Sonnenschein!

フロ&きょんの、フウフがんばるぞぅ日記 

パパについて

2006年07月18日 | Weblog
フロのパパであるフランツ・ノイス氏との出会いは、ドイツ留学1年目に通っていた学校での授業での事でした。
当時、その学校では「音楽マネージメント」という、音楽家として働き始めた場合のギャラの仕組み(例えばCDでオペラ全曲録音したらその演奏時間を秒単位で計り印税の取り分となるなど)を教えてもらう授業があったの。
その講師の先生として迎えられていたポールというアメリカ人は、ドイツグラモフォン(大手クラシックレーベル)の社員でもあり、そこでの経験を元に授業を行ってた。
その時授業資料として、グラモフォンの各部署の幹部名が載ったプリントが配られた。(←いいのか・・?
そして当時フロのルームメイトだった弘ピーが大きく反応。
あー、この人、フローリアンのパパじゃないかなぁ!?」

・・・・ふぅん、あの恐い顔の人(←フロ)のお父さんってグラモフォンの人なんだぁ、スッゲー。
きっとあの人(フロ)みたいに恐い感じなんだろうなぁ・・・。

なんてボンヤリ思ってた。
そしていつしか出会う事に・・。

パパは、ワタシの想像とは全く違い、物腰のビックリするほど柔らかい、静かで上品な本物の紳士だった

ドイツの一般家庭でこんなジェントルマンにお会いできるとは。
フサフサの白髪、上品なお髭、穏やかな性格、限りなく優しい瞳、そして丸い眼鏡(←ジェントルマンとは関係ない)・・・

明るく活発なママとは対局にいるパパは、大介花子の大介を連想させる。
ママが10喋ったらパパが1喋る。
イタリアをこよなく愛し、クラシック音楽を語らせたら次に出る者はいない。
さらにグラモフォンを退職した今、
「もう家事は十分
というママに代わり、ノイス家の台所はパパの仕事場となっている

ワタシもお腹をすかせてフラフラ足を運び、何度パパのイタリア料理にお世話になった事か
レストラン顔負けの料理は、いつもデザートまでパパのお手製

こう見ると、ベンベンはママの血を、フロはパパの血を濃いめに受け継いだんだなぁ、としみじみ思う。
いつの日かこんな物腰の柔らかい紳士になってくれるんだろうか

それにしても何故フロは料理の才能を受け継げなかったのか・・・。
ベンベンが美味しいカプチーノを煎れてくれる度に、舌打ちしたい衝動に駆られる