やさしい芸術論

冬が来たなら、春はそう遠くない

不幸せになった時に”幸せだった”とわかるもんなんです

2024年08月09日 | やなせたかし

幸せの中にいる時は「幸せ」はわかりません。

不幸せになった時、

「幸せだった」とわかるもんなんです。

             やなせたかし

肉体的に疲れると、出来るだけ早く寝るようにしています。

精神的に疲れた時は、寝たり、音楽を聴いたりしますが、

それでもしっくりこない時は

こころの処方箋を求めて、

各方面の偉大な先人達の言葉を見たりします。

 

人生の険しく長い道のりを歩いていると

自分はなんて無力で幼稚で不器用なんだと悲観し

失見当識気味になります。

 

そんな自分にアンパンマンの作者であるやなせさんの言葉は

すっと、自然に、

こころの奥に入ってきます。

そして最初の言葉。

 

幸せの中にいる時は「幸せ」はわかりません。

不幸せになった時、

「幸せだった」とわかるもんなんです。

 

最近になって少しこの意味が分かるような気がします。

 

幸せは自分のこころが決める。

幸せとは他人が持っているものではない。

自分がまだ手に入れていないものでもない。

他人や神様から与えられるものでもない。

 

自分には過去も未来もない。

過去は過ぎ去って、未来はいつまで経っても訪れない。

今。

今この瞬間を客観的に、ありのまま観る。

目をつぶって深呼吸する。

脱力、脱執着。

すると、

心臓が動いて、目が見えて、耳が聴こえて……そこに感謝……

そんな話じゃない!

何気ない日常の中に、その見落としがちな部分に幸せはある。

目を開けると、きっと見つかる。

大切な家族。

メーテルリンクの「青い鳥」。

今、この瞬間に感謝する。。。

↑ぼくの演奏↑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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