弓道修行日記

このブログに、弓道修行する中で、学んだこと、考えたこと、試行したこと等を書き残し弓道修行の友とする。

会心の離れ

2010-02-21 | Weblog
 会心の作というのは心にかなった作、満足の出来る作ということですが、会心の離れとは、結果として出来の良い理想的な満足の出来る離れと言うことになると考えますが、私が考えた離れの一つの方法です。

会心というのは或る場所のことを言います。
会の中心を会心と言います。

会の中心は何処でしょう。
私は肩胛骨の下、引き分けで寄ってくるところです。

会心はどういう働きをするかというと
引き分けは背伸びしながら、両上腕三頭筋を押し伸ばし、両肘押し伸ばす、その中心点が会心です。

鳥の翼の根本、付け根に相当する所と思っています。
「引取は 実に大鳥の 羽をのして、雲井を下る心得ぞよき」その大鳥の羽根を大きく伸ばす感じで引分けるのですがその中心点、そこは会の中心点で、そこを会心と言うことにしたのです。

そして会に入って、縦に伸びて会心から大きく羽を伸ばすように下筋を伸ばし、会心を的に会わせる感じで横一文字の伸ばす。

会心から押し伸ばし、会心を的に合わせると会心の離れとなるのです。

 この会心の離れは以前にも何度もやってきたことですが、伸筋を伸ばすことを意識した射に変えてから、再度、会心の射を思い出してやってみましたら、会の持ち方も楽になり、離れが良くなり、的中も良くなりました。





 

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