九州っ子

九州大好き九州っ子の初心者日記記事

ジダン問題

2006-07-16 19:47:13 | サッカー
               


『ジダン暴走』の背景

↑延長後半、ジダン選手はマテラッティー選手の人種発言による挑発に乗って頭突きで彼を倒して一発レッドで退場になった

このジダン選手の頭突きの行為は許せないものであるし、フェアープレーの精神に反すると思う

彼は過去にこういう経歴と悩みがあった

①頭突きで2回、平手打ちで1回、相手選手への踏みつけで1回、退場になっている(頭突きは、ユベントス時代とレアル時代、平手打ちはレアル時代、相手選手への踏みつけは98W杯のフランス代表にて)

②彼自身が挑発行為に対してかっとなる性格だと周囲に漏らしていたこと

マテラッティー選手の人種差別発言による挑発行為は試合の中では一部では許されない行為だと思う

他方では、その挑発行為がマリーシア(ずる賢さ)での試合の心理的テクニックだとすれば、それにのったジダン選手の報復行為(暴力)は試合の中ではしてはならないものであるし、プロサッカー選手として失格であると思う(過去に挑発行為にのって退場した選手としてイングランドのベッカム選手、今大会では同イングランドのルーニー選手)

サッカーは1人でするものではない、11人が一丸(チームの調和)となってやるスポーツであることを忘れてはいないだろうか?

あの挑発行為に対して、ジダン選手がプロ選手として冷静に対処していれば、一発レッドを食らうことなく、試合の流れがフランスに傾いた可能性があったのかもしれないし、立派な現役引退を果たせたのではないだろうか?

試合前のセレモニーで、各国の代表選手達が何のために人種差別反対と撲滅の声明を読み上げたのか、理解に苦しむところである

もし、マテラッティー選手が人種差別で挑発した行為が許せないのなら、ジダン選手が自ら裁判に訴えるなり、メッセージを発して世界中に人種差別問題を提起しても良かったのではないだろうか?

ジダン選手が自らの手で愚かな現役引退を余儀なくしたのは非常に残念である