人を想うに町を見る…
切ない道のりに、程よく疲れ果て…
のらりくらりと、くだを巻き…懐から出て来るひもじさは…
旅の疲れと温もりが落ち始め…
次の一歩を軽する…時を操る不可思議から…
重ねた手と手が見つめ合う…。
命懸けの旅に癒しを求め始めると…
住まい造りは、家族を守る大事業となり…
地域を守る礎になるはずが…
サイコロを振り…転がり広がる終の住処は…
簡単に生まれ…未練を生まずに失われている…。
川や海を目の前に…ゴツゴツ山は、清楚に並び…
人を食った景色を、背負い守るには…
分け隔てなく見守り続け…送り届ける準備に勤しんで…
流暢な口答えを態度で塞ぎ…
生意気盛りを従えて…
我が町、我が家の行先を…我先と盾になる。