やさしい芸術論

冬が来たなら、春はそう遠くない

はじめに

2024年02月28日 | はじめに

このブログでは芸術に関する事を書いていきます。

 

 

芸術とは簡単にいえば、「何らかの方法によって美を表現すること」です。

例えば絵を描いたり、楽器を演奏したり、詩を書いたりして

その人の感性が「美しい」と感じるものを絵や音で表現します。

 

しかしその「美」とは一体何なのか、分かりそうでなかなか分かりません。

決まった基準など無く、目には見えないからです。

 

「愛」や「幸福」なども「美」と同様に、

人生において大切なテーマであるにもかかわらずなかなか分かりません。

 

ぼくは、芸術を理解することによって「美」や「愛」や「幸福」を

少しでも理解することが出来ると信じています。

だからこそ芸術を学ぶ必要があり、芸術の価値がそこにあるのだと思います。

 

やなせたかしさんは芸術について次のように述べています。

 

「すべての芸術、すべての文化は人を喜ばせたいということが原点で、

喜ばせごっこをしながら原則的には愛別離苦、さよならだけの寂しげな人生を

ごまかしながら生きているんですね。」

 

夏目漱石さんも同じような事を小説「草枕」の中で述べています。

 

「人の世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、くつろげて、

束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。

ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。

あらゆる芸術の士は人の世をのどかにし、人の心を豊かにするが故に尊い。

 

つまり、大変な事が多い、世知辛い世の中だからこそ、

古今東西の芸術家はこの世の素晴らしい部分に光を当てて、

それを絵や音楽や詩などで表現し、互いに喜ばせあい、

慰め合ったり楽しい時間を共有しました。

 

その芸術を通して、ぼくたちは何百年前の人のこころに触れる事が出来る。

 

バッハは音楽の事を、世界共通語だと言ったと伝えられていますが、

芸術というものは、古今東西、老若男女、健常者、障がいのある方など、

全ての人が理解し合えるコミュニケーションの手段であると思います。

 

そのコミュニケーションツールを通じて先人は、

それぞれの「希望」を形に残したのだとぼくは考えます。

 

この大変な世の中において、何千、何万年前から脈々と先人から

「希望」のバトンを受け継いで、命をつないで、次世代の人たちへ

あらたな「希望」のバトンをつないでいくリレーをしてる事が、つまり、

人類の歩みの歴史なのかも知れません。

 

このブログを通して少しでも芸術の良さを感じて頂けたら幸甚です。

 

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人生はよろこばせごっこ♪ピアノの音色でこころが少しでも癒されますように😌すべては秋の蜃気楼……🍂束の間の、歓喜悦楽・芸術タイムを🎶🎵

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