この日も第6回難民映画祭に行きました。
とはいえこの日はお休み。
休みの日まで市ヶ谷まで行きました。
で、この日見た映画1本目は「すぐそばにいたTOMODACHI」です。
遠くビルマ(ミャンマー)から命の危機を脱する為に日本へ来た難民の皆さん。
難民認定を待っている身分の為、本来は自分の住まう近辺の土地から外出することはできません。
そんな彼らが3.11を経験します。
難民の方々から見れば、自分の身分もハッキリしてくれない薄情な国、日本。
強制送還されたら命を失ってしまうかもしれない国へ帰そうとするかもしれない国、日本。
同じ人間なのに、変な目で見てくる国、日本。
なのに、被災地東北へボランティアを結成し向かいます。
泥の描き出しや、細かいところの拭き掃除。その日のボランティア先の大家さんは感謝の声を惜しみません。
彼らの境遇の説明から、日本の難民認定のハードルの高さ、なぜボランティアをしようと思ったかなどを一人の難民女性を中心に話されていきます。そして彼女を含め、ボランティアに参加した難民男性達が語ります。
「日本は第二の故郷なんだ」と。
残念ながら日本国民を守る為、安易に難民認定のハードルを下げるわけにはいきません。
それに、国民の中では外国人に対する議論も全くなされていない状況です。
簡単に難民受け入れを拡大しろ!と言うわけにはいかないのです。
でも、日本なりの人道支援策を考えていきたいところです。
また、難民認定を待つ間の特別在留許可状態の彼らの待遇の悪さには言い逃れはできません。人道的な理由から在留を許可しても、食べる術がないのでは結果同じです。
これも震災のあった今では議論にすらできません。日本人が優先だろうと逆効果となるからです。
できましたら、難民という自分の国を理由無く追われた非常に不安定な立場の人達が、日本のためにボランティアしてくれたらしいよと、何かの機会にお話いただけたら幸いです。
すぐそばにいたTOMODACHI ~ The Neighbourly TOMODACHI