暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

モノを言う

2023年01月26日 | 古民家
 手の平を覗くとたくさんの言葉が降りて来て・・・手相や指紋も、一つとして同じものが無いと・・・
語り掛けるのは言葉だけでなく・・・毎日忙しい手の平は、とてもお喋りなんだと思う・・・。

目は口ほどに物を言うらしく・・・言葉や文字だけが自分を表現する場所では無いと・・・
五感のそれぞれを総動員して・・・人は伝える力があると思う・・・。
住いの外や中にも、人はたくさんの感情を預けて・・・
心地よい空間は、立ちたくなる台所も・・・ずっといられそうなトイレも・・・。
満足出来る住まいになるには・・・いつも前を向いていないといけないような気もする・・・。

親から譲り受けた住まいを繋ぎ続けるには・・・沢山の関わり合いに手助けを求めて・・・
たくさんの顔と手にふれあい・・・手助けしてもらえると・・・
この先の時代や、もっと先の文化は残されて・・・普段見えないモノが見えて来るのかも・・・。
古ぼけた住まいの悲しい姿を・・・空き家とみるのかボロ屋と思うのか、ゴミと勘違いしてしまうのか・・・。
100年が昔話しだとしても・・・この所、目の前で100年の古民家に命が宿り、人が行きかう場所になると・・・
住処を見て・・・人となりが見えるようになるその暮らしが・・・
笑顔のお喋りでいられたらと思う。


コメント
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