土曜日のこと。
またまた友だちに誘われて、レッズ戦観てきました。
で、せっかくなので午前中はまたもやホトケさんに会いに、都内まで足を運んだのです。
そこまでして、サッカーの試合を観る日に仏像をからめて予定を立てるヤツは少ないだろうとやや自嘲気味ではありますが。
さて。
行って来たのは、砧公園内にある世田谷美術館。
浄土の世界、「平泉展」が開催中なのです。
http:// hirai . . . 本文を読む
トゥルルル~。 「はい、サントリー美術館です。」 「あのお、開催中の三井寺展、写真やスケッチはよろしいのでしょうか?」 先週、駄目モトで直接尋ねてみた栗太郎です。 さてその回答。 どっちも駄目だと思いきや、写真はNG(これは当然なのだが)だけど、スケッチならOKとのこと。 もちろん鉛筆描きに限るのだが、秘仏のわりにはもったいぶらずに随分と敷居が低い。 聞いたこっちがビックリした . . . 本文を読む
荒川を渡った対岸の深谷市は、かつては岡部六弥太の所領地。 ここに、平清盛の末弟・忠度の供養塔がある。 清心寺 忠度の供養塔 忠度は平家の武人でありながら、藤原俊成(定家の父)に師事した歌人でもあった。 彼は、都落ちの際に、俊成に自分の歌を託した話は有名。のちに俊成が撰者となった『千載集』には、「詠み人知らず」として載せられた。忠度は一ノ谷の戦場で死すとも、歌人としての面目はたったのだ。 その忠 . . . 本文を読む
木曽義仲ゆかりの嵐山町に着いた。 この名前、京都の嵐山に似た景観だということで付いたらしい。 義仲が育ったという鎌形の地には、坂上田村麻呂創建といわれる鎌形八幡神社がある。 拝殿 ここは無人のお社だったのだけど、在所の鎮守といった趣きがあって、その穏やかな雰囲気がいい。 その裏手には、班渓寺がある。 ここが義仲誕生の地という。 左奥の墓地には、義仲の妻であり、義高の母である山吹姫の墓があった。 . . . 本文を読む
坂東武者の・・・といいながら、今度はその時代より600年以上も前の話に飛びます。 秩父の山もすぐ背中合わせの、ここ日高市にある高麗神社。 「高麗」とかいて、コマと読む。 http:// www.kom ajinja. or.jp/ 神門 西暦668年、唐と新羅の連合軍に滅ぼされた高句麗の王族や僧侶達は、大挙日本に逃れてきたのです。その人々は、主に関東地方に入植し、およそ50年後にこの地に集められ . . . 本文を読む
地図を見ながら空想旅行をするのが好きな栗太郎です。 今読んでる平家物語は、一ノ谷の戦後譚。 そのなかで、鎌倉方に人質として差し出されていた、木曽義仲の嫡男・義高の話が出てくる。 父・義仲が討たれ、身の危険を感じた義高は、ゆかりの地・武蔵国鎌形を目指す途中の入間川を渡ったところで追っ手の刃に倒れるのだ。 ・・・となると。 そこはどこかなあ?と地図を広げる僕。 そこには清水八幡神社が建ち、お地蔵さんも . . . 本文を読む
目白にある大学の卒業生は、ハンザツに漢字を読み間違えるらしい。 そんなミゾウユウな出来事のユウムのヨウサイを知りたい栗太郎です。 ちょっとネタが古くなってしまった気がしますが...。 てことで、人生で初めてJR目白駅で降りました。 行った先は、切手の博物館。 やっていた企画展は「ザ・仏像」展 HPではこんな感じ→http://yushu.or.jp/museum/kikaku/index . . . 本文を読む
休みとなると、どこかに出掛けたくなる栗太郎です。 昨日、都内に行って来ました。 まずは去年行きそびれた浅草寺へ。 8時前に着くとまだ人影もまばら。 松下幸之助さんが寄進した雷門。 「松下電器」の銘板が付けられた提灯の高さは4m。 見上げるとデカイ!重さは670kgもあるそうだ。 松下電器と記してある山門にあたる、宝蔵門。 ご本尊の観音様をおまつりしてある、本堂。 ここのご本尊は、秘仏の聖観音様。 . . . 本文を読む
