蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

草木塔

2015年01月24日 | 暮らしの積み木
山頭火
その自由さを好む。


図書館で借りてじっくり読む
映画「あなたへ」の中でビートたけしが文庫本を手にしていた。
逮捕されたビートたけしから文庫を手渡され、健さんは旅を続ける・・・

中の「山行水行」に

山あれば山を観る
雨の日は雨を聴く
春夏秋冬
あしたにうれし
ゆうべにうれし

あれ~頭に浮かぶ風景はまんまじゃん!
ホームに居住する母の部屋を思う

同郷の人よ、とメモを渡すと母は「たしかに」と嬉しそうだった。


これは種田山頭火が憧れていた井上井月の墓参をと、信州を旅した頃の句集
「山行水行」(昭和10年発刊)の中の一句だそうだ。

数年前、井上井月の映画を観、探し探し伊那へ墓参も。
最近は思い出話がやたら多くなった。嘆かわしい

余談
2008年3月9日、インドから来日のお坊様と旅を同行した折、
種田山頭火の終焉の地、松山の一草庵に立ち寄っています。
建て混んだ住宅地の中にひっそりと質素な庵があり、没後50年に建立された句碑には

『おちついて 死ねそうな 草枯るる  山頭火』と書いてありました。

そこですかさずご住職が

◎旅に来て ここにいたかと 山頭火
  
◎山頭火 最期に寝ていた 一草庵


さらに究極の余談  最近の駄作から

見飽きずに 山また山の 墨絵かな

枯れ枝に 実をつつく幼メジロ 一羽

アイスバーン よけてふらつく 散歩道

青空に 三つこぶ白く 有明山


こんなサイトも見つけました
NPO法人まつやま山頭火倶楽部
コメント (2)
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