6年前の深夜のラジオで知ったSHOWTA.と言うシンガー。今は蒼井翔太と名前を変えて、活動をしているのは、聞き及んでいた中で、たまたまCDショップで見つけた『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズのCDに、彼の名前があり、購入して聴いてみた。そして思い出したのが、ファンのシンガーのアルバムにあったSELF LINER NOTESであった。→

こんな風に引っ張り出しても、何の関係がそこにある?なのだが、ファンのシンガーのアルバムのそれにある1文が頭をよぎったのだ。
「中途半端に妥協してしまった自分をどうしても許せずにいた、ちょうどそんな時、シオンのライブを見た。アコースティック編成のミニライブ、一曲目は、彼のデビュー曲『俺の声』。何ひとつ変わらない彼の歌を聴きながら、何もかも変わってしまった私は情けなくて、恥ずかしくて、ただ泣いていた」
――篠原美也子“SPIRAL” (2003年)SELF LINER NOTES より引用――
この引用文は、彼女の“S”と言う曲にまつわるエピソードとして書かれたのだが、「何ひとつ変わらない彼の歌」と言う所は、まさにこうして、蒼井翔太と言うシンガーとの再会と言うか出会いと言うかな話。実際、蒼井翔太と言う名前に変わりはしても、高く優しい歌声は、まったく変わってなく、ああ、あの時のままに歌っているのか、と思えた。
3人で歌う曲になっても、歌声は変わらずで、高音域の美声が良い感じにアレンジされた仕上がりになっていた。
この出会いをきっかけにきっかけに彼が歌うCDを5枚も買ってしまった→

そして、ソロとしても歌われたのがこちら→

アーティストの特性を生かしてか、バラードになってはいたが、やはりかつての色は、そのままにと言う所だった。
こんな風に、あの頃のままに再び、と言う巡り合わせは、なかなかない偶然の産物とと思えた。