串本の風!

串本中学校の毎日や学校行事の様子をお伝えします

立志式

2016年02月05日 18時30分47秒 | 日記
2月5日、串本中学校では立志式が開かれました。


立志式を迎えるにあたり、教育委員長である岩谷先生にお話をしていただきました。





立志の誓いでは、これから大人になっていくために何を大切にしたいか、どんな大人になりたいかの決意を一人ひとり宣言しました。










立志式を記念して1年生全員で『朝の風に』を合唱しました。




最後に、育友会会長の潮崎さんから閉会のあいさつをいただきました。





また、立志式にあたりいただいていた保護者の方からのメッセージも紹介させて頂きます。

 ・困っている人がいたら、自分に出来る限り手を差しのべてあげられるような女性になってほしいです。

 ・これから大人になるにつれて、人間関係もより難しくなっていくと思いますが、なるべくなら、自分に嘘をつかず正直であってほしいと思います。 あと、人の痛みがわかる大人になって下さい。みんなに「思いやりの心」が育ちますように…

 ・何か一つ、人の為になる事ができる人になってほしいです。

 ・周囲を思いやれる大人、善悪を判断できる大人に育ってほしいです。

 ・14歳。自分が14歳のころと比べると、すごく大人に見える気がします。今出会える友達や仲間を大切にして、人の気持ちが分かる大人になってほしいと思います。

 ・“大人としての「社会のルール」”を守り、大人、そして数年後になる社会人としての「常識」を、経験を積み重ねることによって身につけてほしいです。また、自己の言動に責任を持ち、周りとの協調を大切にできる大人になってほしいと思います。

 ・責任感と志を持った大人になってほしいですが…困難に立ち向かう生きる力のあるおとなにもなってほしいです。

 ・思いやりのある人 心優しい人

 ・自分のことだけでなく、人を思いやる心を持つ人になってほしいです。責任ある行動ができる人になってほしいと希望します。

 ・強く 優しく ほがらかな 大人になって下さい。

 ・人に流されることなく行動できる人間になってほしいです。

 ・他人に迷惑をかけない人

 ・夢を諦めずに努力できる人になってほしいです。自分の言葉に責任をもって行動できる大人になってほしいです。

 ・世の中の役に立てる人間になってほしい。

 ・他人に流されず、自分のやりたいことを見つけてほしい。

 ・中身のある人間になってほしい。
 

上記以外にもたくさんのメッセージを頂き、ありがとうございました。
保護者の方の思いにふれ、子どもたちがさらに成長してくれることを願っています。








この「立志式」、元々は社団法人日本児童文芸家協会の提唱したもので、「自覚」「立志」「健康」を目標に掲げて、14歳を迎えた少年少女達に、14歳という年齢が個人的にも社会的にも重要な年齢であることを自覚してもらい、明るい祝祭を催し、希望を与え、前途を祝福し励ます行事として昭和40年代初めに実施された「14歳立春式」がその始まりなのだそうです。
 青少年の非行問題が大きく取り上げられていた当時の時代背景もあって、この行事は全国的に広まりをみせました。この串本中学校でも昭和41年2月4日の立春の日に、「第1回青年式」という名前で第1回が実施されています。沿革史をひもといてみると、大勢の保護者のみなさんが見守る中、当時の町長・教育長をはじめ町内の小学校・高等学校の校長先生などから祝辞を頂くなど、盛大に催されたようです。また、翌年の第2回青年式はNHKテレビで実況放送されたとも記されています。
 その後、「自覚」「立志」「健康」のみが校訓として遺され、昭和46年を最後にこの行事は途絶えていましたが、平成22年に40年ぶりに復活しました。「立志式」と名を変えたこの催しは、平成12年に少年法が改正になり、刑事罰対象年齢が「16歳以上」から「14歳以上」に引き下げられたことをうけ、14歳になる前の中学1年生で実施することにしています。