暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

手の届く

2022年02月12日 | 古民家
 ウジウジと葉っぱを食べて・・・咀嚼音がこだまする・・・
日本のどこに居ても見かけるその姿を・・・今は見る事も少なく・・・
安く大量に出回るモノが、次々と現れるのは・・・どの時代も同じで・・・
暮らしの価値が・・・軽くなればなるほど、自然は重くなり・・・
手の届かない場所に逃げてしまう・・・。

高い場所が好きなのは、神様に近づきたいから・・・?
天まで届く建物を造ろうとして・・・
羽を背負い羽ばたいて・・・空に向かう夢を見る・・・
知らないモノを知ろうとするのは果てしなく・・・
空も海の向こうも・・・手の届かない場所はいくらでもあるのに・・・
摘まんで捨ててしまう怖さを持っている・・・。

蚕を育てて・・・茶葉を育てて、日本の豊かな産業は築かれて来たけれど・・・
まばらに残る異形の造りの住まいは・・・蚕を効率良く・失敗の少ない育て方から工夫され・・・
田舎町の・・・さらに山奥で、その名残惜しさは感じてられて・・・
造り上げた技術は、惜しみなく日本に広がって行きました・・・。
自然と向き合い、豊かになろうとした住まい造りは・・・
モノ造りの暮らしの中に、残っているような気がします。





コメント
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