弓道修行日記

このブログに、弓道修行する中で、学んだこと、考えたこと、試行したこと等を書き残し弓道修行の友とする。

なでしこジャパンは敢えて国民栄誉賞の辞退を ー国民栄誉賞より自力で金メダルを狙え

2011-07-30 | 意見発表
私は上杉 隆は嫌いです。小沢擁護論者だからです。日本の代表的悪党を擁護する奴は同類の悪党と思っている。そう言う点で郷原原簿氏も同じ。だが、このタイトルには私にも賛意がある。そこで読んでみることにした。

なでしこジャパンは敢えて国民栄誉賞の辞退を
【第185回】 2011年7月28日 上杉 隆 [ジャーナリスト]

サッカー女子ワールドカップドイツ大会の日本代表(なでしこジャパン)の優勝により、日本中が大騒ぎである。

 テレビは朝から晩までなでしこたちの姿を追い、新聞は大きく紙面を割いてその偉業をたたえている。

 確かにうれしいニュースである。だが、果たして手放しで喜んでいいものか。日本人と日本のメディアの飽きっぽさは筋金入りである。なにより、こうした機に乗じるのが得意な人々がいることを忘れてはならない。

政治的な臭いが付きまとう国民栄誉賞の授与 
7月25日、政府はなでしこジャパンに、国民栄誉賞を授与する方針を固めた。枝野幸男官房長官によれば、ドイツでのなでしこたちの活躍は「多くの国民に感動と希望を与えた」ということだという。

 だが、国民栄誉賞授与にはあまりに政治的な臭いが付きまといすぎている。選手たちの努力とは別に、政府によるスポーツの政治利用はみていてあまり気持ちのよいものではない

 1977年、福田赳夫首相によって始められた国民栄誉賞は、本塁打の世界記録を樹立したばかりの王貞治氏(読売巨人)に授与したのが始まりだ。

 王氏の国民栄誉賞受賞に異論を差し挟む者はいないだろう。圧倒的な業績と国民に敬愛された人柄からも、王氏は初代の受賞者に相応しい人物だ。

 その後、国民栄誉賞は17人の個人が受賞している。仮になでしこジャパンが受賞すれば、団体としては初めての受賞となる。だが、そもそも、個人を対象とした賞である。団体受賞が相応しいか疑問はぬぐえない。

また、過去の受賞者の多くは死後の受賞、もしくは一定の評価の固まった者ばかりであり、無名に近い発展途上の若い選手の受賞となると、賞の性質自体が変わるのではないかという危惧が芽生える。

 実際、そうした懸念に応える形で、受賞を断っている者もいるのだ

現役選手たちが受賞を辞退した理由
 2001年、MLB(メジャーリーグベースボール)で、日本人初となる首位打者と盗塁王のタイトルを獲得したシアトル・マリナーズのイチロー選手は、授与の打診に対して、次のように答えて辞退している。

国民栄誉賞をいただくことは光栄だが、まだ現役で発展途上の選手なので、もし賞をいただけるのなら現役を引退した時にいただきたい

 さらに2004年、同じくイチロー選手は、MLBシーズン最多安打記録を更新し、それに対して再度、国民栄誉賞の授与を打診されたが、同じ理由で固辞している。

 辞退者はイチローだけではない。時代はさかのぼるが、阪急ブレーブスの福本豊選手も国民栄誉賞を辞退している。福本選手は、世界記録となる通算939盗塁を達成し、当時の中曽根康弘首相から受賞を打診された。その際、次のように言って断ったという。

「そんなんもろたら、立ちションもでけへんようになる」

 まさしく、国民栄誉賞の受賞は個人に責任が生じるものである。あの王氏ですら、その責任の重さで道を歩くのにも気が滅入ったという。駐車違反など比較的軽微な法律・ルール違反が、賞自体の信頼を貶め、業績に傷をつける可能性があると、王氏は気を遣ってきたという。

 現役を引退した王氏ですら、それほどの重圧を受けるのだ。ましてや現役選手の背負うプレッシャーはいかばかりか。

次のページ>> 授与のタイミングも疑問、政府のPR戦略の臭い
 2000年、シドニーオリンピック女子マラソンの優勝によって、女子として初の国民栄誉賞を授与された高橋尚子選手は、その後、オリンピックで勝つことはなかった。個人の受けるプレッシャーはそれほどまでに過酷なのかもしれない。

授与のタイミングも疑問政府のPR戦略の臭い
 団体の受賞はそうした点でも少し性質の違うものではないか。そもそも、女子サッカーの歴史は浅い。ワールドカップといえども男子に比べればまだまだ層も薄く、なによりライバル国が少ないのだ。単に希望を与え、世界一になったからと賞を出してもいいものなのか。

 たとえば、2年前、女子ソフトボールが世界一になったとき、どうしたのか。また、ワールドベースボールで日本が優勝した際もどうしたのか。

 そもそも、なでしこジャパンには来年ロンドンで開催されるオリンピックが控えているのだ。その前に授与することの意味があるのか。五輪後でも遅くはないのではないか。

 国民栄誉賞というだけあって、当然に副賞などの原資は国民の税金から拠出される。ケチなことをいうつもりはないが、本当に首相が顕彰したいのならば、内閣総理大臣顕彰か、もしくは個人的に称えたらいいのではないか

 イチローを見習えというわけではないが、将来のあるなでしこジャパンだからこそ、政府のPR戦略の臭いの消えない今回の国民栄誉賞は辞退すべきではないかと思う。

 選手たちの努力は知っている。だからこそ、五輪前に慢心しないよう、思い切って辞退する気概が必要なのではないだろうか。


1.読みました。賛成です。
2.なでしこジャパンここで国民栄誉賞を貰ったらお嫁に行けないし、ロンドンオリンピックで金メダルは取れませんよ。イチローも辞退しているのです。イチローを見習いましょう。
2.上杉さんも小沢に対してもこれくらいの見識を持っておられたら・・・と思いました。
3.管退治の方法を考えて欲しい。
4.取り敢えず「再生可能エネルギー買い取り法案と赤字国債発行法案」管が辞めるまで、賛成すべきでないと思います。今では管は小沢以上に嫌いになっっているし、鳩山以上に聞く耳は持たない。管の言うこと全て反対だ。アカン。

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