ウツウツ記

毎日の生活で感じたことを書いています。

「卒婚」?

2017-09-09 15:44:13 | Weblog
最近「卒婚」という言葉をよく耳にします。
「離婚」ではなくて「卒婚」
定義があってるかどうか不確かですが
婚姻関係は継続しているけれど、実際には別居してお互い自由に生活する・・
みたいなスタイルだと認識しています。

我が家は、この春リフォームをした際に
夫と私の部屋を作りました。
これまでも、なんとなくリビング隣の和室は夫が寝る部屋だし
夫のTVもあるから、夫の部屋、
2階の1部屋は私が寝て、本棚も私の本が多いから私の部屋・・
みたいに曖昧には各自の部屋がありました。
でも、共用のタンスはまた別の部屋にあったり
私の趣味のキルト用品は夫の部屋の押入れにあったりと
とても境目が曖昧でした。
それは現実に、使いづらかったです。
私としては、とにかくキルト関係の物を一つにまとめたいと
ずっと思っていました。
そしてもっと独立した部屋をお互いが持った方がいい、
と思っていました。

現実には、部屋の候補は2つ。
一つはリビング隣の和室・8畳。
もう一つは2階のフローリング・10畳。
私としては、家事を考えると和室の方が便利かなと思っていたのですが
夫がどうしても和室がいい、と主張するので
こちらは夫の部屋にしました。
必然的に私は2階に。
お互いに、そこを自分の城にすべく頑張りました。
PCや本棚、机などこれまで共有していた物も別々に所有することにしました。
新たに買ったり、収納できないものは売ったり。
タンスも二人で使っていましたが、
これも分けました。
今までのタンスは夫が使い
私は部屋の物入れを改造して服を収納することにしました。
結果、自分の部屋で完結することができるようになりました。
例えば、今までは洗濯物はたたんでタンスに収納する、まで私がしていました。
夫の洗濯物も、私の収納先と同じ場所だから
まぁついでにしていたのです。
今は、洗濯物はたたんで夫の部屋に置いて終わり。
収納するのは夫です。
自分の物なんだから、自分で管理してもらいます。
掃除も夫の部屋は夫がすることになりました。
文句を言うかな~と思っていましたが
完全に自分の部屋だという思いがあるせいか
以前よりもずっと綺麗にしています。
前は本も(夫は読書が趣味でよく買ってくるのです)
汚く積んでいたりしましたが、今はきちんと本棚に収めています。

私も一日の大半を自分の部屋で過ごしています。
TVもあるし、電話・インターフォンの子機もあるので
2階でもあまり不便は感じません。
キルトを広げたまま寝ても迷惑をかけることはないし、
自由きままに過ごせて、本当に満足しています。

という毎日で、休日も互いの部屋にいることが多いです。
お互いのスケジュールをオープンにして
二人ですることは二人でする、
一人でしたいことは一人でする、という感じです。
食事の後も、30分くらいリビングでTVを見たりしますが
それ以降はバラバラに過ごしています。
寝る時間もバラバラ。
ついでに起床時間もバラバラです。
一番近い「共同体」でしょうか。
昔の家族のイメージとは違っているでしょうね。
でも、今の私はこれが一番心地いい。
気持ち的には「卒婚」に近いかもしれません。

とはいえ、いつまでも続けられるものでもないとは思っています。
どちらかの体力がなくなれば、もっと互いに近くならないと
暮らしていけないでしょう。
でも、当分は、これで行きたいな。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「卒婚」・・・案外、理想的かも知れないですね・・・ (武人)
2017-09-15 15:26:31
初めまして・・・過去記事にコメントを書きこみをさせて戴いています。
「卒婚」・・・って、そういう言葉もあるのですか

お互いのプライベートの時間を持つようにして、自由にその時間を自分の好きな趣味などに、夫と言えど、妻だと言えど、気兼ねなく、過ごすことが出来る・・・理想的な生活かもしれませんね
しかし、バックナンバーの貴女の記事をつまみ読みさせて戴いたところ、まだ、貴女方、ご夫婦はやっと、ご主人が還暦を迎えられたぐらいで?
貴女はまだ、還暦前ですよね・・・

私は少し、貴女方より人生の先輩になりますが、この貴女方ご夫婦の、お互いに自分に与えられた自由な時間を考えると、羨ましいですね。
もちろん、まだ、私は定年後も週に3日ほど務めているので、公休日や、週末の休みの日の、ホントに自分だけの時間は、4~5時間ぐらいですね。
後は、家内と、ほとんど、一緒にいる時間ですね。
今、勤務中の休憩時間を利用してのコメントですので、また、お邪魔させて戴きます…お邪魔しました。
返信する
ありがとうございます。 (くんくん。)
2017-09-19 17:02:06
武人さん、コメントありがとうございます。

夫は63歳。フルタイムで働いています。私は還暦にはまだちょっと時間があります。
夫は企業戦士でした。私は見知らぬ土地でワンオペ育児をしてきました。
正直なところ、主婦である私にも「定年」が欲しいのです。
夫が大変だったように、私も大変でした。
今となっては失敗だったと思いますが、残業・休日出勤があたり前で疲労困憊している夫を家事育児に巻き込むことができず、一人で抱え込んで生活してきました。
やっと一息つけるかな、と先が見えてきた今、まだ体も心も元気な間に自由になりたいのです。
別れるのではない。お互い共同体として助け合うけれど、しばしの間、自由を味わいましょう、と。
お互いが健康であることが前提ですから、期間限定の生活であることは重々承知しています。
でも、だからこそ、二人で楽しく暮らしたい!
そう考えての今の生活です。

拙いブログです。これからもよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
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