はじめの時間に襟を正し…
正座も程よく、足を慣らせば…
よどみなく詠う念仏に…体が遠ざかり…
人の集まりは痺れを切らして、血のつながりに浸り始める…。
よく集い…訳もなく語らい…
よく働き…よく食べて、今日を見習い明日を喰む…。
集合体を安心材料に…一人の限界を覚え始めては…
孤独の合図を見過ごしながら…
相互扶助に身を置いて…自分自身を見つめ直しては…
なりふり構わない、大きな渦に巻かれている…。
器用に振る舞う暮らしに、溢れる暮らし…
どこかの誰かに習う日々と…
場所は意味のない、世界の知恵を持て余してしまうけれど…
オンリーワンが並んでの愛想笑いに…
文化の色は褪せてしまうのかも。