アメリカの歌手ベックは、
様々なジャンルの音楽を生み出す遊び心のある人です。
オルタナティブロック、カントリー、ヒップホップ、ファンク、
エレクトロニクスな曲まで作り、年齢と共にその音楽も成熟していきます。
ぼく自身も2017年の武道館のコンサートを観に行きました。
ベックと言えば「ルーザー」やアルバム「オディレイ」が有名ですが、
ぼくの一番のお気に入りは「ゴールデンエイジ」です。
アルバム「シー チェンジ」に収録されており、
2002年の「ローリング・ストーン誌年間アルバム・ランキング」で
1位となりました。
曲全体に流れるゆるやかな時間と、
平和な響き、ネイティブアメリカンのようなメロディー、
その時間、その雰囲気により、
現代社会で疲れたこころを慰めてくれます。
「ゴールデンエイジ」
車のハンドルに手を置いて、
ゴールデンエイジを始めようよ
車の窓を下げて
月の光を肌で感じよう
砂漠の風は
あなたの頭痛を癒してくれる
世界中の重圧を
ぼくが解き放とう
最近は、何とか生きているよ
ぼくは何にもしないよ
アコースティックギターと、あたたかい響きの鉄琴のような音、
力まずに、自然な歌い方のベックの声、
きれいなバックコーラス、
PVの映像の後ろの美しい自然の風景。
一時でも、嫌な事や、将来の不安を忘れさせてくれます。
所々で響くトライアングルの音が、
とても素晴らしいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます