方が点検に来ていました。
私はおもに、売上金を守っていました。
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