今、吉川英治の『平家物語』を読んでます。
ご存知、平安末期に全盛を極めた平家。
その功績はほぼ清盛の才覚といえる。
とかく悪玉として扱われることばかりの清盛だけど、けして性悪なだけの彼であったならば、あそこまで栄華はなかったと思っている。
あえて言えば、個人的には好みの人物なのだ。
そこの好みの話はさておき、「悪玉」キャラの清盛に対して「善玉」キャラの筆頭は、嫡男・重盛。
彼こそ平家随一の . . . 本文を読む
土曜日。
夜のレッズ戦を観に行く前に、古河に足を延ばしてきました。
行って来たのは、篆刻美術館。
http:// www.cit y.ibara ki-koga .lg.jp/ tenkoku /
日本で唯一の篆刻だけの美術館。
こじんまりとした館内には、地元出身の篆刻家・生井子華(イクイシカ)の作品がズラリと並んで圧巻です。
陰影とともに印自体も一緒に展示してあって、これがこ . . . 本文を読む
『天気晴朗なれど波高し』 司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んだことがあれば、この一節を呟くだけで、背筋を伸ばしてしまう気分になる。 司馬さんはこの小説のなかで、いかに日露戦争に臨んだ先人達が気高い意思を持ち、胸を張ってロシアに挑んだかを書いている。 それでいて、決して戦争を美化してはおらず、打算や征服欲のない、まっさらな清々しさなのだ。 例えばその証拠に、日本の勝利に接したユーラシアの反対側のフィン . . . 本文を読む
~ 皆さん。最近、笑ってますか。 ~ ってコピーの木喰展。 今、横浜そごうでやってます。 日曜日に行って来ました。 http:// www2.so go-gogo .com/co mmon/mu seum/ar chives/ 08/0627 _mokuji ki/inde x.html 木喰。 江戸中期の享保3年、甲斐国丸畑に生まれる。 14歳の時、「畑仕事に行く」とも「牛の鼻糞取りに行く」とも . . . 本文を読む
週末のこと。 小雨の降る中、国立東京博物館「薬師寺展」に行って来ました。 http://yakushiji2008.jp/ 9:10に着いた頃には、前売り券持ちだけでも4~50人の列。 あっという間に行列は長くなっていくばかり。 入場すると、まずは音声ガイド。500円。 これがあるとないとでは会場内の気分が随分と違う。 ナレーションは市原悦子。ゆったりと語りかけてくれます。 入り口近くで淀んで . . . 本文を読む
神栖町にある息栖神社に寄ってみた。 息栖と書いて、イキスと読む。 ここは、鹿島神宮と香取神宮と並ぶ東国三社のひとつ。 ご祭神は天鳥船神(アマノトリフネ)。鹿島・香取の二柱を導いたとされる。 利根川の河口に位置しているだけあって、古来より交通の神様だ。 一の鳥居。利根川に面して立っている。 境内には力石なるものが。 持ち上げようと試みたがビクともしなかった ご朱印。 社務所でご朱印をいただきながら、 . . . 本文を読む
海にやって来た。 参道の直線ラインを真っ直ぐに引いた延長が、ここ下津海水浴場になる。 その途中には「高天原」なる意味深な地名まであって、いささか興奮してしまった。 一の鳥居の所在を確かめようと、海を眺めているオジサンに声を掛けた。 左の人。僕が着いた時は一人ぼっちだった。 笑うと総金歯がまぶしいオジサンだ。 聞けば、一の鳥居はもう少し北に行ったとこだという。 せっかくなので物はついで。 ほかにも . . . 本文を読む