遠くに沸いた雲の音を・・・始まりの音と聞いて泣き始め・・・
黒々流れる風の先に・・・フリフリとぐろを巻いてまとわりつき・・・
近づきすぎて遠すぎず・・・隣の先で折り合えば・・・
酸いも甘いもかぎ分けて・・・自然の中へ降りて行く・・・。
実りを頂き・・・命を頂き、頂き物ばかりの暮らしの跡は・・・
持ちつ持たれつお互い様の・・・いただきますのお返しと・・・
ありがとうの感謝の言葉は・・・
遠くでいななくカミナリ様の・・・怒りの音と同じくらい・・・
遠くで聞こえる誰かに叫んでいる・・・。
黄色い灯りを足元に・・・
宵闇の道しるべを頼りに目を閉じて・・・
どこから始まり遠くに続く・・・影絵の裏に回り込み・・・
カラリと踊るぎこちなさに・・・月と影の薄明かりは・・・
涙と梅雨とが入り混じり・・・互い違いに甘えては・・・
遠くて高い空の上から・・・町の暮らしに降りて来るのかも。
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