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弓道修行日記

このブログに、弓道修行する中で、学んだこと、考えたこと、試行したこと等を書き残し弓道修行の友とする。

私の考えた会を持つ練習法方法

2009-11-29 | Weblog
会を持つ練習法方法―2
―私が考える会を持つ戦略―
1,2,3の会の4案の変更案は「1,2,3,4,5,6,7、8」となったことを前稿で書きました。

目標としている会
「1,2,3」:足腰肩と縦に伸び
「4」:背中を入れる(腰とか丹田とか胸とか
「5,6,7」:下筋、肘(を張り)、前腕を引き、(懸口・親指を引き抜くようにする。)
「8」離れ:懸口・親指を引き抜き、(理想の残身に飛ばす)
上記を「八節の会」と言うことにします。
(4~7をどう意識するかは今後の試行錯誤によります)

 各節を1秒とすると私の引き分けから離れまでは9秒になります。これは会が持てないと悩んでいる中、通常の練習では達成するのは困難です。
これを達成するためには、練習の手順、方法があると考えます。

会を持つ練習方法
以下の考え方は私の練習計画案で、これで成功するかどうかは分かりません。しかし、弓道の難問を正面から取り組んで、打開策をいろいろ考えて、乗り越えたいと思っています。

私の試案
(1)理想を考える
八節の会「1,2,3。4。5,6、7―、8」これを理想・目標値と考えるのです。
(2)現状を知る 
 今、的前で引いて持てたところ、例えば1,2,3、4であったら、そこが現実の自分の姿です。理想と現実の乖離、それが問題点です。「5,6、7、8」との間に4段階もの乖離があります。問題点は大きいと言うことが出来ます。
(3)目標の設定
次に会の目標を設定します。「5」を目指し、それが達成されたら6~8を目指すのです。1節1年位の長期計画で持つ練習をするのです。
 最初は早く123の4・・・となってもいいと思います。ともかく8まで進める事です。
(4)数えるスピードをゆっくりする
もし8まで進めたら、次は「イチニサンノーシゴロク」を「イチ、ニ、サン、ノー、シ、ゴ、ロク」と少しゆっくり目にします。
 それが出来たら「イーチ、ニー、サーン、ノー、シー、ゴー、ロークと1節を1秒ずつにします。
(5)それが出来たらもっと数字を増やすことも可能ですが、八段でも8秒もあったら十分ではないでしょうか。
(6)閉じる練習を入れる
上記の練習中、目標が達成できない場合、射にはいる前に「(目標の会を)持てなかったら閉じる、射を止める。」と言い聞かせ、目標に達しなかったら、離すのを止めて、閉じじます。
 不思議なことにそう思ったら持てることもあります。
 この方法は、以前の投稿「会を持つ方策ー1」「会を持つ練習法ー1」で書いていますので参照して下さい。
(7)弓は強い弓、普通の弓、弱い弓の3種類は用意します。
 最初は徒手で八節の会を意識する練習をします。
 次にゴム弓で練習します。
 その上で巻き藁で練習します。この場合最初は弱い弓で練習し、それが持てるようになったら普通の弓、それが持てるようになったら強い弓と弓力を高めて行きます。

弓の使い分け
 強い弓は巻き藁練習時に使用する。
 普通の弓は的前練習に使用する。
 最後の仕上げで弱い弓で一手行射を行う。

 弱い弓は審査用と考えそのつもりで的付け等も中る矢も確認し審査のつもりで
練習する。
(審査では弓も強くなるので弱い弓を使用するという考えです。練習の最後に使うのはそれぐらい体が疲れた状態が審査の状態と考えるからです。その審査で使用する弓にも慣れておく必要があると考えるのです。)

 弓の強さは気温の変化で変わると言うことを知って、強い弓でも夏になると普通になり普通が弱くなります。
 夏の普通は冬には強くなり、夏の強い弓は冬には巻き藁でも難しくなると考えて自分に適した弓の強さを知って練習することです。

(7)審査で持つために
 さて、持つと言うことは、的前とは言え自分の道場では持てるのですが、それでは持てたと言うことにはならないのです。

 稽古で持てても射会や審査では持てなくなるのです。これを私は「晴れの日逓減の法則」と考えています。そう言う法則があるのです。

 私が会に入ったとき道場に会員が来ました。・・・それだけで会が持てなく乱れてしまいました。それほど人の心は微妙に揺れ動いているのです。
どんなことがあっても5までは辛抱するように日頃から訓練しておくことが必要です。
   
 よく審査での挨拶で「日頃の練習通りの射をされたら合格できます。」と言われることがありますが、晴れの日は弓は強くなるし、あがるし、雰囲気が変わるし、観衆はいるし、審査委員はいるし、他の人と息合いを会わせなければならないし、・・・・いろいろあって会は持てなくなるし中りも落ちるのです。日頃の練習通りにはならないのです。

晴れの日80点で合格とすれば、日頃の練習では120点位は出していなければならないのです。審査は日頃の射の60%しか出ないと、思って対策を立てるべきなのです。

この練習方法が難しいのです。
(8)稽古は晴れの日を思って、晴れの日は稽古を思って
   この教えは昔から言われた教えですが、これを如何に実行するかでしょう・
  ①そのようにマインドをコントロールする訓練をすること。
  ②稽古も常に審査を意識して出来るだけ多人数の演武を心掛けること。
  ③一人で稽古する場合も今審査を受けている、観客もいる、審査員もい る、・・・と審査の状況を、雰囲気をイメージして練習する。
   
晴れの日は巻き藁練習を思って・・・
 逆に審査では、「巻き藁練習だ」と意識して、練習のつもりで、自己に集中して、今回審査に通らなくても次回もあるさ、と言うくらいの気楽な気持で臨む。
 いつもの通り
1,2,3,4,5,6,7―と数を数えることに集中する。
(9)何が持てなくするのか。右前腕のカイナの力と考え筋トレを行う。
(10)1,2,3,4,5,6,7,8と唱えて縦線・横線を張る意識に集中する練習をする。平常心がたもてない状況の中でもそう言う訓練をする。  


まとめ
あ、八節の会を目標に一節ずつ増やす
い、最初は早く数えてもよい。出来るようになったら一節1秒に
う、弓の強さを使い分ける
え、どのように意識したら頑張れるか研究する
お、稽古は晴れの日を思い、晴れの日は稽古を思うという意識の切り替えの訓練をする
か、行射に必要な筋肉を強化する。
え、1,2,3,4,5,6,7,8と唱えて縦線・横線を張る意識に集中する練習をする。平常心がたもてない状況の中でもそう言う訓練をする。 


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