ノラニンジン？-房総丘陵

アスファルトの歩道の縁石際に溜まったわずかな土から茎を伸ばしたこの花はノラニンジンなんだろうか？

標準和名:ノラニンジン（野良人参）
別名:ワイルドキャロット・アン王女のレース
セリ科ニンジン属

西アジアからヨーロッパにかけてが原産の多年草の帰化植物で北海道では普通に見られるそうですが日本全土にも広く分布しています。
しかしながら房総丘陵では初めて見つけました。
舗装道路の車道と歩道の間の縁石沿いに溜まったわずかな土から茎を伸ばしてました。 （2017.10.10撮影）

セイタカアワダチソウ-房総丘陵

セイタカアワダチソウ (背高泡立草)
キク科アキノキリンソウ属

北海道から九州にかけての荒野、農道脇の土手、川岸などに生育する北アメリカ原産の多年草の帰化植物で、明治期に日本に入ってきました。（2017.10.10撮影）

ヤマハッカ-房総丘陵

ヤマハッカ (山薄荷)
シソ科ヤマハッカ属
北海道から九州にかけての半日陰の林縁などに自生する多年草です。（2017.10.10撮影）

ヒメツルソバ-房総丘陵

標準和名:ヒメツルソバ（姫蔓蕎麦）
別名:ポリゴナム
タデ科イヌタデ属

ヒマラヤ原産の多年草で、園芸用に移入されたものが逸出して各地で野生化している帰化植物です。（2017.10.10撮影）

サワフジバカマ-房総丘陵

サワフジバカマ（沢藤袴）
キク科フジバカマ属


河川の土手で撮りましたが、フジバカマとサワヒヨドリの交配により作出された園芸種で、園芸店などではフジバカマとして販売されることも多いことから混同されていますが分類上はサワフジバカマです。
販売直後から逸出して河川敷や山野で野生化していることもフジバカマと混同される一因です。
なお、フジバカマは秋の七草のひとつでかっては山野や河川敷などにたくさん自生していましたが、数を減らして環境省のレッドリストでは準絶滅危惧（NT）種に指定されています。（2017.10.10撮影）